• 2011年3月31日

    その2。信じられない位のバカが原子力安全委員会の委員長をしてたと言う話。

     バッテリーは8時間使用可能で、シミュレーションと違いはあるが、起きた事象の順序はほぼ同じ。また、計算を当てはめれば、福島第一原発の格納容器はすでに健全性を失っている可能性がある。

     GEの関連会社で沸騰水型の維持管理に長年携わってきた原子力コンサルタントの佐藤暁さんは「このシミュレーションは現時点でも十分に有効だ。ただ電力会社でこうした過去の知見が受け継がれているかどうかはわからない」と話す。

     一方、日本では全電源が失われる想定自体、軽視されてきた。

     原子力安全委員会は90年、原発の安全設計審査指針を決定した際、「長期間にわたる全交流動力電源喪失は、送電線の復旧又(また)は非常用交流電源設備
    の修復が期待できるので考慮する必要はない」とする考え方を示した。だが現実には、送電線も非常用のディーゼル発電機も地震や津波で使えなくなった。

     原子力安全研究協会の松浦祥次郎理事長(元原子力安全委員長)は「何もかもがダメになるといった状況は考えなくてもいいという暗黙の了解があった。隕石(いんせき)の直撃など、何でもかんでも対応できるかと言ったら、それは無理だ」と話す。(松尾一郎、小宮山亮磨)

    これは信じられない話です。
    電源が全部失われる事は想定していないという事で,何でもかんでも対応は出来ない。
    その例が隕石落下というとんでもない想定と同列に語られたます。
    ゲタはこんな言葉は使いたくないのですが,今回は頭に来ました。
    この松浦という大バカ者が元の原子力安全委員会の委員長だったと言う恐ろしい事実。
    何でこんなバカにこんな大事な仕事をまかせているんだと怒りを感じます。
    この後に及んでこんな発言を堂々とする位、日本の原子力発電関係者はずれてるのです。
    恐ろしい事です。

  • 2011年3月31日

    アサヒ.comからの転載。原発の全停電の想定。

    原発の全電源喪失、米は30年前に想定 安全規制に活用(1/2ページ)

    2011年3月31日16時39分

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     東京電力福島第一原子力発電所と同型の原子炉について、米研究機関が1981~82年、全ての電源が失われた場合のシミュレーションを実施、報告書を米
    原子力規制委員会(NRC)に提出していたことがわかった。計算で得られた燃料の露出、水素の発生、燃料の溶融などのシナリオは今回の事故の経過とよく似
    ている。NRCはこれを安全規制に活用したが、日本は送電線などが早期に復旧するなどとして想定しなかった。

     このシミュレーションは、ブラウンズフェリー原発1号機をモデルに、米オークリッジ国立研究所が実施した。出力約110万キロワットで、福島第一原発1~5号機と同じ米ゼネラル・エレクトリック(GE)の沸騰水型「マークI」炉だ。

     今回の福島第一原発と同様、「外部からの交流電源と非常用ディーゼル発電機が喪失し、非常用バッテリーが作動する」ことを前提とし、バッテリーの持ち時間、緊急時の冷却系統の稼働状況などいくつかの場合に分けて計算した。

     バッテリーが4時間使用可能な場合は、停電開始後5時間で「燃料が露出」、5時間半後に「燃料は485度に達し、水素も発生」、6時間後に「燃料の溶融(メルトダウン)開始」、7時間後に「圧力容器下部が損傷」、8時間半後に「格納容器損傷」という結果が出た。

     6時間使用可能とした同研究所の別の計算では、8時間後に「燃料が露出」、10時間後に「メルトダウン開始」、13時間半後に「格納容器損傷」だった。

     一方、福島第一では、地震発生時に外部電源からの電力供給が失われ、非常用のディーゼル発電機に切り替わったが、津波により約1時間後に発電機が止まり、電源は非常用の直流バッテリーだけに。この時点からシミュレーションの条件とほぼ同じ状態になった。

  • 2011年3月28日

    広瀬隆さんの講演会について。

    再度広瀬さんの講演会についての補足です。
    これも一つの見方ですという事です。
    確かに広瀬さんは徹底して意見を無視されて来たと言う怨念のようなものは感じます。
    専門家の特色として自分の説が正しいと主張しなければなりませんから大なり小なりの誇張とか,根拠の怪しい事は当たり前です。
    ここが難しいところではあります。
    私たちは専門家ではありませんので何が真実かは判断は出来ません。
    例えばマグニチュードについてですが,最初は7.9、それから8.4 8.8 9.0と変わってるの事実です。
    過去にも後で修正はあるみたいです。
    でも四回も変更となるとやはり疑いたくなります。
    新聞ではアメリカの機関も8.9と9.1とかの数値もでてますが,アメリカが信用出来ないのは今や常識です。
    原子力政策についての日本政府の対応の奥にアメリカが居るのは間違いないと思われます。
    只言える事は,放射能に関しては後から言われても取り返しはつきません。
    最悪の想定で動くのもやむを得ない事ではあります。
    特に小さい子供と妊婦さん。

  • 2011年3月28日

    是非見て下さい。広瀬隆講演会。

    一番共感出来るのは広瀬隆さんです。
    3月26日の講演会の映像です。
    http://www.youtube.com/watch?v=a3FgZoPdfTw
    これは以前にプレムが書いてくれたchorochannelさんのぺーじです。
    スペルは間違ってるかもしれません。
    見ると絶望的になるかも分かりません。
    気の弱い人は見ない方がいいかもしれません。
    げたは一晩中放射能が迫って来て,逃げながら最後には呼吸困難で死にそうになった所で目が覚め,また寝たら同じような夢で参りました。
    現状は悲観的ではあります。
    政府とか東電はっ徹底的に嘘をつくつもりみたいです。
    一番気の毒なのは福島及びその周辺の方々です。
    本当の情報が分からないので強い放射能を浴び続けています。
    一人でも多くの人にこの映像を見てもらいたいと思います。
    私たちが享受している便利な社会が,このような恐ろしいマイナス面を持っていたのです。
    これでもまだ便利な生活を求め続けますか。
    多分多くの人は変わらないんだろうなと絶望的な自分と闘ってます。
    福島原発が無事に収束する事を強く祈ります。
    同時に浜岡原発を始め日本中の原発が一日でも早く取りあえず止まるようにしなくてはなりません。

  • 2011年3月28日

    原発の現状について。

    原発の情報が少なくなって来てます。
    新聞とかテレビでしか判断しない人達は状況は安定化して来ていると思ってるようですが,実際はどんどん悪化して来てるのです。
    武田さんのブログをしばらく転載してきましたが,私は彼を支持してるわけではありません。
    というより内容の中には疑問点が一杯あります。
    それをふまえてなおかつ参考になる部分もあり,分かりやすいかなと思い転載してます。

  • 2011年3月27日

    最後の測定値。

    午前、3回測定、0.07 0.08 0.16 場所を変えて3回測定してみました。
    午後、0.08
    あまり変化が無いので変化があるまでは測定値の発表は止めます。
    大きく変化したら載せます。
    武田さんのブログから。

    原発 緊急情報(35) 春休みの終わり 判断-2

    春休みの終わりにどう判断すべきすべきかという参考にしていただくために、緊急情報34で、簡単な計算を紹介いたしました。

    その後多くの方からご質問を受けたので、一部、ご返事申し上げます

    ・・・・・・・・・

    福島県の海岸線、及び茨城県の北部の海岸線まで、政府から発表される放射線の値が少し低くても、お子さんのいる家庭は避難したほうがいいとわたくしは考えています。

    実は、次の図を見ていただくとわかります。

    Bdcam_20110327_175259535

    この図は3月23日に原子力安全委員会から発表された図ですが、原発から漏れて出るのは「光のように四方八方に行く放射線」ではなく、ホワッと上空に上がって風で飛んでいく放射性物質(粒子)です。

    この図ですと、北北西と南に放射性ヨウ素が飛んでいます.

    そしてその濃度は、1歳児の甲状腺の場合、いわき市や伊達市で100マイクロ シーベルトの及んでいて、発表される放射線量の50倍にもあたります。

    この測定は事実ですから。もしこの地域に1才から5才程度のお子さんを持ちの人は、甲状腺が異常をきたす可能性が高いので、赤ちゃんのことを考えれば、是非とも移動してもらいたいとわたくしは思っています。

    その点でぎりぎりの境界を決めるのが大変に難しいのです。

    おもに風向きによりますが、風向きが少し変わりますと、汚染の領域が変化すると思われるからです。

    ・・・・・・

    第2番目はテレビでも報道しているように福島原発のところにある「放射能が極めて高い水」のことです。

    このことについて、原子力保安院等は「びっくりした。どこから来たかを調査する」と言ってますけども、予測できることで、すでにわたくしのブログでは、織り込み済みで計算方法を書いています。

    1週間程前から原子炉には継続的に水が注入されました。その一部は空気中に水蒸気となって飛散し、それが継続的な空間の汚染源になっています。

    原子炉建屋の床にたまった水は、原子炉、格納容器、貯蔵プール等を通って下に落ちていますから、相当濃い放射性物質を含むと考えられます。

    テレビでは、通常の原発中の水の1000万倍と言っていましたが、それぐらいは当然考えられます。特にびっくりする値ではありません。

    わたくしは「原子炉が沈静化したので、福島原発から漏れる放射線は今後は2倍程度の範囲に収まるだろう」と言っているのがこのことです。

    ただ少し気がかりなのが2号機の下で測定した水の中に含まれている放射性物質の一部が核分裂が継続した場合に存在するものを含むからです。

    これが、地震前のものなのか停止後のものなのかが問題ですので、今後も注意していきたいと思います。

    いずれにしても、現在、原発にちかいところで放射線があまり減らないのは、半減期で減る分だけ新たに福島原発から流れてくるからです。

    これがどのくらいで収まるかということですが、現在の状態ですと4月中旬ぐらいには収まるというふうに考えています。

    そうすると、その後は10分の1まで減少しますから、先ほどの計算でおおよその被ばく量が計算できるということになります。

    ・・・・・・・・・

    福島県沖の海も汚染されていますが、これも当然のことです。保安院は「測定したら汚染がわかった」と言っていますが、福島原発から空に上がった放射性物質は西方に流されて太平洋に行っているわけですから、当然その下の海は汚れます。

    また、冷却のために海水を大量に原子炉建屋内に入れたわけですから、その水が海に戻れば、これも当然放射性物質を伴います。

    また保安院はどういう根拠があるかわかりませんが、「汚染された海から取れた魚も大丈夫だ」と言っています。そんなことは現在の段階でわかる人は1人もいないと思ます。

    放射性物質で汚染された海で取れる魚は、原則として汚染されています。汚染されている魚を食べていいかどうかはその魚の放射性物質の濃度によりますから、その値がない内に安全だということは、なんと言うことでしょう.

    ・・・・・・

    また、同じように福島県の作付けの問題で「土壌が汚染されているかどうかを調べる」というテレビを報道がありましたが、土壌はもちろん汚染されています。

    空間に放射性物質がなければ、放射線は観測されませんから、福島で放射線が観測されるということは、すでに空気中に放射性物質が存在するということになります。

    放射性物質が存在すれば、それをが地面に落ちますから、土壌が汚染されます。すでに間違えなく福島県の土壌は汚染されています。

    どんなに怖い事実でも事実を真正面から見る勇気がこのようなときには大切です

    ・・・・・・・・・

    毎日家にいたり、ペットボトルの水を使ったり、大変な毎日が続いていると思いますが、放射線量は最初の1ヶ月が高いのでここを何とか凌いでもらいたいとわたくしは希望しています。

    マスクや浄水器、室内の空気清浄機等は効果が万全ではありませんが、若干の意味はありますので使ってください。また布団や洗濯物をできるだけ外に起こさないことも大切です。

    放射性物質はいろいろな形(細かい粒子など)をしていますし、水で溶けるものや、溶けないものもあるし、拭いたら取れるものや、取れないものがありますが、ここ1ヶ月だけは少し我慢をして、できるだけあれもこれもやっておいた方がよいと思います.

    ・・・・・・・・・

    避難も長期になってお仕事も始まったり、新学期が始まったりする人はとても迷うことではないかと思ます。

    放射線は浴びた影響は「累積(合計)」が問題ですから、1週間か2週間だけやや高い放射線のところにいても、その後、低いところに移れば回復するという傾向もあります。

    現実の生活の中でできる事とできないことがありますが、何とか工夫していただければと思います。

    その点では原子力安全委員会が継続的にSPEEDIを使って現実に風の向きで変わる放射性物質の状態を公開してくれることを強く望んでいます。

    (平成23年3月27日 午後6時 執筆)

  • 2011年3月26日

    今日の数値。

    午前午後共に0.10.

  • 2011年3月25日

    武田邦彦さんのブログから。お風呂にはいっても大丈夫ですか。

    原発 緊急情報(28) 被曝を少なくする方法(その1)

    空気からの汚染に始まった福島原発の被曝は、野菜、水、さらにこれからは、土、海等からの被爆が関係してきます。

    かなり複雑になってきましたので、多くの人が戸惑っておられるようです。そこでここでは、これらのことを一気に理解することを目的にして、かつできるだけやさしく説明をしたいと思います。

    ・・・第一 どのぐらいまで大丈夫か?・・・

    放射線に対する規制値を、わたくしは放射線障害防止の法律に基づいて言っていますし、テレビではレントゲンなどを参考にして安全だと表現をしています。また極端な場合には「放射線を浴びる方がいい」のだという専門家までいます。

    国際放射線防護委員会、これは国際的に放射線に対する防護の基準を決める委員会で日本もこの勧告に従っています。

    個人的な意見は別にして、頭の中を整理するために、国際放射線防護委員会の数値と考え方を示します。

    まず、放射線の被曝では低い線量から死亡者が出ます。問題はその死亡者の比率をどのくらいだったら危ないかとすることなのです。国際的には放射線に被爆することによって、「1000人に1人」ぐらい死亡者が増える状態を「危ない状態」とすることになっています。

    だから1万人に1人ぐらいの死亡者になる放射線なら、認められています。しかし、「100人に1人」となると相当なものですから、これは「我慢ができないほど危険」と考えられています。

    国際的に認められている具体的なデータを説明します。

    「年齢別死亡率」というデータを30才から10才毎に記録して整理されています。

    40才の人を取りますと、1ミリシーベルトの時に4人が死亡する条件では、5ミリシーベルトで22人、10ミリシーベルトで、37ミリシーベルトで190人というのが基準となるデータです。

    つまり放射線というものは、1ミリシーベルトとだから安全とか10ミリシーベルトだから安全というのではなく、「被曝する量が増えるにと死亡する人が増える」ということです。

    もちろん死亡するまでには病気にかかるので、病気(脱毛、不妊、白内障、甲状腺ガン、白血病)にかかるという点では死亡数よりも多くなります。

    よくテレビで「100ミリシーベルトまでは大丈夫」と言ってますが、そういう表現は被曝の場合には間違っています。個人的な見解としてはありえますが、このような非常時に個人的な見解を述べるというのは不適切です。

    そこで、国際的には被曝することによって1000人に1人が死亡するところを基準にしようということになりました。その他に自然に浴びる放射線がありますし、その他の条件があり非常に専門的に詳しく検討されています。

    もちろん世界的な研究ですから、広島長崎の被曝、これまでの様々な経験、さらには自然に受ける放射線との加算などすべて考慮してあります。

    その結果、被曝量をはかり、健康診断を受ける事ができるような職長的な被曝の場合には、一年に20ミリシーベルトが限度で、被曝量もはかれず健康診断も受けない一般人の場合、 1年に1ミリシーベルトです。

    もし、福島原発の放射線が1ヶ月で終わったとしても、一般人では1時間に1.4マイクロシーベルト、幼児や妊婦では1時間に0.5シーベルト程度になります。

    そこで、私は、「福島市はすでに危ない」、「周辺で3マイクロシーベルトは注意」、「東京は少し余裕がある」と言っているのです.

    ・・・・・・・・・

    大人ですからご自分で判断するのが基本ですが、1時間に10マイクロシーベル等程度の被曝が続いている福島市が「国際的な勧告と放射線障害防止の法律を無視して」独自に安全だと決めるのは非常に危ないことです。

    少し長くなりましたので、野菜や水も含めてどのようになるかということをできるだけ早く次の情報に書きたいと思います。

    (平成23年3月25日 午後8時 執筆)

    武田邦彦

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    (C) 2007 武田邦彦 (中部大学) 引用はご自由にどうぞ

  • 2011年3月25日

    今日の大鹿村の放射能測定値。

    午前0.13。
    午後0.15。
    ちょっと高めです。
    今回の原発の事故が実質レベル6になりました。
    これは放射性物質の放出量の総量を表すそうです。
    依然放出は止んでいません。
    今後格納容器内の圧力弁を、水を通さず放出するドライ放出がおこなわれる可能性が大きくなって来ており,これがおこなわれば又数値が大幅に上がります。
    容器の圧力は普通は水を通して抜くそうです。
    水を通すとヨーソとかセシユームは100分の一になるそうです。
    この圧力を抜く時は100メーター近い高さの煙突から放出されるそうです。
    飯館村が極端に汚染されてるのはこのせいで高く上がったものが風で到達したのでしょう。
    飯館村の汚染量はすでにチェルノブィル能登木の強制移住の基準値の6倍になってるそうです。

  • 2011年3月24日

    同じく武田さんのブログからです。

    原発 緊急情報(27) なぜ、そんなに違うのか?

    (昨日、3月23日になって、メールのご返事が時間的にできなくなりました。申し訳ありません。全数、読んではいます。そこでご質問を中心にブログをすこし詳しくして書きます。)

    今日は、「法律の規制値では厳しい数字が出ているのに、政府やテレビでは大丈夫、大丈夫と言っているのは、どうしてそんなに違うのか」ということを説明したいと思います。

    多くの人がこれに疑問を抱いてどちらが正しいかと心配しているからです。

    ・・・・・・・・

    すでに述べたことですが、単なる計算間違いがあります。

    「20マイクロは大したことない。1回のレントゲンが600マイクロだから」

    といった東大教授はかけ算ができずに間違っただけです。

    20マイクロは1時間あたりですから30時間で1回分のレントゲンにあたります。

    もし20マイクロでも大丈夫と言っていると福島市に住んでいる幼児は1ヶ月に24回のレントゲンを受けることになります。

    このような計算間違いは人の命に関することですから、この際、テレビは責任を持って一度修正をしておいたほうがいいと思います。

    ・・・・・・・・・

    「54000ベクレルのホウレンソウは大丈夫だ。規制値の3000ベクレルは毎日、1年間、食べ続けた時の値だから」

    と言った広島の放射線の専門家も割り算ができなかっただけで訂正が必要です. 54000のホウレンソウは水洗いした後の茨城産のホウレンソウです

    .

    54000を3000で割ります. そうすると18になります。つまり規制値の18倍です. 365日を18で割ると20日になります。毎日、ホウレンソウを食べると20日で規制値を超えます

    .

    毎日でなくても、1ヶ月に20回食べると1年分の規制値を超えることになります。

    ・・・・・・・・・

    「ヨウ素の半減期は8日だから、すぐなくなる」

    と言う人が多いのですが、規制値はもちろん半減期を考慮しています。専門家が議論して決めている数字ですから、半減期は大切な数字で、それを入れているのは当たり前です

    .

    特に、現在のように継続的に原発から放射線物質がでている時には、半減期はほぼ関係がありません。(つぎから次と新しいヨウ素が降っているから)

    ・・・・・・・・・さて、準備を終えて・・・・・・

    一般人が1年に浴びてもいい放射線の量は、1ミリシーベルトと決まっています。これに対して、テレビの専門家は100ミリシーベルトまで大丈夫だと言っています。

    この100倍の差は何でしょうか。

    まず第1に国際的な取り決めです。例えば食品ですと日本だけが特別な規制をしていると輸出ができません。日本の食品を絶対に輸出しないと決めれば、日本だ
    けの規制ができますが、それは無理なのです。食品以外でも日本だけが規制が緩いと外国人旅行客や外国企業の進出も難しくなります.

    そこで今まで放射線についてはICRP(国際放射線防護委員会)、食品についてはWHO(世界保健機構)の規制を使っていました。この震災で規制要求に高くすることになりましたが、そうすると外国は日本産の食品の輸入を禁止すると思います。

    2番目の理由は、放射線をあびる原因を一つだけに限定するとテレビで言っているように100ミリシーベルトぐらいでも安全ですが、その人はレントゲンを受
    けたり、今度の事故のように、空気からの被曝、水からの被曝、ホウレンソウからの被曝、牛乳からの被曝などいろいろなところから放射線を受けます。

    これだけなら5種類ですが、例えば10種類の被曝原因があると100を10で割って規制値は10ミリシーベルトになります。

    さらに人間にはいろいろな人がいて、赤ちゃんや妊婦、それに放射線に感度の高い人がいます。赤ちゃんは3倍ぐらい感度が高いので、10を3で割って、3mm シーベルトぐらいになります。

    わたくしの知っている限りでは、日本の規制値の議論では3ミリシーベルトぐらいが良いということもありましたが、国際基準が1ミリシーベルトなので、1990年の国際勧告に従って1ミリシーベルトになっています。

    ただ日本国内だけの法律ではこれの5倍から6倍ぐらいになっていますが、いずれにしても1年で5ミリシーベルトぐらいより大きな数字は非現実的です

    .

    そもそも、この値のもとになっている「電離放射線障害防止規則」は昭和47年に制定されて平成23年の1月14日に改正されるまで、長い間の議論を経てますから、それが突然おかしな数字だというのも奇妙なことなのです。

    ・・・・・・・・・

    推定ですが、テレビに出た専門家は悪意はなかったと思いますが、規制値をそのまま言うと福島市の人が怯えてしまうのではないかとか、疎開する先がないとか、水が飲めなくなるとどうするかとか、ほうれん草の代わり何を食べるかということを心配されたのではないかと思います。

    これは考え方の問題ですが、私はそのようなことは専門家が発言すべきことではなく、専門家をあくまでも自分の専門に沿って正しいことをいうべきだと思います。

    また、「安全である」というのが風評を煽ることなのか、規制値をそのまま言うのが煽るのかは簡単ではありません。

    わたくしが風評の専門家に説明を受けた時には、「風評とは正しい情報が伝わらない時に起こる」と教えていただきました。

    煽るか煽らないかというのは専門家が考えることではなく、専門家は事実を述べるだけで、あとは行政とか政治がそれをどうするかを決めるべきだとわたくしは考えています。

    ・・・・・・・・・

    数字が大きく違う第三番目の原因は、今回の事故はどのくらい長く続くかという見方にあります。

    1週間で終わるというならば、1年間に1ミリシーベルトという基準値は厳しいでしょう。

    1ヶ月で終わるというならば規制値を12倍ぐらいはできます(12ミリシーベルトまでOK)。

    さらに原発から出る放射性物質の大物は半減期が30年ぐらいありますから1年以上影響があるとするならば、最初から1年ぐらいの規制値を考えておかなければならないということになります。

    これが「直ちに健康には影響がない。」という言葉になって繰り返し言われるようになりました。

    確かに福島原発が爆発してから2、3日の時点では、すぐ収束すると考える人と、少し長引くと思っている人がいたと思います。

    わたくしのスタンスは、すぐ終わっても長引いても、一応は安全サイドで考えておいて、すぐ終われば「それでよかったな」と思うというのがわたくしの考え方でした。

    なにしろ、相手が放射線ですから、このような見方をするのが今までの規制の考え方でもありました。

    ・・・・・・・・・

    極端に心配する必要はありませんが、一度浴びた放射線は体の免疫力以外に回復するのは難しいので、できるだけ注意して生活をするという必要があると思います。

    従って、すでに言っていますけれども、福島市の人は危険ですが、東京の人はまだ余裕があるというのが現状ですから、それを全体的に頭に入れて行動されるのが良いと思います。

    (また時間を見てブログを書くことにします。また十分にチェックする時間がなく、誤字脱字が多く皆さんにご迷惑をおかけしています。どうぞご容赦ください。)

    (平成23年3月24日 9時 執筆)

    武田邦彦

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