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バックフォーの運転ミスで死にそうになりました。
いやー、怖かった。
坂の角度が急に変わっていて、思い根っこを運んでいたのですが、いきなり半分ぐらい傾いてしまいました。
あのままだと思い重機が後ろから落ちてくる形ですから、非常に危なかったのです。
バックフォーも壊れなかったのですが、がたが来ました。
やたら揺れるようになったのは、どこかおかしくなってるものと思われます。
バックフォーの運転はこわいんですよ。
いまは、娘たちが家を建てる予定の山の整地をやってます。
げたはまだ足が痛いので建築はできません。
機械の操作なら何とかなります。 -
馬小屋の残り半分の棟が上がりました。2週間かかった整地が終わりました。
整地がようやく終わりました。
連日のバックフォーの運転で疲れ切りました。
おかげで馬小屋の前に立派な平地の牧草地ができました。
馬小屋は棟が上がりました。
やっとめどが立ったということです。 -
ふりだし塾の農業。
多品種栽培。
約100種類の農産物を栽培してます。
農薬、化学肥料、除草剤を使用してません。
EM菌、ナマステ菌をボカシ肥として使ってます。
アートテン農法もやってます。
ふりだし塾では30年以上農薬も、化学肥料も、除草剤も使わない農法で農産物を生産しています。
有機無農薬で農業をスタートした場合、5-10年で問題が出ます。
これを乗越さないとこの農法はうまくできません。
反対に言うと、5-10年は何とかごまかしてやっていけるということです。
その壁を超すためには何らかの対策をしなければなりません。
ふりだしでは20年以上EM菌を使っています。
この農法はうまくいくまでは多少時間はかかります。
また、発酵が少し難しいです。
ボカシ肥をうまく作るのがまた、ちょっと難しいのです。
これさえうまくできれば、あとは継続して使っていくだけです。
EM菌と並行して気を使っているのが、輪作です。
同じ作物を同じ場所で長く作ったり、続けて作ると問題が出てきます。
それと同時に葉物とか、ばかり作り続けても問題は出てきます。
ふりだしでは基本毎年ほぼ90パーセントの作物を移動させます。
また、マメ科、イネ科、夏野菜、などは別の種類でも同じところには作りません。
大豆と小豆は同じところで作ったりもします。
麦と、雑穀を必ず輪作に入れます。
平均して3年か4年に一度は雑穀類が回ってきます。ふりだしの農業では、多少収量が上がっても、仕事の時間が増えるやり方はあまり取り入れません。
出来るだけシンプルな栽培を心がけています。
また、地温を上げるためと、草対策のためにマルチを多用します。
今のところ、マルチなしでは草に負けてしまいます。
寒いところなので地温を上げるためにはマルチは使わざるを得ません。
ふりだし塾の農場は、高度1500メートルが主力です。
他に1300メーター、850メーターの所に畑はあります。
田んぼは、いちぶで起こさない、自然農風の栽培をしてます。
1枚の田んぼで手で田植えをして、手で稲を刈ります。
他の田んぼは機械で田植えをして、機械で稲刈りをします。
水は3-5日に1回ぐらいしか見に行きません。
草は田車除草機を2回ぐらいかけ、1回は手で取ります。
刈った稲ははざ掛けで乾燥させます。
脱穀は機械の脱穀機です。
足踏み脱穀機は雑穀類で使います。
同じものでもいろんな品種を作ってます。
例えば、稲は、アキタコマチ、モチヒカリ、古代米、イセヒカリ、ハッピーヒル。
麦は硬質麦、裸麦、ライムギ、オーツ麦。
種類が多いのが特色です。
販売は90パーセントが直売です。
自分で産地直送でやっていきたい人には向いています。
単品でやる人には向いていません。
もっとも無農薬で単品はあり得ないでしょうけど。
農業で稼ぎたい、プロ農家指向には向いてないでしょう。
特色を理解して応募してください。 -
私たち大鹿ふりだし塾の目指すもの。
ふりだし塾で教える自給自足は自分たちだけで自給自足で生きていくというものではありません。
自給自足こそ今の世界の抱える問題に対する、私たちの模索する解決策なのです。
まず、小さな地域コミューンを作り、その中で自給自足を高めていく、それを村に広げていき、大鹿村を自給自足の村にしたいと思っています。
この大鹿村から日本を変えていく新しい流れを作っていきたいのです。
お金や物に縛られない生活。
自分と同じくらい同じコミュニティーを大事にする。
平和な生活。
小さな幸せで十分満足する。
自給自足の村。
世界の崩壊には間に合わない可能性のほうが大きいのですが、それでも何もしないわけにはいかないのです。
まず、自分の周りから少しづつ変えていき、それが大きな流れになっていけばと思っています。
大きなことをするわけではありません。
自分の周りの小さなコミュニティーを何とか構築していく。
あとはほかの人たちがやっていくでしょう。
みんながそれぞれ自分の周りに小さなコミュニティーを作っていく。
その小さなコミュニティー同士が争わず、お互いを認め合いながら共存していけばいいのです。
その第一歩をここから始めたいと思っています。 -
私たちに必要なのは文化であって文明ではない。
さて、文明はその始まりから問題がありました。
人が集まるとろくなことがないのです。
これは生物学的には常識であります。
一つの種が一定の地域で増えすぎると、環境を破壊してその種が減ります。
たとえば、シカが増えすぎるとシカのエサがなくなってしまいます。
それで増えすぎたシカは減ります。
このようにして生物連鎖は続いていくのです。
人類も一か所に集中して住むべきではないのです。ここで自給自足が登場します。
田舎で自分たちが必要なものは自分たちで作る。
自分たちにないものはできるだけほしがらない。
どうしても必要なもので、そこで作れないものだけよそから手に入れる。
そのよそから手に入れるもののために、自分たちが必要なものより少し多く作り、それでよそからのものと交換する。
必要最小限以上は作らない。
余分に作るところから、すべての問題は発生します。
時間が余ったら、その時間を自分の好きなことに使えばいいのです。
働かずに食べる人間がたくさんいない社会では、余分に作る必要はなくなります。
自給自足の社会では文明は起こりえません。
自給自足のあるのは文化だけです。
皆さん文明と、文化をごちゃごちゃに考えてる人も多いと思いますが、文明が進むと文化は退化するのです。
もっとも文化には進歩も退化もないんですが。
文化にあるのは違いだけです。
それぞれの地域で違う文化があるべきです。
文化の統一には断固として拒否するべきです。
文化の統一こそ、支配と被支配の始まりです。
自らの文化を放棄した地域は崩壊します。
文化は同じものを継続していく必要はありません。
なくなるものはなくなりまた新しい地域文化を創出していけばいいのです。
当然国家は必要でありません。
政府も必要ではありません。地域が小さくなればなるほど、よりたくさんの文化が生まれます。
小さな地域同士ではもめても大事にはなりません。
今の狂ったシステムから一人でも多くの人が降りていくことが、今の問題の状況の解決になると信じてます。今の便利な生活から抜け出るのが難しいのはわかりますが、もう船は沈み始めているのです。
早く船から降りるべきです。
いろんな理由をつけて田舎に行くのを遅らせてる皆さん。
その理由には根拠はありません。
わかってるけど、やれない自分たちへの言い訳に過ぎないからなのです。
誰も言い訳とは認めないでしょうが、事実は事実です。
船が沈み始めてるのに、下りない理由にしがみつき、結局船にしがみついてるのです。
しがみついてると一緒に沈んでいきますよ。
現在田舎では大量の空き家が貸すか、壊されようとしてます。
使っていない空き家は固定資産税が3倍になるからです。
この機会に田舎に移動しないと、その後はその反動で空き家がなくなってしまいます。
空き家を壊すのにも補助金が出ます。
どんどん壊されていきますよ。
全国の空き家は300万軒です。
300万分の一ですよ。
ほどほどの所でいいんですよ。
みんなほどほどの所に住んでいるのです。
60点主義のほうがうまくいきますよ。
100点とか90点主義の方は、ほとんど転んでしまいます。
60点の場合は40点のマイナスは織り込み済みです。
少々ではこたえません。
90店では余裕は10点しかないんですよ。
完璧主義の100店では1点の余裕もないんです.
こけるの決まってるでしょ。
50点主義でもいいくらいなんですが、少しはいいほうが上のほうが良いので60点なんです。
60点主義で生きると人生楽ですよ。 -
なぜ私たち人類は危機的な状況に陥ってるのでしょう。
現在を分析する場合は、まず過去を分析しなければなりません。
現在の状況の根っこはどこにあるのでしょうか。
最初の文明が始まったのはメソポタミアということになってます。
それ以前はそれほど大きな問題は起こっていないようです。
さてこの最初の文明はどうなったのでしょうか。
なんと、農業とエネルギー(木材の伐採」により、環境を破壊して、人口の維持ができなくなって崩壊してます。
つまり、人類は初めての文明から失敗してるのです。
当時は環境破壊は地球的には部分的なものなので、一地方の問題で済みました。
その後この文明の人々はいろんなところに移住していきました。
そして、たぶん、世界中の文明で同じ問題が発生して、同じように崩壊していき、現在に至ってるわけです。
そもそも文明化が問題みたいです。
それでは、それまでの狩猟と採食からどのようにして変化していったのでしょう。
文明とは生産しない人間が食べていけるようになったということです。
食べるものを手に入れるのにメイいっぱい時間を取られてる間は文明は起こりません。
農業によって安定的に農産物が手に入り、動物の家畜化により安定的に肉と父が手に入るようになって、初めて文明化は起こるのです。
安定的な生産で余剰の穀類は保存されます。
保存していると取りに来る人が現れるので、農民は武装します。
益々、生産が増えると、今度は専門的に武装して生産は行わない人たちが出てきます、
当然武装化した人たちが権力を握ります。
この権力を握るために必要な能力は、放牧から得たものです。
動物たちを管理する技術は、人間を管理する技術と同じです。
つまり力と食で管理するのです。
当然、最初の権力者は多分遊牧民でしょう。この最初に文明の権力者は、文明の終わりとともに滅びたわけではありません。
この人たちがこの、権力の技術とともに世界に散らばったのです。
この人たちが移動していった先では新しい文明が起こり、当然また滅びていったのです。
そして滅びの文明が世界中にまき散らされました。
現在この文明が世界を征服してしまってます。
世界中を同じような状況にしていってますから、当然この文明は滅びます。
問題は今回は世界規模なので、今回の文明が滅びるということは、世界が滅びるということです。
それなら、私たちは縄文時代に帰らなくてはならないのでしょうか。
このままでは好むと好まないにかかわらず、人類は縄文時代に逆戻りしてしまいます。
その世界の文明の中で唯一環境を壊さず、文明を成り立たせた国があります。
それが日本なのです。
江戸時代の江戸は世界最大の人口の都でしたが、この環境破壊を起こしていません。
もちろん決定的な環境破壊ですよ。
たとえば田圃を作るのには開墾しなければなりません。
開墾とは別の見方をすると環境破壊でもあります。とりあえず、余裕のあるうちに江戸時代ぐらいまでかえって、そこから新しい、環境破壊のない、新しい快適な文明を目指すべきなのです。
縄文時代は理想ではありますが、私たちにはいきなりそこまで帰るのは無理でしょう。
この最初の文明にはいろんな問題があります。
おそらく嘘をつくのもここから始まったものと思われます。
文明とは欲の結晶でもあるわけです。
この欲の克服なしに新しい文明は成り立ちません。
欲の克服なしでは同じことがまた起こるだけです。
さてみなさん、江戸時代に帰れますかね。
選択は三択です。
江戸時代か、
縄文か、
人類が滅びるか。
残念ですがほかの選択肢はありません。
現在の状況は、爆発時間は未定ですが、必ずいつかは爆発する時限爆弾の上で生活してるという状況です。
そして、世界中の人が爆発は100年先とか、1万年先だと思ってます。
さて何年もつか、
誰にもわかりません。 -
馬小屋建築、次々不備が見つかる。
一つは設計ミス。
と言っても頭の中で考え、現場で指示してるだけですが。
なんと恐ろしいことに、屋根の接続がうまくできないということになりました。
今回の馬小屋は設計変更が続き、なおかつげたは現場にはいません。
げたは重機で大幅に地形を変えていってます。
高々20台近くの駐車場を作るのにもう6日間も重機で土を運んでいます。
駐車場兼牧草地です。
げたが現場にいないので、不具合の発見が遅れてしまいます。
すぐ横にいるのですが、重機の運転は慣れてないものにはすごい緊張する仕事なのです。
前進と後進はハンドルを前に倒すか後ろに引くかです、疲れてきたら間違います。
崖のぎりぎりまで行って、そこから土を落としているので、逆向きに動くと下手をすると転落です。
転落はほぼ間違いなく死です。
何しろ下まで最低10メーター、深いところは20メーター。
落ち始めると途中では止まらない可能性大です。
一日に何回も間違います。
即気が付くので今のところ無事ですが、怖いんですよ、畑でのトラクターでも毎年同じミスをします、機械の操作が特に向いてるわけではないのです、何でもやらなければならないのです。
重機の運転に余裕がないので、建築のほうに目が向かないのです。
やり直しが嫌いなのでほかのやり方を考えます。 -
新時代の食と農業へのいざない。その2
目次の中から面白そうなのを抜粋してみます。
1きゅうり栽培者10アール当たり推定一千万円。10アールは1反です、
2トマトもキュウリも年中栽培できる。愛知県です、暖房はほとんどなしです。
3オランダが神谷氏の技術を導入。他にもカンボジアをはじめアジア各国で導入が進んでるそうです。
6ハウス栽培冬の暖房がほとんどいらない、それくらい激減する。
8びっくり3万本のきゅうりが1本も枯れない。これは本当にすごいことなんですよ。無農薬農法では10本に1本はだめは結構普通です。
9水をイオン化して植物に吸収させる。
10作物は「水による造形物」農業とは植物に吸収させる水の質を売る職業。
13草が生えない畑にビックリ、
15虫が寄ってこない。
16収量が増えて生命力の強い農産物が栽培できる。
17より楽によりたくさんの創意工夫を楽しむ。
20これからは裕福な農業者が増えていく。
22除草剤がいらないわけは超好熱菌の恩恵にあずかる。
23農薬散布がいらないわけ。
24土壌への消毒剤注入がいらないわけ。
25化成肥料がいらないわけ。
26土づくりこそが命綱、農薬ではなく免疫力で栽培、有機ではなく無機化。
27地温を保ち保湿に優れ、水はけのよい土壌にするカーボン資材。
30プラスの静電気を中和すればいくらでもいいものができる。
31草の種は壊れるが野菜の種は無事。どうして。
32根っこの張りが大事。
35連作障害の従来の認識を正す。何十年でも同じものが栽培できる。
38葉っぱに根を教育させる。
40曇り空植物は活動を鈍らせるが、活発化させる方法は。
42若者が喜んで参入する農業の仕組みの素案。
46、30坪あれば家族5-6人が生活できる。こんな調子です。
いろんなことが今までの農業の常識から外れています。
これだから農業は面白いのです。
農場訪問の結果を楽しみにしていてください。 -
新時代の食と農業へのいざない。
木下伸悦著、1500円、新日本文芸協会。
神谷成章さんの農法の紹介です。
昨日紹介の本は実際のやり方はあまり書いてません。
農法に興味がある方はこちらのほうを進めます。
昨日同時に3冊の本を買ったので、今は2冊目のこの本の途中まで読んでます。
無農薬で、
草取りも楽になり、
品質も収量も上がり、
寒くなっても凍らない、
なおかつ連作障害もない。
こんな夢のような農法です。
2月23日に安城市の神谷農園を訪ねることにしました。
何かわくわくします。
昨日は本を読んだ後に何時間も眠れませんでした。
この農法が書いてることの半分でも、例えば草が生えないと書いてますが、よく読むと生えなくなるにはうまく条件をクリヤーしなければならないそうです。
農業は畑ごとに違うやり方なので、一概に一気に新しいやり方がうまくいくわけではありません。
それでも期待します。
長年草と格闘して、長時間働いで、休みもなくて、その上収入が低い、こんな過酷な無農薬農業から、少しでも楽な農業に変わればいいと思ってます。
若い人に農業を始めてくださいとお願いして、教えていますが、実際問題、農業で食べれるようになるのは並大抵のことではありません。
特に大鹿村のような山奥ではもっと大変なのです。
娘が岡山で農業をやってますが、彼女の場合は近くに道の駅があり、一日でたくさんの農産物が売れます。
楽しそうにやってます。
直売で売れればそれが一番いいのですが、大鹿村には人は来ません。
最近は観光客も本当に来なくなったそうです。
街のお客に産地直送しかないのですが、悲しいかな、扱う量が少なくて、大手の運送屋さんで安く契約してくれません。
それでも何とかしないと食べていけないのです。
大鹿村は人口も減ってしまって、御柱祭りも余興は中止になりました。
限界を超えて、絶滅危惧種村なのです。
それでもこの村で何とか生きていかなければなりません。
新しい農業を心ザス若い人も増えて来てます。
彼らを何とか食べれる農業に育成していかないと、あとが続きません。
死ぬほど頑張って収入が上がっても意味ないのです。
ほどほど働いて、せめて週に一日は休みが取れ、8時から5時までの労働時間で十分食べれるほど稼げれば言うことはありません。
私たちの十分に食べていける収入とは年間150万から200万ですよ。
これさえ未だ達成できてないわけです。
農産物の価格が上がるのはまだ数年先でしょうから、それ以前に無農薬で食べれる農家を10軒は確保したいと思ってます。
大鹿村から日本の農業を変える農法を普及できればと思っています。 -
冬の農地が凍らないその2.
内容を少し転載します。
路面も水道管も凍りつく中、自分の畑の野菜だけは青々として育ち続けている、そんな畑があるとしたらどうだろうか、もちろんある。
寒冷地であっても、地温を高くするように施せば土は凍らない。
野菜の栽培ができるようになる。
すると農業者は冬にも野菜の栽培で収入が得られるようになる。
ビニールハウスやグラスハウスの壁面、天井面に超好熱菌由来のカーボン溶液を噴霧しておく。
すると、それが空気に触れるだけで保温作用、凍結防止作用を発揮する。
内側からでも外側からでもいい。
雨で流れても被覆面に情報が記憶されるという。
簡易なトンネル栽培でも外側から噴霧する、と同じ効果が持続する。
露地野菜には直接噴霧する。
生体液が凍らないから成長が可能になる。
やさい周辺にも撒いてみた。
土壌や野菜が氷結しないという技術は画期的なことである。
おこなうことは、顆粒のカーボン資材をバラバラと振り撒く、カーボン由来の溶液を噴霧するそれだけでいい、無害で有益、極めて安価で済む。
その上、硝酸態窒素が検出されない。
もう一つ、草が生えにくい土づくりがシンプルなやり方で達成できるようになった。
一年の中で以前なら栽培を断念する時期に野菜の栽培ができるということは、新たな収入源が発生するということである。
しかもその時期は野菜は高値である。
化成肥料や農薬などは不要に近くなるので出ていく金は格段に減り、収入は増える。
露地の畑での栽培でも土壌が凍らないのです。
撒かれるもの、散布されるのは、有機物を超好熱菌で炭化させた顆粒の資材と、その過程でできるカーボンエキスの希釈液のみであると言っていい。
このカーボン「実は自由炭素」は農地の事情に合わせて、用途別に機能性が発揮できるように設計されている。
今回紹介しているのはそのうちの一つ「陶器の凍結防止液」である。
空気の流れに触れると発熱する。
それが保温効果を発揮する。
長野県南木曽の大下の畑のじゃがいもは12月の大雪に埋もれてもいまだに青々として枯れていない。何度も霜に見舞われているが、ここにはまだ凍結防止溶液の希釈液は噴霧していない。
土壌のカーボン資材が効いてるのです。12月に入ってもからもじゃがいもは植えてるが、さらにその後にじゃがいもとイチゴのトンネル栽培を試みる予定です。
夢のような話と思われるかもしれませんが、実際夢のようではあるが夢いっぱいの現実の話である。
まだ零下10度以下の栽培例はないが、本書をきっかけに寒冷地での栽培を試みる方も出てくるだろう。どうです。
本当なら画期的です。
寒冷地の農業は冬場はできないので、アルバイトするしかないのです。
これが何とかなるのは、本当に夢のような話です。
これからが楽しみです。
ふりだし塾に関するお問い合わせは、お問い合わせフォームよりお問い合わせください。 ふりだし塾にお手伝いとして入塾したい方は、お手伝い応募フォームよりご応募ください。
