• 2017年3月26日

    加工所の設立。農業の6次元化というけれど。

    加工所を作って自分たちで作った農産物を加工して販売しようとしてるのですが、実際始めてみるとなかなか大変なのです。
    最初は補助金が出るモノと持っていました。
    何しろ政府が推奨してるのですから。
    補助金の説明を聞きに行くと、ほぼ門前払い状態です。
    つまり加工所を作るのなら、1年間を通して稼働していなければならないというのです。
    1年中加工をしている人たちは加工業者といいます。
    今はデフレです。
    デフレというのは物を作っても売れないから、物の値段が上がらないのです。
    そのデフレの中で、プロの加工業者と張り合って新たに加工業をやって、結果はわかりきってます。
    これが販売になるともっと大変なわけです。
    どれだけ売れるかわからないから、初めは少量から始めるのは当たり前です。
    いきなり大規模な加工所を農家にやれと言ってどうなるのでしょう。
    農家にはお金は貸してくれます。
    何しろ農地を持ってますから。
    6次産業の美名のもとに、農家を借金漬けにして、借金が返せない農家を、より大きな企業がのっとる。
    5年後にはかなりの農業法人がつぶれて、大企業に吸収されるものと思われます。
    日本で大規模化はあり得ません。
    ただで農地を盗ったアメリカやオーストラリア、ニュージーランドとか、日本より数分の一の所得のアジアの諸国と、もろに競合しても勝ち目はないのはわかりきってるのです。
    グローバリズムに身を売った政府のもとでの国民は、悲しいものです。
    いま世界中で政府が国民の財産を、グローバル企業に売り渡していってます。
    世界中の政府が赤字です。
    では誰が儲けているのでしょう。
    グローバル企業だけが大きくなっていってるのです。
    そしてその後ろにいる人たちに世界の富が集まっていってます。
    企業が国より上にあるのです。
    いくら選挙で反グローバリズムと言って当選しても、当選したとたんに政治家は寝返ります。
    つまり選挙のためだけに反グローバリズムと言ってるのです。
    近くにはアメリカのトランプ大統領がいい例です。
    当然日本の某首相も当選前は反グローバリズム的なことを言ってます。
    世界中の政府がグローバル企業に乗っ取られた今、わたしたちこくみんはどの様に生きなければならないかは自明の理であります。
    彼らのシステムから降りない限りは、彼らの奴隷からは逃れることができません。
    街に住んでる限り、彼らのシステムから降りることはできません。
    どうかよく考えてください。
    今なら間に合います。

  • 2017年3月24日

    第2回玄米ポンセンベイ試作。

    今日はげたとひろみのみで、ほとんどげたが作りました。
    昔と同じ玄米がバイ入っている、がっしりしたポンセンです。
    ゴマと塩だけのシンプルな味です。
    米がおいしいので、それを最大限に生かさなければなりません。
    塩味だけなので、味のごまかしは利きません。
    今日は昨日仕入れた袋と乾燥材を使いました。
    シールはまだできていません。
    とりあえず、袋へ詰め、乾燥剤を入れ、封はアイロンがけで封ができる袋を使っています。
    表のシールは量が売れるようになるまで、今までの物と同じように普通の用紙に印刷して、それをはさみで切って、テープで留める方法でやります。
    量が出ないのに、いきなり表紙の印刷をしたシールを張ることは出ません。
    手間をかけてもお金を使わないやり方でスタートします。
    当座は直接売るだけにします。
    お店に置いてもらったりするには、許可がいります。
    許可を取るためには大きなハードルがあります。
    今年はすでに農作業が始まる時期になってしまいました。
    加工所が本格的に稼働するのは、農作業が終わった冬からになりそうです。

  • 2017年3月22日

    ポンセン製造機を導入しました。

    加工所の1番バッターです。
    ポンセンとは米を爆ぜさせて丸いせんべい型に加工するものです。
    あまりなじみがないものですが、20年以上前に生産してた時はよく売れていました。
    地味ではありますが、これで加工所も稼働し始めます。
    昨日はとりあえず、試作の講習でした。
    法人化で正規の採用をするので、仕事がないというわけにはいきません。
    雨でも冬でも仕事を作らなくてはなりません。
    ポンセンが軌道にのれば、ほかの加工品もトライします。

  • 2017年3月20日

    フキノトウを取りに行きました。

    大池の畑まで上がっていきました。
    今年は雪が解けていなくて、かろうじて入り口まで車が行きました。
    畑の中は、そもそも入口からしてあきません、入り口は下が凍ってしまってました。
    入り口の上から畑に入りフキノトウを取りました。
    ちょうどフキノトウがあるところの土手は雪が解けてました。
    畑は全体が雪の下です。
    今年はは雪は少ないのですが、3月に入ってからの低温で雪と氷が解けません。
    それでもクロッカスが咲き始めました。
    カタクリもつぼみが出て来てます。
    梅はまだつぼみが十分膨らんでいません。
    今日の昼は暖かかったのでチョウチョが1匹だけ飛んでました。

    午後は米ぬかを好熱菌で発酵させて作ってるぼかし肥を袋に入れていきました。
    好熱菌は好気性菌です、袋に入れ蓋をして、今度は嫌気性菌を発酵させます。
    嫌気性菌は乳酸菌などです。
    好熱菌で作ったボカシは、まるで醤油を作ってる時に出るにおいにそっくりです。
    麹菌も一緒に発酵してるのでしょう。
    好熱菌は買った肥料に入っているものを材料にして、米ぬかを混ぜて発酵させています。
    好熱菌の肥料は高いので、自分で培養を試みています。
    菌の培養は長年やっているので、新しい菌でも何とか対応してます。
    この米ぬかボカシは稲用なんですが、稲はEMボカシの除草も試みるので、半分はEMボカシを使います。残りの田んぼで好熱菌とマナサール菌のボカシで除草を試みます。

  • 2017年3月19日

    ふりだし塾OBのみなさまへ、大鹿村へのお誘い。

    現在、大鹿村では新しい法人がスタートしました。
    加工場も立ち上げます。
    新しい法人の運営には新しい人が必要です。
    3人までなら補助で2年間雇用できます。
    これは正規雇用です。
    今年からこのやり方で一人雇用します。
    あと二人の枠があります。
    正規の雇用としての農作業をやる人と、経営者が一人必要です。
    げたは引退希望なのです。
    若い人にはなかなか任せるのは難しいところもあります。
    持続してやってもらわなくてはならないので、村に定着して住んでもらわなくてはなりません。
    宿舎の用意もできてます。
    よろしくお願いします。

  • 2017年3月18日

    新しい稲の除草法。

    稲の除草法というより、草を生やさない方法です。
    やり方は結構簡単です。
    米ぬかをEMで発酵させボカシを作ります。
    代掻きの時にこの米ぬかボカシを入れます。
    その後浅水で管理して、田植えをする。
    そうすると草が全然生えないそうです。
    これは現代農業の記事から見つけました。
    ただ、普通代掻きから田植えは2-3日しか置きません。
    ボカシを入れて2-3日後に田植えは信じられないことなんです。
    普通はボカシを入れるのは最低でも2週間は見ます。
    それをボカシ投入から2-3日で田植えは非常に不安です。
    対策として、1週間前に1回目のボカシを入れ代掻きをして、2-3日前に2回目の代掻きをする。
    米ぬか除草では過去にひどい目にあったます。
    多くの方が米ぬか除草は失敗してます。
    もしこのやり方が成功すれば、田んぼの大規模化ができます。
    田んぼの除草ではいままでいろんなやりかたを試みてきましたが、決定打は今のところありません。
    それどころか毎年増えていくヒエのために、規模を縮小するぐらいです。
    一番ひどい田んぼは大豆に切り替えます。

  • 2017年3月14日

    手の負傷が治りません。

    一度仕事をはじめ、悪化しました。
    今日も仕事を始めようと、木を1本持ったところで、手首の痛みで断念しました。
    何時まで仕事ができないのかはまるでわかりません。
    今年は塾生が今のところ一人もいないので、ナチュラルファームの正従業員予定のてつに仕事に来てもらってます。
    キノコの植菌もやらなければならないし、ハウスも立てなければなりません。
    手がだめだと何もできません。

  • 2017年3月11日

    大鹿ナチュラルファーム実習生募集。

    大鹿ナチュラルファームでは実習生を募集します。
    実習生の給料は月10万円を考えています。
    仕事は9-17時、週6日、忙しい時は休みはありませんが、振り替えで雨の日に休みます。
    実習生の登録は4,8月です。
    冬場の仕事はないかもわかりません。
    条件は
    男女どちらでも可です。
    4月はすでに審査が終わってるので、今回は8月の審査向けです。
    初めに4か月以上ふりだし塾で無休で実習してもらいます。
    その後に実習生としてやれるかどうかを審査してその後い実習生として仕事をしてもらいます。
    実習生用の借家も用意する予定ですが、本年は間に合わないかもしれません。
    何分初めてなので条件等は変わる可能性もあります。
    小さな農家で加工品も作りながらやっていく農家の育成を考えています。
    自給をやりながら少ない収入で生活して良くやり方を教えます。
    審査が4月8月です。
    これは補助金の審査の月です。
    したがって、場合によっては4か月以上の無給の実習期間になる可能性もあります。
    給料を払う以上は最低限の仕事ができないとダメです。
    私たちには仕事ができない人に給料を出す余裕はありません。
    4か月たって審査の結果給料を払う実習生になれないこともあるということです。
    もう一つの条件は大鹿村で就農するということです。
    最近は補助事業も条件がうるさいのです。
    新規就農の補助金のケースでは、補助金を受けてその後その村で就農をしないとか、5年以内に村を出ていった場合は、雇い主がその補助金を返さなければならなくなりました。
    補助金を受けての実習生なので、5年以内に出ていかれると困ります。
    今回の実習生の場合はペナルティーはありませんが、基本村に新しい農家が増えるために補助金は出されているのです。
    しっかり農家として継続する気のない方はこの補助金は受けれません。
    ペナルティーがないと言っても、次の補助金の審査に影響するのは目に見えてます。
    まだあれもしたい、これもしたいと考えてる人は、それをやった後で、もう地に着いた生活がしたいと思ってから応募してください。
    新規就農の補助金を雇い主が返さなければならなくなった背景には、当然あまりにも多くの人が、補助金をもらいながら、その後に離農、あるいは離村してるからなのです。
    田舎で農家になるというのは、大変なことなのです。
    なぜこんなに農家が減ったかというと、大変だからなのです。
    田舎に住む人が減ってるのは、生活していくのが大変だからなおです。
    そこん所を十分に考えて応募してください。
    そのために4か月以上のふりだし塾での無給の実習が終わらないと、有給になれないのです。
    よろしくお願いします。

  • 2017年3月8日

    開拓を再開しました。

    手の負傷で1か月近く休んでいた開拓を再開しました。
    昨日は様子見で約2時間。
    今日は4時間。
    明日は手の状態を見てから決めます。
    今日無理をしたので、手に痛みが出てます。
    けがの後の復帰のタイミングは難しいのです。
    当然ですがゆっくり完全に治るまで休むのは無理です。
    そうかといって、あまり早く無理しても、再発して余計悪くなると何にもなりません。
    今回は一度悪化させてます。
    最初のころに、無理してチェーンソーの仕事をやっていました。
    それで悪化して、結局1か月仕事ができませんでした。
    初めから養生してたら半月ぐらいで治っていたと思います。
    なにしろ、手を痛めてから2週間以上仕事をしてましたから。
    今まで大きなけがをせずに来たのが不思議なくらい、危ない仕事が多い山奥の生活なんですが、ここ2年連続して1か月以上仕事ができない状態が起こってます。
    多分年のせいもあるんでしょう。
    大鹿村では80歳を超えたじいちゃんでも結構無理な仕事をしてるのです。
    げたは隠居希望なんですが、状況は非常に厳しく、忙しくなるばかりなのです。
    建築もまだまだ終わらなくて、死ぬまで建築を続けることになりそうです。
    田舎のいいところは、やる気さえあれば仕事はいくらでもあることです。
    年を取ったからと言って、ゆっくりのんびりなんてのは山奥ではないのです。
    それがいいのか悪いのかはわかりません。
    仕事があるのでやるだけです。

  • 2017年3月6日

    腐らない肉の作り方。

    猟師の肉は腐らないの中に載っている方法を紹介します。
    灰燻しと言うそうです。
    北の東北のマタギからお父さんが教わった方法だそうです。
    本ではウサギを使ってます。
    まず、ウサギの皮をはぎます。
    これは簡単です。
    ウサギの皮は本当に剥ぎやすいのです。
    次に穴を掘ります。
    直径40センチ深さ50センチの穴です。
    ウサギの内臓を取ります。
    先がワイ字型の枝を取ってきます。
    先が二股に分かれている枝のことです。
    この枝をウサギの肛門から突き刺し、中で回すとすべての内臓がくっついて出てくるそうです。
    ウサギの解体で一番の問題は、内臓の中で(尿ぶくろ」を破らないで取らなければなりません。
    この方法はよほど熟練しないと尿袋を損傷する可能性が大きいです。
    尿袋が敗れると臭くて、肉を食べれなくなるほどになります。
    慣れてない人は普通の解体をお勧めします。
    穴を掘ると、クヌギの葉っぱを大量に集めます。
    枯葉6に、生葉4の割合です。
    穴の底に混ぜ合わせたクヌギの葉っぱを厚く敷きます。
    厚く敷いた葉っぱの上にウサギを置きます。
    その上にまた生葉と枯葉の混ざったものを厚く入れます。
    最後の上の方は枯葉だけ入れます。枯葉は土饅頭のように盛り上げます。
    そこに火を焚き始めます。
    その後の火の加減が大事そうです。
    弱いと生、強いと焦げてしまいます。
    まあこれは1回では難しそうですね。
    簡単な買った肉の塊か、魚で10回ぐらい練習したほうが良いかもしれません。
    棒を使って、周りのよく燃えた部分を中に押し込んだり、棒で空気を入れたり、下のまだ燃えてない部分を少し移動したり、火が弱くなると枯葉を足したり、ここいらはこういう経験のない人たちには、非常に難しいでしょう。
    まず簡単な、魚を穴に埋め、その上で火をたく原始的な調理法ぐらいからスタートしたほうが良いかもしれません。
    この場合も火の状態と時間は、大事だと思います。
    1時間ぐらい火を燃やすと、最後はその灰を掻きだします。
    フキの葉っぱを取ってきて、フキの葉っぱの上に焼けた肉を乗せます。
    最後に肛門から灰を詰め込みます。
    口からも、肉の周りにも灰をまぶします。
    これで何年も腐らないそうです。
    難しそうですね。
    応用は出来そうです。
    今時分は実用的ではないので、この技に熟練しても、使う時が来るかどうかはわかりません。
    実際のサバイバルでは、肉を確保したら、それをどのくらい長く持たして食べていくかは絶対に必要なことでしょう。
    保存の技術がないと、食べ物の確保の波が大きいサバイバルでは生きていけません。

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