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福寿草が咲きました。
今日は温かい一日でした。
何日か前に福寿草が咲いてるのを見つけました。
福寿草は目立たないところに3株あるだけなので、気を付けてみないと見つかりません。
春一番の花です。
昨日中川村の歯医者に行きましたが、中川村では梅が満開でした。
ここでは梅はまだいこの花も咲かせていません。
地面は大部分まだ凍ったままです。
最低気温も10度近くまで下がります。
それでもやはり春は近づいてきてます。
ここでの生活で冬はただひたすら厳しいだけです。
唯一いいのは少しゆっくり休めます。
しかしこの冬に厳しさがあるから、春の喜びがより多くなります。
より多くの喜びを感じるには、その前によりきびしい状況を生きなければなりません。
泥だらけになって、田んぼを這いずり回って草を取らなければ、大きな収穫の喜びはありません。
多分大型機械でただ機械を使い、毎日仕事で収穫まで行くのとはまるっきり違う人生なのです。
平坦な人生を望むのならそれはそれでいいと思います。
街の近くで、ゆったりとした田舎生活もまたいいものだとは思います。
ダイナミックな人生なら大鹿村です。
それも山奥の方。 -
夕方の気温がマイナス8度。
マイナス8度では5分外にいると、手袋をした手がしびれてきます。
足も冷え切ります。
外は一面の雪です。
しかし今日はポンセンを作りに下の加工所まで行きましたが、ここ以外は雪も積もってません。
つまり昔からある集落は雪の量も少なく、すぐに溶けたのでしょう。
やはり、昔の人たちが、この高さまでしか住まないというのは、正しいのです。
この冬の寒ささえなければ、このふりだしの場所は本当にいい場所です。
アテネで雪が降り、テキサスでは動物が凍死してるそうです。
今年も気候異常はきつそうです。 -
停滞中だったうどん3か年計画がようやく何とかなりそうです。モチ麦の粉ひき。
昨日から奥さんがモチ麦の粉引きをしてます。
うどん用の小麦は、最低のロットが60キロです。
これにモチ麦を混ぜようとしたのですが、モチ麦を粉にしてくれるところがありません。
モチ麦は2割までしか入れることができません。
これは技術的な問題からです。
そこで、まず、60キロの2割で12キロの粉を引こうと思いましたが、これが大変な作業なのです。
粉ひきは機械でできますが、ふるいは手でやります。
もう部屋中粉だらけです。
結局、半分の6キロを粉にすることにしました。
それでも1日以上かかります。
何しろ、手持ちの粉ひき機は小型です。
この様なことが、自力での加工品の問題なのです。
うどん作りの問題は二つです。
第1に少量で麺に加工してくれるところがほとんどない。
第2に少量で粉にしてくれるところがもっとないのです。
ここから考えられるのは。
自分の村で小ロットの麺の加工をすれば、結構お客は来るのではないかと思われます。
当然ですが麺を作るには粉にしなければなりません。
昔は大鹿村でも粉にするところはありました。
しかし今はありません。
時代は変わってます。
今は、村に小さな粉ひき屋さんが居てもやっていける時代になってきました。
粉ひき屋は自給で自分の食べるものも作れば、少量のロットでの受け入れでもやっていけると思います。
半農、半粉屋です。
隣に別の人が小ロットの麺屋さんをやればいいのです。
これで2軒の仕事ができます。
この様に、自給を組み合わせれば、小さい仕事でも、山奥の村で立派な仕事としてやっていける可能性は大きいのです。
問題は人です。
私たちはすでにポンセンの加工をやってます。
小さい加工施設指向ですので、あれもこれもできません。
場所もあるのですが、人が居ません。
大鹿村では新しい人を求めてます。
誰かやってくれませんかね。 -
可愛いーい、文化
ゆるキャラに関したゲタさんのご意見、私も同感です。
「日本の古本屋」を束ねている東京古書組合も「こしょ探」と
称したゆるキャラ人形を作って広告宣伝に使っています。
こうした発想の根に思い浮かぶのは、何でもかんでも「カワイイー」
を連発して、思考を停止状態で放置する態度かと思います。
それに茶々を入れようものなら、「ジジイ、うるせーんだよ」と
白い目で睨まれます。いつからこうし情況が現出しだしたのか、
分かりませんが、メディア含めテレビやネットの影響が大でしょう。
「平和なニッポン」と言うことで、笑って済ませられることとは思いますが、
何だか居心地が悪いのも確かです。 -
ゆるキャラってなんでしょう。
全国どこに行ってもあるのがゆるキャラです。
小多分に漏れず、大鹿村にもあります。
皆さん本当にあれが村の活性化に役に立ってると思いますか。
あのゆるキャラこそ、自治体が何にも考えてなくて、他の成功例を持ってきて、自分の地元の事情も何にも考えず、とりあえず、どこにでもあるしぐらいの発想でやってるのでしょうが、本当にマジで地域の活性化に役に立ってると思いますか。
あれだって、維持にはお金がかかるだろうし、毎回イベントのたびに、多分役場の職員の方だと思いますが、中に入って愛嬌をふりまかなくてはならないし、熱いだろうし、重いだろうし、本当に気の毒だと思います。
あれが村の政策の最もわかるものなのです。
そもそも他で成功した事例は、自分の所では成功しません、2番煎じや3番煎じぐらいならともかく、何百番煎じに何の意味があるんでしょう。
その上ランクまで作られ、長野県のある自治体のようにランク最下位になり、大恥をかいたり、多分次年度は自治体をあげて最下位脱出にまい進したでしょう。
この価値観の違いと言うか、経済観念の無さと言うか、自分で考えないというのか、何なんでしょう。
毎回ゆるキャラを見るたびに、これがある限りは村の活性化は無理だよねえと思ってしまいます。
役場の皆さんはどう思いますか。
ついでですが、「さくらの女王」でしたっけ、ミス桜だったっけ、あれもお金の無駄遣いだと思います。
ソンナお金があるのでしたら、新規移住者の専門スタッフを新設してください。
これはあくまでもげたの愚痴です。
悪く思わないでくださいね。
なにかねえ、村の危機感がなさすぎるんですよ。
毎日忙しすぎるのかもしれません。
こんな時期ですから、一度止まってじっくり考えてみるのもいいのではないでしょうか。 -
ホタルと赤とんぼで村おこしではありません。
ホタル祭りとか、赤とんぼ米とかで村おこしではありません。
だいたい、よそから人がたくさん来て村おこしにはなりません。
普通にホタルが居て、普通に赤とんぼが居て、何となく和む村にしたいのです。
ホタルも赤とんぼも村の人のための再生であるべきです。
そうすればお金も手間もかける必要はありません。
これからの村作りは小さく、簡単であるべきです。
悲しいことに大鹿村では、まだ、前世紀の遺物である箱もの政策を続けてます。
道の駅に大金を使って、そのあとまた全然わけのわからない施設を作ろうとしてます。
村の政策の基本は住民の生活です。
それとはほとんど関係のない箱ものに大金を使い、肝心の移住者の受け入れ政策にはお金をかけません。
今までずうっと、道路整備とかが過疎対策でした。
道路がりっぱになると村は過疎になるという統計さえ考慮されていません。
この道路がりっぱになると余計過疎になるという現象は、原因さえつかめていない不思議な現象なのです。
余談ですが、新幹線の駅ができるとその町は衰退するという不思議現象もあります。
当然ですがリニアの駅ができる飯田市も、駅ができると、なぜか町はますます衰退するでしょう。
箱もの政策もお金ばかり使い、その後の維持に村は大きな負担を強いられ、新しい本当に必要な政策さえできなくなってしまいます。
いつまでこんなバカなことを続けるのでしょう。
不思議なことに、村は自分の金ではないので、いい加減な使い方をするのはまだわかりますが、議会の議員でさえこれに賛成するのです。
まことにおかしな現象です。
村は救われません。
いま世界は大きく変わっていってます。
最近好きな言葉で「昨日の常識は今日の非常識)、これまさに現在にぴったりの言葉です。
価値観はどんどん変わっていってます。
世界情勢もどんどん変わっていってます。
この山奥の大鹿村もその変化から逃れることはできないのです。
今までは仕方なかったと思います。
村を守っていくのが精一杯だったのかもしれません。
何をやっても過疎化は止められなかったでしょう。
しかし、今ここにきて、過疎化を止めなければ村は崩壊します。
今までのやり方は、今後通用しません。
今までやってきてダメだったんですから、大幅に変更しなければならないのです。
それも根本から替えなけネバなりません。
と書きつつ、やっぱり無理だろうね、なんて思ったりもします。
もっとボロボロにならなければ、変われないのかもしれません。 -
ホタルと赤とんぼ。
ホタルと赤とんぼの勉強です。
今までの過疎対策の失敗は行政主導も大きな理由だと思われます。
つまりいろんな政策を立案しても、肝心の住民が付いてきてないのではないかと思われます。
小さなこと、みんながやれそうなことから始めるのがいいのかと思います。
環境の悪化は長年言われてますが、ほぼ止まっていません。
身近なところで、環境の悪化で減ってしまった代表がホタルと赤とんぼです。
どちらも童謡にも歌われてるように、村の普通の風景だったわけです。
今ではどちらも絶滅危惧種に近いぐらい減ってます。
ホタルは主に水路の改修と農薬の影響だと思われます。
多くの田んぼへの水路がコンクリート張りか,U字溝変わってしまってます。
その前にホタルは主に平家ホタルと源氏ホタルがいます。
源氏ホタルは幼虫の時に水路で過ごします。
エサはカワニナと言う巻貝です。
まずカワニナがいないと話になりません。
まず水路をカワニナが住めるように替える必要があります。
これは大掛かりな工事もいります。
住民本位でやるには、かなりな人が居ないとできません。
これと違うのが平家ホタルです。
平家ホタルは田んぼとか湿地帯が住みかです。
当然ですが、農薬と除草剤の使用が平家ホタルの激減の理由です。
農薬と除草剤を止めるのは難しいのですが、止めれば、後は少しの注意事項さえ守れば平家ホタルは増えます。
平家ホタルは個人でも増やしていけるのです。
ふりだしが最初に田んぼを始めた田んぼは、すぐに隣の田んぼも使い始めました。
今は別の人が使ってますが、農薬は使ってません。
この田んぼではしっかり平家ホタルは復活してます。
もっとホタルのことを勉強して、少し注意をしてやればもっと増える可能性は大きいのです。
同様に赤とんぼも激減しています。
県によっては絶滅危惧種に指定されてる県もあります。
こちらは主に苗に使う農薬の影響です。
それとネオニコチノイド系の農薬。
苗に使う浸透性の農薬の影響が大きいみたいです。
この農薬を別の農薬に替えるだけで、約25パーセントの赤とんぼが生き残れるそうです。
それ以外に中干しの時期を遅らせる、刈取り後の田んぼに水を張る、代掻きに時期を少しずらすなどの対策でかなり増やせそうです。
赤とんぼの方が復活はやりやすそうです。 -
村議選の書類関係がようやく終わりました。
本当にたくさん書類がいるのです。
今日は供託金の返還の書類です。
当たり前ですが、だれでも初めての時は不慣れで、何度もやり直しになるでしょう。
そのために選挙には、選挙の専門家がいるくらいなのです。
げたは最初から最後までほぼ一人でやりました。
ポスター貼りまで一人でやりました。
選挙が無くてこの大変さなんだから、選挙があったらもっと大変なのでしょう。議員はなってからも大変なのです。
毎日ひたすら勉強してます。
議会のこと、予算のこと、村の歴史、いろんな政策の検討など、毎日ひたすら勉強です。
村の歴史は村史を読んでいます。
村の歴史から、村の政治まで幅広く勉強できます。
村では人口が3000人になった時点で、過疎対策5年計画を3回にわたって行ってます。
その後は村史には載ってないのですが、何も対策をしてない筈はないでしょう。
大鹿村は最大人口は約5500人です。
昭和36年に大規模な災害があり、集落ごと無くなった集落もあるくらいでかなり人口が減りました、
その後もダムの建設でやはり1集落が無くなってます。
過疎対策を始めた昭和45年には人口は3000人くらいだったのですが、3回にわたる5か年計画にもかかわらず、人口は減り続け、3回の計画が終わったころには1000人もの人口が減ってます。
その後も人口は減り続け、つい最近1000人を切りました。
つまり、今までの過疎対策では、大鹿村の人口減は止められないのが証明されているのです。
このまま同じような政策を続けていけばあと10年で500人になり、その後10年ではほぼ人は残らない可能性もあります。
山奥の村である大鹿村では、村のお店や、ガソリンスタンド、車の修理屋さんなどが無くなれば、村で生活できなくなります。
ある一定の人口を切ったら、村の基本インフラの維持ができなくなります。
この時に村は崩壊します。
そしてその時はすぐそこまで来てます。
今までの対策が効いてないのですから、これからの対策は、まるっきり今までと違うやり方にならなければならないのは自明の理でしょう。
今時代は大きく変わってます。
山奥の大鹿村でもこの時代の流れには逆らえません。
今までの常識は通用しないということは、今までの非常識と思われていたようなことをやるしかないのです。
思い切った大転換なしには、この流れは変えることはできません。
そこで、「自給自足の村構想」なのです。
続きはまた書きます。
げたは1日に長くパソコンはできません。
電磁波結構きついんです。
毎日何時間もパソコンやスマホをやって何ともない人たちはすごいと思います。
電磁波も農薬も放射能も、病院の薬も、塩素の水も、多くの化学物質も、直ちに影響はないのです。
それゆえ、ついそのままになってしまいます。
しかしそれは、毎日毎日借金を積み重ねていく生活です。
いつか、確実に破たんします。
そして何でと自問しても、すでに遅すぎるのです。
ただ、これは必要な勉強なので、学校の勉強よりも楽です。 -
今年の節分は2月2日だそうです。
節分は立春の前日なのです。
立春の時期が今年は1日ずれるのです.
春が来るのが1日早くなります。
これは地球が太陽の周りを1周する時間の関係なのです。
皆さん4年に1回の閏年はご存じだと思いますが。
2月29日、1日が追加されます。
この閏年で調整してもまだ調整しきれない部分を400年に3回今度は閏年が無くなります。
2月29日生まれの人はそれでなくとも4年に1回しか誕生日が来ないのに、それさえ1回休みにされる時があるんですね。
当然ですがそれでもまだ少しのずれは出るでしょうから、1000年に1回ぐらいは再、再、再調整をしなければならないのではないかと思われます。
もっとも立春と言われても、この山奥では一番寒い時期ですので、何ともピンときません。
それでも立春になると、木の樹液は動き始めます。
芽吹く準備が始まるのです。
芽吹きはいきなり始まるのではないのです。
立春から少しづつ芽は大きくなりある日芽吹くのです。
なんとなく、すこしうれしい。秋田県の一部では「鬼は外 福は内 天に花咲け 地に実(み)なれ」。と言うそうです。
我が家では「鬼は外」ばかり言って、「福は内」が少ないように思います。
その上に「天に花咲け 地に実なれ」なんてのはいいと思いませんか。
なんとなく縄文を感じさせる言葉ですね。 -
熊野の二ラヴです。
げたさん、ご無沙汰しています。元居候の二ラヴです。村議とのこと、驚きとともに時代の流れを感じます。
こちらも移住して14年、5反の田んぼと2反の畑をしながら、昨年3月からゲストハウスを始めました。
今は、上流1キロ程の山が100ヘクタール規模で皆伐されているので、住民運動しています。げたさんのような議員さんがいたらいいのにと思います。大変でしょうが、お身体気をつけてご活動下さい。
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