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ようやく暖かくなりました。
連日、約1か月霜が降りる可能性のある5度以下の日が続きました。
今日から全然変わりました。
これで霜の心配はほぼなくなりそうです。
一番高度の高い畑でも露地での夏野菜の定植を始めました。 -
夏野菜の定植。
ようやく下の畑での夏野菜の定植を始めました。
昨日はポップコーン、今日はナスの定植。
畑の横ではフジの花が満開です。
自家用の野菜の人たちはもっと早く夏野菜の苗は定植してると思います。
こちらはプロですので、確実に霜が降りないまで待ちます。
普通は時期が来たら定植しますが、こちらはフジの花が咲くまで待ちます。
今年はタラの芽も遅く、今日ようやく本格的にタラの芽を食べ始めました。
このタラの芽の状況は、最も遅い時期になります。
今年は早くから暖かになったのですが、4月中旬から断続的に強い霜が降り、果物はほぼ全滅、つつじの花も萎れてしまいました。
タラの芽も芽は出てたのですが、霜でやられてそれ以降なかなか大きくなりませんでした。
まだ、ふりだしがある1300メーターは霜の可能性は残ってます。
南アルプスの雪はまだ十分に解けてません。
山の雪の解け方と、タラの芽やフジの花などの開き具合を参考にします。
カッコウも参考になるのですが、最近はカッコウもあまり鳴かなくなってしまいました。
1500メーターの畑は5月下旬でないと夏野菜は定植できないでしょう。
しかし、ハウスのトマトは定植を始めました。
ハウスは少しの低温でも霜は降りません。
ただあまり低温だとやはり苗はダメになります。
苗の定植もあまり長く待つことはできないのです。
大きくなった苗は傷みやすいのです。
本当にこの異常な気象は、この山奥の農業を難しいものにしてしまいました。
異常気象の影響は高度が高いほどひどく影響するのです。
山の雪が解けないと寒気が山から下りてきます。
今年の農業も大変になりそうです。 -
ほのぼのとホ、オポノポノ。マベル カッツ著。
ぜひ皆さんにお勧めしたい本です。
ヒカルランド発行、1667円プラス税です。
ホ、オポノポノ 知ってる方も多いと思います。
本もいろんな本が売られています。
もちろんイハレアカラ、ヒューレンの本は解りやすいしいい本です。
それでも彼の本ではホオポノポノがよく分からないという方のために、このマベルカッツさんの本を薦めます。
そのマベルカッツさんの他の本もわかりやすくていいのですが、この本が最高です。
イハレアカラさんの本は簡単で非常にわかりやすいのですが、多くの人たちはあまりの簡単さに、かえって戸惑ってしまいがちです。
そしてあの軽さに疑いの気持ちが湧きあがってきて、結局初めてもすぐにやめてしまいます。
げたも10年くらい前にイハレアカラさんの本を読み、ホオポノポノをやっては見たのですが、何冊か本を読むうちに、「いいかげんにしろよ」「それはないでしょう」の状態になり、止めてしまいました。
ところが5年前から「ありがとう」農法を始めました。
これは、ただ畑と田んぼで気が向いた時と言うか、思い出した時に「ありがとう」というだけの農法です。
これは農法ともいえないかもしれません。
ところが毎日何回かただ「ありがとう」と言ってるうちに、畑と田んぼも変わってきているのですが、自分の方がだんだん変わってきてしまいました。
そこで、きれいネットのしょうこちゃんの本に出会いました。
川田かおるさんとの対談の本だったように思います。
この本を読んだ後に、どうせ毎日「ありがとう」と言ってるんだから、ついでに「ごめんなさい」と「愛してます」を足すのに抵抗はありませんでした。
今では「ゆるしてください」もたまには言えるようになりました。
現在は、普段は「ありがとう」と「愛してます」を言ってるだけです。
もちろん声に出して言うことはほとんどありません。
最近は人生が面白いです。
色んな事が気にならなくなりました。
起ることに対して、素直に認めることができるようになりました。
それでもまだまだなんでしょう。
私の中にある膨大な記憶を全部消去するには、本当に膨大な時間がいるのかもしれません。
結果は気になりません。
何しろ起ったことを認めればいいだけですから、自分があればあるほど状況を認めることができません。
これはだめ、あれもダメとか言っても状況は何も変わりません。
かえってますますどツボにハマっていきいき、最後にはこんなはずじゃなかった、こんなのは認めないとか何とか云って、ますますどツボにハマっていきます。
この本の中の言葉です。
私たちの周りで起こってることは、スクリーンに映ってる映画と同じです。
映画を見て笑ったり、感動したりしてる人はいいのですが、怒ったり、こんなのは許せないなんて言っても何にもならないのはわかるでしょう。
何しろ映画なんだから、映画は楽しく見ればいいのです。
ここからが本に書いてることです、
「映画館では映画はスクリーンの中にありますか、それとも投影機の中にありますか」
あなたの前に現れる人や状況は、スクリーンの中の登場人物やシーンのようなものです。
私たちはスクリーンに向かって自分が正しいと認めさせようとしているのです。
あなたがついスクリーンに変化を求めても、そこで起こってることは当然変えることはできません。
もしスクリーンで起ってることを変えたければ、私たちが変わらなければなりません。
そう、私たちが投影機であり、映画は私たち自身の中にあるのですから。分かりやすいと思いませんか。
どうかあなたも明日から無理せず、思い出した時でいいですから「ありがとう」「愛してます」と自分に言ってみませんか。
自分に言うんですよ、他の誰に対して言うのではありません。
そして持続してみてください、この二つの言葉を言って悪影響は絶対にないのぐらいはわかるでしょう。
それで思い出した時で、時間があるときですから、時間の無駄にもなりません。
慣れれば車の運転でも、畑仕事でもやりながら言えます。
げたは最近村議会の議員をやってますから、時々耐え難いような時があります。
たとえて言うと、これは問題になるかもしれませんが、この間のグラウンドの竣工式の時なんかは、本当に無駄なことをやってるわけです。
それでも気になりません。
いろんな方が次々意味のない挨拶をしてるのですが、ひたすらホオポノポノをやっていれば、時間はは気になりません。 -
ヤギの子供が生まれました。
子供はオスとメスです。
母ヤギは初産でしたが、問題なく生まれました。
ふりだしではヤギの出産で問題があったのは1回だけです。
つまり40年近くでたった1回だけです。
どちらかというと、何ともないというか普通というか、そういう時に突然死んだりします。
原因は不明です。
というのもふりだしではあまりヤギの事故はありません。
げたが徹底的に敷地と自分たちの畑と田んぼの周りの毒草を取ってるからかもわかりません。
1回だけ犬のフィラリヤと同じ寄生虫で母ヤギが死んだときはあります。
その後獣医さんは予防薬を飲ませるように言われたのですが、何しろこちらはヤギ乳をのむので、できれば薬は避けたいので、予防薬も飲ませてはいませんが、それ以降は問題は起ってません。
オスメスで生まれたヤゴの子供は子供が産めないメスである可能性が結構あります。
農協の血統の係の人が見てくれますので、専門家が見たらすぐにわかるそうです。
血統は昔はとってませんでしたが、血統を取ってない場合はメスでも即肉にされてしまいますし、値段も安いので、悔しいですが、現在は血統を取ってます。
長年ヤギを飼っていた大鹿村の友人がヤギを飼うのを止めるそうです。
これで、大鹿村に来てから一貫してヤギを飼ってるんはふりだしだけになってしまいました。
この様にヤギを飼い続けるのは難しいんです。 -
田んぼの荒代掻き。
田んぼの荒代掻きを始めました。
ふりだしでは代掻きは2回やります。
最初に荒代掻きをして、ほぼ田んぼを水平にしておきます。
個の代掻きと同時にEM菌を入れるのですが、今日は草の種が大量に浮いてるので、その草の種を水を満杯にして田んぼから水を溢れさせて、種を流します。
この浮いた種を網ですくったりもしてましたが、網ですくうのは時間がかかるしうまく全部すくえません。
水を溢れさせれば簡単に種を田んぼから出せます。
この場合気をつけないといけないのは、水がほかの田んぼに流れてはいると問題がおきるので、水を流す方向に気をつけなければなりません。
EM菌は明日水口から点滴方式で入れます。
EM菌を入れることにより、草が多く発芽します。
この発芽下草を2回目の代掻きで土の中に入れ込んでしまいます。
これで草が大分減ります。 -
田んぼの畔塗が終わり、代掻きを始めます。
畔塗が終わり、昨日から水を入れてたのですが、雨で水が入りすぎてしまいました。
代掻きは水の量が一番大事です、多くても少なくてもダメです。
前日から水を入れておきます。
水はならしてちょうど土が出るくらい。
これが意外と難しいのです。
ふりだしは家が山奥なので、田んぼは遠いので、水の調整ができません。
昨日のように雨が降ると水路の水も増えます。
その上雨が降ってるので雨の水量もあります。
今日は水が入りすぎていて、待っててもなかなか水は減りません。
今日は代掻きはできませんでした。
代掻きはドライブハローという専用の機械でやります。
昔はトラクターの後ろに角材をロープで引っ張って代掻きをしてましたが、全然平らにできませんでした。
ドライブハローはすごいです。
米作りはどれくらいいい機械をそろえることができるかです。
もちろんプロの世界のことですよ。
アマの方は好きにやればいいのですが、さすがに小型でもトラクターがないと厳しいです。
人力の代掻きは、ひたすら足でやるのですが、時間がかかります。
出来ないことはありません。
ふりだしでも昔は足で代掻きをして、昔の牛が引く代掻きの道具を人間が引いてやったりもしてました。
このため起こさない自然農なんかが、機械がない人には向いてるのです。 -
ヤギの生草給餌が本格的に始まりました。
本当はもう少し早くから草は刈れるようになっていたのですが、草を刈る時間も余裕も、体力もなかったので、ようやく昨日から本格的に生の草を食べさせてます。
ヤギのエサを乾燥した干し草などから生の草に切り替える時は一気に切り替えるとダメです。
ヤギのお腹は干し草用になってます、生の草を一気にやったら下手をすれば死んでしまいます。
乾燥から生の草に1週間くらいかけて切り替えていきます。
それほど厳密にやらなくても大丈夫なんですが、ふりだしでは4月に入ると少しづつ抜いた生の草を食べさせ始めます。
4月の末にだいたい生の草に切り替えます。
雨で生の草がない時は、また干し草半分に変わったりもします。 -
ヤギの堆肥を出す。
もう何年もまともに堆肥出しをしてませんでした。
いつも溜ると少しだけ出すを繰り返してました。
今回は本格的に出しました。
出した堆肥は野積みします。
つまり、外にただ積んで置いておくだけです。
これは堆肥の置き方としては、一番ダメと言われているやり方です。
これでは肥料分もなくなりますし、堆肥化するのに時間がかかります。
それでも気にしません。
自給自足で一番大事なのは、循環させること、そしてそれを持続的にやることです。
自給自足は続けていくのが一番大事なことです。
手を抜くところは抜く、やるときはやるです。
ケースバイケースです。
原則論とか、正しいとか、間違ってるとか、こうでなければだめとか、こんなことは関係ありません。
循環させ、それを持続させる、ここに主眼を置きます。
無理をすると続きません。
出来る範囲で、無理なく継続していくのです。
この野積みの堆肥は4-5年このままです。
4-5年後にはほぼ土になってます。
この土は苗と種まきの土にします。
場合によっては、この土に少し肥料を入れる時もありますが、基本そのまま使います。
ここに鶏糞を入れるともっといいのですが、鶏糞はもう長らく出していません。
ニワトリは日中は外にいるので、小屋にはそれほど鶏糞は溜りません。
堆肥に入れるといいのですが、何とかなってる間は気にしません。
追い詰められたらやります。
こんなもんなんですよ。
何しろげたはあまり働き者ではありません。 -
EM菌の培養。
今年からまたEM菌を田んぼで使います。
うまくいけば除草をほとんどしなくてもよくなるそうです。
EM菌はまず培養が意外と難しいのです。
ボカシ肥も意外と失敗します。
まず最初に菌の培養には、始めの温度が一番重要です。
EM菌の原液を10倍にするわけですが、最初に糖蜜を40度のお湯で溶かします。
その後にお湯を足し、最後に菌の原液を入れます。
ふりだしでは原液と同じ1リッターか1.5リッターのペットボトルを使います。
その後の保温は、昔は豆炭炬燵で保温してましたが、今は電気炬燵です。
電気ごたつの一番外側にペットボトルを並べて入れます。
電熱の直下は熱すぎます。
初めはこまめに温度をチェックします。
保温のコツがわかるまで何度もチェックします。
夜寝る前は、少し温度を低い目ぐらいにしておきます。
温度が高くなると1回で失敗です。
長時間チェクできない時は、低めの温度で置いておきます。
だいたい3-4日で出来上がります。
最初にお風呂に漬けておくのもいいやり方です。
保温はそれぞれが工夫してください。
ペットボトルのふたを開けると、アワが噴き出るくらいになれば完成です。この菌を使ってボカシ肥を作るのですが、ポイントは水の量と、いかにうまく材料、特に原液と水をうまくなじませるかです。
ふりだしではコンクリートのミキサーの小型のものを使います。
手でやる場合は、かなり丁寧に材料を混ぜていきます。
ふりだしでは水の量を、本で書いてるものの半分から3分の1にします。
このほうが失敗がないのです。
水分が多い部分から腐敗して失敗します。
また最後に入れる袋はかなり空気に触れないようにします。
ふりだしでは最終的に肥料の袋に入れ、上から固く締めていき、口をひもで縛り、縛った口を下にして置いていきます。 -
マルチを張り終わりました。
肥料入れからはじまり、マルチを張り終わるまで、一気にやり終えなければなりません。
きつかったです。
今年はやはり年を感じました。
現在71歳、現役でバリバリやるのは限界です。
なんと一番衰えるのは、手の指先です。
一番きつい時はペットボトルの蓋さえ開けることができません。
指先が少しづつ石化してきているように、動きがうまく動かなくなり、力が入りません。
それとやはり疲れやすい。
夜は何もできません。
それでもマルチを雨の前に張り終えました。
雨が降ると田んぼの畔塗です。
これから田んぼが始まります。
今年から水の取り入れ口から溝を作り、つまり、田んぼに沿って一列の溝を作り、そこに水を流して、水が温まってから、本田に入るようにします。
この溝は少し深めに作ると、水が無くなった時に、トンボのヤゴや、ホタルの幼虫、オタマジャクシなどの避難場所にもなります。
今年からホタルと赤とんぼを増やす取り組みでもあります。
秋にハザに干した稲の周りにたくさんの赤とんぼが飛ぶという、昔では当たり前の風景が今は消えていこうとしています。
今年は、私たちの有機無農薬田んぼ特区はまた1枚田んぼが増えました。
毎年少しづつですが前進してます。
この様な地に付いたやり方でしか村は変えていくことはできないと思っています。
一歩一歩進んでいきます。
雑音は気にしません。
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