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田んぼの荒代掻き。
田んぼの荒代掻きを始めました。
ふりだしでは代掻きは2回やります。
最初に荒代掻きをして、ほぼ田んぼを水平にしておきます。
個の代掻きと同時にEM菌を入れるのですが、今日は草の種が大量に浮いてるので、その草の種を水を満杯にして田んぼから水を溢れさせて、種を流します。
この浮いた種を網ですくったりもしてましたが、網ですくうのは時間がかかるしうまく全部すくえません。
水を溢れさせれば簡単に種を田んぼから出せます。
この場合気をつけないといけないのは、水がほかの田んぼに流れてはいると問題がおきるので、水を流す方向に気をつけなければなりません。
EM菌は明日水口から点滴方式で入れます。
EM菌を入れることにより、草が多く発芽します。
この発芽下草を2回目の代掻きで土の中に入れ込んでしまいます。
これで草が大分減ります。 -
田んぼの畔塗が終わり、代掻きを始めます。
畔塗が終わり、昨日から水を入れてたのですが、雨で水が入りすぎてしまいました。
代掻きは水の量が一番大事です、多くても少なくてもダメです。
前日から水を入れておきます。
水はならしてちょうど土が出るくらい。
これが意外と難しいのです。
ふりだしは家が山奥なので、田んぼは遠いので、水の調整ができません。
昨日のように雨が降ると水路の水も増えます。
その上雨が降ってるので雨の水量もあります。
今日は水が入りすぎていて、待っててもなかなか水は減りません。
今日は代掻きはできませんでした。
代掻きはドライブハローという専用の機械でやります。
昔はトラクターの後ろに角材をロープで引っ張って代掻きをしてましたが、全然平らにできませんでした。
ドライブハローはすごいです。
米作りはどれくらいいい機械をそろえることができるかです。
もちろんプロの世界のことですよ。
アマの方は好きにやればいいのですが、さすがに小型でもトラクターがないと厳しいです。
人力の代掻きは、ひたすら足でやるのですが、時間がかかります。
出来ないことはありません。
ふりだしでも昔は足で代掻きをして、昔の牛が引く代掻きの道具を人間が引いてやったりもしてました。
このため起こさない自然農なんかが、機械がない人には向いてるのです。 -
ヤギの生草給餌が本格的に始まりました。
本当はもう少し早くから草は刈れるようになっていたのですが、草を刈る時間も余裕も、体力もなかったので、ようやく昨日から本格的に生の草を食べさせてます。
ヤギのエサを乾燥した干し草などから生の草に切り替える時は一気に切り替えるとダメです。
ヤギのお腹は干し草用になってます、生の草を一気にやったら下手をすれば死んでしまいます。
乾燥から生の草に1週間くらいかけて切り替えていきます。
それほど厳密にやらなくても大丈夫なんですが、ふりだしでは4月に入ると少しづつ抜いた生の草を食べさせ始めます。
4月の末にだいたい生の草に切り替えます。
雨で生の草がない時は、また干し草半分に変わったりもします。 -
ヤギの堆肥を出す。
もう何年もまともに堆肥出しをしてませんでした。
いつも溜ると少しだけ出すを繰り返してました。
今回は本格的に出しました。
出した堆肥は野積みします。
つまり、外にただ積んで置いておくだけです。
これは堆肥の置き方としては、一番ダメと言われているやり方です。
これでは肥料分もなくなりますし、堆肥化するのに時間がかかります。
それでも気にしません。
自給自足で一番大事なのは、循環させること、そしてそれを持続的にやることです。
自給自足は続けていくのが一番大事なことです。
手を抜くところは抜く、やるときはやるです。
ケースバイケースです。
原則論とか、正しいとか、間違ってるとか、こうでなければだめとか、こんなことは関係ありません。
循環させ、それを持続させる、ここに主眼を置きます。
無理をすると続きません。
出来る範囲で、無理なく継続していくのです。
この野積みの堆肥は4-5年このままです。
4-5年後にはほぼ土になってます。
この土は苗と種まきの土にします。
場合によっては、この土に少し肥料を入れる時もありますが、基本そのまま使います。
ここに鶏糞を入れるともっといいのですが、鶏糞はもう長らく出していません。
ニワトリは日中は外にいるので、小屋にはそれほど鶏糞は溜りません。
堆肥に入れるといいのですが、何とかなってる間は気にしません。
追い詰められたらやります。
こんなもんなんですよ。
何しろげたはあまり働き者ではありません。 -
EM菌の培養。
今年からまたEM菌を田んぼで使います。
うまくいけば除草をほとんどしなくてもよくなるそうです。
EM菌はまず培養が意外と難しいのです。
ボカシ肥も意外と失敗します。
まず最初に菌の培養には、始めの温度が一番重要です。
EM菌の原液を10倍にするわけですが、最初に糖蜜を40度のお湯で溶かします。
その後にお湯を足し、最後に菌の原液を入れます。
ふりだしでは原液と同じ1リッターか1.5リッターのペットボトルを使います。
その後の保温は、昔は豆炭炬燵で保温してましたが、今は電気炬燵です。
電気ごたつの一番外側にペットボトルを並べて入れます。
電熱の直下は熱すぎます。
初めはこまめに温度をチェックします。
保温のコツがわかるまで何度もチェックします。
夜寝る前は、少し温度を低い目ぐらいにしておきます。
温度が高くなると1回で失敗です。
長時間チェクできない時は、低めの温度で置いておきます。
だいたい3-4日で出来上がります。
最初にお風呂に漬けておくのもいいやり方です。
保温はそれぞれが工夫してください。
ペットボトルのふたを開けると、アワが噴き出るくらいになれば完成です。この菌を使ってボカシ肥を作るのですが、ポイントは水の量と、いかにうまく材料、特に原液と水をうまくなじませるかです。
ふりだしではコンクリートのミキサーの小型のものを使います。
手でやる場合は、かなり丁寧に材料を混ぜていきます。
ふりだしでは水の量を、本で書いてるものの半分から3分の1にします。
このほうが失敗がないのです。
水分が多い部分から腐敗して失敗します。
また最後に入れる袋はかなり空気に触れないようにします。
ふりだしでは最終的に肥料の袋に入れ、上から固く締めていき、口をひもで縛り、縛った口を下にして置いていきます。 -
マルチを張り終わりました。
肥料入れからはじまり、マルチを張り終わるまで、一気にやり終えなければなりません。
きつかったです。
今年はやはり年を感じました。
現在71歳、現役でバリバリやるのは限界です。
なんと一番衰えるのは、手の指先です。
一番きつい時はペットボトルの蓋さえ開けることができません。
指先が少しづつ石化してきているように、動きがうまく動かなくなり、力が入りません。
それとやはり疲れやすい。
夜は何もできません。
それでもマルチを雨の前に張り終えました。
雨が降ると田んぼの畔塗です。
これから田んぼが始まります。
今年から水の取り入れ口から溝を作り、つまり、田んぼに沿って一列の溝を作り、そこに水を流して、水が温まってから、本田に入るようにします。
この溝は少し深めに作ると、水が無くなった時に、トンボのヤゴや、ホタルの幼虫、オタマジャクシなどの避難場所にもなります。
今年からホタルと赤とんぼを増やす取り組みでもあります。
秋にハザに干した稲の周りにたくさんの赤とんぼが飛ぶという、昔では当たり前の風景が今は消えていこうとしています。
今年は、私たちの有機無農薬田んぼ特区はまた1枚田んぼが増えました。
毎年少しづつですが前進してます。
この様な地に付いたやり方でしか村は変えていくことはできないと思っています。
一歩一歩進んでいきます。
雑音は気にしません。 -
畑に肥料をまく。
20キロの袋を抱えて,撒いていきます。
これがきつい仕事なんです。
重いものを持ってるのでユックリまいていくわけにはいきません。
走るぐらいのスピードで、肥料をまいていきます。
それでも一輪車に牛糞を乗せて、運んで、落として、散らばして、この作業よりは楽です。
大農家は機械でまきます。
仕事が終わって帰ってきて、階段が手すりにすがりながらでないと上がれませんでした。
これから6月中旬まできつい仕事の連続で、時間も待ったなしが続きます。
何しろ種をまいたり、苗の定植をしないと収穫はできません。
その上、霜から霜の期間が5か月近くしかない寒冷地では遅い種まきや苗の定植は、その時点で収穫ができないのが確定してしまいます。
何が何でも種まきと苗の定植まで行かなければなりません。 -
冬です。雪の降る中で仕事。
畑に行き温度計を見ると1度。
そのうち雪が降り始め、雪はどんどん多くなり、風邪も出て来て、まるで冬でした。
それでも仕事はしなければなりません。
寒いので畑の土の移動をしました。
上の畑の問題は水はけが悪いことです。
畑ですので、傾斜を作ってます。
毎年土を少しづつ移動してます。
かなり土が乾くようになってきました。
それでもまだ端っこは湿気が強すぎて、作物の出来は悪いです。
本来なら排水対策で、水抜きのパイプを入れなければならないくらい水が出ます。
湿気た畑は排水対策なしでは何をやってもダメです。
お金と時間があれば暗渠工事もできるんですが、いまだ暗渠は出来てません。 -
4年醤油はおいしい。幻の名醤油。
今年搾った醤油は4年前に仕込んだもの。
意図的に長く置いてるわけではなく、前は手伝いに人もたくさんいたので、醤油の仕込みも多めに仕込んでます。
昨年からは私たち二人だけ、その前の2年もほとんど手伝いに人は来てません。
そのため醤油の消費は減ってしまい、毎年搾るまでの期間が増えただけなんですが、
この醤油がおいしいのです。
醤油は普通暖かいところで作られます。
千葉県なんかは醤油屋さんが多いです。
げたの生まれた小豆島も醤油生産の盛んなところです。
今までは暖かいところがいいとされてきたのですが、この長期発酵醤油は寒冷地ゆえのものかもしれません。
意外と新発見かもしれません。
ただしこれは商売にはならないと思います。
4年も置いていて、値段が倍でも無理だと思います。
幻のおいしい醤油なんでしょう。
このおいしい醤油はふりだしに手伝いに来たら味わえます。
よろしく。 -
醤油搾り。
醤油をしぼりました。
と言っても、おくさんと手伝いの女の子と二人で搾ってました。
げたは、庭の整備、果物の苗を植えたり、花を植えたり、ヤギのエサのクローバーを移植したり、侵食してくる木イチゴ類とつたとかの撤去、庭と畑はほって置
いたらどんどん周りからいろんなものが侵食してきます。くまイチゴ、モミジイチゴ、エビガライチゴ、これらは食べれますが、みんなとげがあるので取らなけ
れば歩くこともできなくなります。
他にもとげのあるものがたくさん侵入してきます。
毎日10回以上手にとげが刺さります。
それ以外にもススキやアザミなんかも取らなければなりません。
アケビやその他の蔓類も厄介です。
木に巻き付いて、木を枯らしたりもします。
毎日これらの撤去をしてます。
敷地が広いのでなかなか終わりません。
まだ半分くらいしかやってません。手伝いの女の子は明日行きます。
彼女のおかげで、豆類の最終的な処理とか、油搾り用のヒマワリなんかは干していたものを最終的に使える状態までやってくれました。
野草茶用のモノも干してはいるのですが、そのあと細かくしないとブレンドできません。
はさみで熊笹とほかのモノも細かくしてくれました。
この様な仕事は一番後回しになってしまいます。
手伝いの人が居ればこのような仕事もまわっていきます。
ありがとうございました。
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