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バイオディーゼル。
今日娘のいえの車をてんぷら油で走らせるのに。改造の為に小出さんという方が長野から来て話をしながら改造をしてくれました。
分った事は
まずバイオには2種類あるのです。
一つは今日のてんぷら油をそのまま燃やすタイプ。
これには少しの改造が必要です。
つまりフィルターでてんぷら油を漉しながら暖める部品、それと軽油とてんぷら油の切り替えバルブ、それとてんぷら油を入れるタンク。
フィルターとバルブはそんなに大きなものでは無いのですが、狭いエンジンルームに取り付けるのはやはり大変そうでした。
特にここは道が悪いのでエンジンの下部に取り付けるわけには行きません。
ボンゴが一番改造しやすいそうです。
もう一つはてんぷら油は精製して、ケミカルを添加して使うタイプです。
げたの知ってるのはこちらのタイプです。
ただこれだとてんぷら油の精製したものが手に入る場所が近くなければ使えません。
このタイプは同じタンクにてんぷら油、軽油を入れることが出来ます。
混合も出来るそうです。
その代わり個人でてんぷら油の精製は手間がかかります。
またてんぷら油が手に入る場所もあまり増えていません。
てんぷら油をそのまま使えるタイプの場合は最悪てんぷら油を買うこともできるそうですが、その場合は軽油で走ればいいみたいです。
このタイプンの欠点は寒さに弱いということです。
軽油も冬場は薬剤を入れて無いと、ここでは凍ってしまいます。
てんぷら油はゼリー状になるでしょう。
寒いところは冬場は無理をしないで軽油で走るか、油を精製するタイプを選択するかだと思います。
私自身は詳しくないので、どちらがいいのかは分かりません。
ただ、時かにこの目で見るといろんな事が分ります。
この場合も地域で誰かがやってみるのは大切な事だと思います。
今はてんぷら油で走る車ネットワークも大きくなってきてるみたいです。
ヘンプ油で車を走らせる時代は来ないかもしれませんが、とりあえず小さな一歩である事には変わりはありません。何か本人は山奥で引きこもりたいと願ってるのですが、まわりがどんどん動いていきます。
動きの中とか、増してや中心には居たくは無いのですが、いかんせん人材が居なさ過ぎるのです。
本来ならばこういうことはどんどん若い人がやるべき事です。
今回は若い人が始めたのですが、油絞りとか、醤油作りとか、種交換会、とか馬とかは今のところまだ若い人で中心になる人が、または先駆的にやる人がまだ出てません。
話は出てるのですが、げたのようにあまり何も考えずに始めるのが出来ないのか、それとも他の事で忙しいのかわかりません。
それでも若い人達は少しずつはあるが動き出しては居ますので、われわれ、たそがれ組みも、もう少しのご奉仕なんでしょう。
何はともあれ、早くわずらわしい事からは開放してもらいたいものです。
ゆっくり一服ぐらいさせてくださいよ。 -
ポットン便所の便槽が見つかりません。
恐ろしい事ですが、すでにポットン便所の便槽は製造はしてないそうです。
田舎でも新しく便所を作る場合は最低でも合併浄化槽で水洗なのでしょう。
私たちはどんどん時代から置いていかれてるみたいです。
私たちが使ってる白熱電球もすでに売っていません。
蛍光灯も気持ち悪いのですがLED電球はもっと気持ち悪いのです。
思わぬところで自分が絶対的な少数者なのだと言う事を確認できました。
それでも便槽は無いと困るのでどうすればいいのでしょうね。
もちろんコンクリートで作れば出来るのはわかってるのですが、ミキサー車が入れないここではコンクリートで作るのは大変な事なのです。
やけくそで枠だけ作ってその下にマナサール菌の米ぬかをまいて、後は駄々漏れ便所にする案も浮上しています。
面倒なのは嫌いなので、コンポスト便所は無理だと思ってます。
何はともあれどうすればいいのでしょう。
困りました。 -
田んぼのヒエ取りとヒマワリの収穫。
昨年まで自然農風でやっていた田んぼのヒエが暴走状態です。
今日はヒエ取り。
取ったヒエは干して冬場のヤギの餌にします。
かなりの量の餌ができそうです。
ヤギはヒエの干したのは大好きです。
この暴走したヒエを取らなかったら来年は大暴走になります。
ヒエを取ってもらっても、慣れない人にはヒエと稲の違いが分りません。
特に稲の直ぐ横に生えてるヒエはまず見分ける事が出来ません。
最近の人は観察力が非常に弱いので、教えてもうまく見分ける事ができないみたいです。
もっともヒエを見分けるのは非常に難しいのは事実です。
これをいきなり見分けろと言うのが無理ではあるのですが。
ふりだしでは田んぼは草ボーボーにはしません。
若い人は草ボーボーでもやむをえないのですが、私たちまでそれをやるわけにいきません。
村の人はよく見てます。
こちらのやり方を見て、田んぼを貸すかどうかを判断するわけです。
こちらは無農薬なので、最初から村に人にとって貸すのは不安があるわけです。
草ボーボーは収量にも大きく影響します。
こちらも自分の田んぼだけでも自由に草も生え放題の放任栽培でどれくらい収量があるか試してみたい気持ちはあるのですが、今はようやく村の人がいい所の田
んぼを貸してくれるようになってきたので、この流れを止めないためにも私たちだけでもしっかり田んぼで収量をあげて行かなければなりません。
今のところは他の若い人もうちの娘のだんな以外はよくやってます。
ふりだしよりもきれいにやって、いい米を作ってる人も居ます。ヒマワリは軸が色が変わってきたら借り入れ時です。
これから干して、その後の脱穀が問題ではあるのですが。
最悪、脱穀は冬になるでしょう。
それまで保存がうまく出来るかはわかりませんが。
なにしろネズミも鳥も大好きなのです。
毎年干したままにしていると冬までに種は全部食べられます。 -
ゴマの収穫。
ゴマの収穫が少し遅れてしまいました。
すでに半分くらい開いてる状態なので、普通に刈り取りするとゴマが落ちてしまいます。
大きな漬物袋をコンテナに広げ、1本刈ってはそこで落ちるものは落としてから少し大きめの束にして干します。
ゴマは小さな枝がたくさん出て、その枝が主に倒れてしまいます。
そうかと言って真ん中の主柱のみだと収量は半分になります。
手間がかかるので日本ではほとんど栽培されません。
収穫が9月になるので干すのも大変です。その隣のひまわりも小さなものから収穫の時期になってるのですが、問題は干すところです。
ひまわりは少し収穫が遅れるとかびてしまいます。
かびたひまわりは油が絞れません。
干した後がまた大変です。
種を落とさなければならないのですが、今までは少量だったので手で種を落としていたのですが、これだけ大量のひまわりを手で作業するととんでもない時間がかかります。
それとひまわりを手で落とすのは痛いのです。
叩いてみるとか考えねばなりません。
どなたか簡単なひまわりの脱穀の方法を知りませんか。こうなると油絞りはやはり菜種が一番いいのかもしれません。
菜種はもうすぐ種を蒔きます。 -
キビの収穫。
キビの収穫は先端約1メーター以内で刈り取ります。
長く刈ると干すのも脱穀も大変です。
50センチぐらいでも大丈夫です。
先はそろえたほうが脱穀には適してます。
キビの脱穀は足踏み脱穀機でやります。昨日は麦の脱穀と刈り取り。
今頃麦の刈り取りはずいぶん季節はずれなのですが、この麦はいつ蒔いても収穫ができる麦です。
普通小麦は秋播きです。
寒いところは冬越ししないので春に種を蒔きます。
今刈った小麦は何時でも蒔けます。うまくやれば1年に2回収穫できます。
この性質の種はこれのみです。
例えば今年は米が収穫を望めなくなったら、代わりに麦を蒔くと麦は収穫できます。
このようなケースのために種を毎年更新してます。
この種なんかもいろんな人が種を持っていてほしいものです。
来年は大鹿村で何とか種交換会をやりたいと考えてます。
ただ、げたはイベントは苦手なのです。
行くのもそれほど好きではないのに、自ら主催するのは非常に気が重いことなのです。
早く若い人に育ってもらいたいものです。
なにしろ60歳以上は現役を退くべきが、私の主張であるのです。 -
種交換会の補足。
小さな命の祭りで種交換会をやりました。
今年も盛況で説明が十分出来ませんでした。
特に気になったのはトウモロコシです。
会場では3種類のトウモロコシの種を出していたのですが、違う種類のトウモロコシは同じ畑で栽培は出来ません。
隣にスイートコーンを栽培している畑がある場合もだめです。
トウモロコシだけではなく、カボチャも、稲も、ズッキーニも、つまり花粉で受粉する作物の多くは同じ畑、または隣の畑では栽培できません。
トウモロコシの場合、隣または同じ畑でスイートコーンを作ってる場合はとんでもない事になります。
スイートコーンはまずくなる可能性が大きいです。
種を食べる作物はその年から問題が出ます。
種を取ってその種を使う場合は次の年に問題が出ます。
交配していい物ができる可能性より、だめになる可能性のほうが大きいのです。
場合によっては損害賠償になるケースもあります。
長野県ではお酒に使う米の隣で、多分古代米か何か普通の米に大きな影響の出る米の品種を作付けしたものと思われます。
裁判で損害賠償の判決が出てます。
隣がプロの農家だと影響は大きいので気をつけてください。
家庭菜園でもそれが元で険悪になる可能性も大きいので気をつけてください。
ふりだしでは、とうもろこしは5種類くらい作付けしてるのでいつもこれは気を使います。
例えば下の畑の隣ではスイートコーンを作ってるので一応品種を聞いて問題の無い品種である事を確認して作ります。
スイートコーン同士でも相性の悪いものはあります。
基本、スイートコーンの横ではスイートコーン以外作りません。
カボチャや、スイートコーンの場合、大池の畑では隣の人も同じ品種を作ってます。
これはケースバイケースですのでお隣の畑の方とよく話をしてください。 -
小さな命の祭りに行ってきました。
3日間で準備と後始末で2日半、その間毎晩帰ってきてヤギの乳を搾り、野菜を収穫してまたお祭り会場へ行くと言う超ハードスケジュールです。
今日もまだ疲労が抜けきらないのですが、仕事は仕事、やることはやらねばなりません。
今回の祭りでは多くの振りだし塾に来ていた人達と再会できました。
こんなにたくさんの人が主に長野県で田舎生活をしているのに、初めてここでの活動が実を結んでいるのを実感しました。
今回感じたことは、時代は確実に変わりつつあると言う事です。
少しづつみんなの活動が実を結んでいってるのでしょう。
3,11の影響が大きいのでしょう。
少しは希望が見えてきた感じはします。
ふりだしのブースへの応援ありがとうございました。 -
黒潮の蛇行。
黒潮の蛇行と海水温の上昇で日本近海は異常が続いてるそうです。
夏の高温と少雨の原因はジェット気流の大蛇行が大いに関係してるみたいです。
ジェット気流は別名偏西風とも呼ばれています。
今この気流がヨーロッパ、日本、アメリカの3箇所で大きく蛇行しています。
なぜ、この3箇所で蛇行してるのかは分りませんが、何かの共通項がこの3箇所にあるきはします。
これは多分地磁気の減少、極の移動等とも関係がありそうです。
もしかしたら、陰謀論者の言うところの(ハープ)にも関係があるのかもしれません。
原因はともあれ、ますます農業には厳しい状況です。
この上TPPです。
なにしろ全てが非公開。
何も情報が出せないなんて、やばい事やってるの間違いないのです。
日本はこれを拒否できません。
原発の再開も、消費税の増税も、拒否できません。
ひたすらアメリカの言うなりにしか出来ないのです。
日本が本当に独立できるまでこれは続きます。
日本が独立するということはアメリカのおこぼれで経済が成り立ってるのをやめるという事です。
貧乏になるということです。
アメリカに支配されながらいつ戦争に巻き込まれるかわからない、いつ原発に問題が起きるか分らない、貧富の差はもっと大きくなる、それでも少しは便利で豊かな生活が出来るかもしれません。
独立するなら貧乏は覚悟して下さい。
殺されるかも分らない覚悟は必要だと思います。
非暴力非服従の闘いは厳しいものだと思います。
闘いでさえないかもしれません。
ひたすら非暴力、非服従で生きるとしか言いようが無いのです。
分ってもらう以外方法は無いのです。
無理にわからせる事も出来ないのです。
これはほんまにしんどい事です。
がんばって下さい。
私も踏ん張ります。
めげめげではありますが。 -
グリーンピースご飯。
おいしいのです。
缶詰とか瓶詰めグリーンピースは同じ形状をした別のものです。
あまりにおいしいのでおかずが食べれません。
もったいないのでご飯だけで食べ、おかずは別に食べます、
後1回ぐらいはグリーンピースご飯が食べれそうです。
ただし今頃の栽培は向いていないみたいで、うどん粉病が蔓延してます。
それでもサヤエンドウが出てるときよりは、今のほうがグリーンピースの価値はあります。
あまりにもおいしかったのです。 -
アワの収穫。
下の畑のアワを収穫しました。
今年は新しく手に入れたモチアワを試しに作っています。
例年は信濃アワダチを作っています。
今年はシナノアワダチは種の更新のみの栽培です。
収量はシナノアワダチのほうが多そうです。
茎の高さもシナノアワダチのほうが低いので倒れにくいと思います。
来年はシナノアワダチに戻りそうです。
種はこういう年でも更新用に作ります。
その土地で長く作るほどその土地に合った種になります。
10年もすれば大鹿シナノアワダチになるでしょう。
20年経てばもう別の種類になるでしょう。
その為毎年少しづつでも種を更新し続けるのです。
今はどれだけの種を持ってるかは非常に大事なときです。
何かあったら外からの種は期待できなくなる可能性はあります。
その場合大鹿村はみんなが持っている種で村のものを食べさせていかなければならなくなります。
また、モンサントの世界攻略戦術により種はどうなるか分りません。
アメリカ人が勝手に種を特許登録していってます。
恐ろしい事です。
この意味でも種の自給は非常に大事な事なのです。余談ですが「小さないのちの祭り」で種の交換会をやるそうです。
昨年ははと麦、古代麦、リネン,珍しいカブ等の種を手に入れました。
振りだしでもいろんな雑穀の種をたくさん持っていきます。
興味のある人は「小さないのちの祭り」で検索ください。
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