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キビの収穫。
キビの収穫は先端約1メーター以内で刈り取ります。
長く刈ると干すのも脱穀も大変です。
50センチぐらいでも大丈夫です。
先はそろえたほうが脱穀には適してます。
キビの脱穀は足踏み脱穀機でやります。昨日は麦の脱穀と刈り取り。
今頃麦の刈り取りはずいぶん季節はずれなのですが、この麦はいつ蒔いても収穫ができる麦です。
普通小麦は秋播きです。
寒いところは冬越ししないので春に種を蒔きます。
今刈った小麦は何時でも蒔けます。うまくやれば1年に2回収穫できます。
この性質の種はこれのみです。
例えば今年は米が収穫を望めなくなったら、代わりに麦を蒔くと麦は収穫できます。
このようなケースのために種を毎年更新してます。
この種なんかもいろんな人が種を持っていてほしいものです。
来年は大鹿村で何とか種交換会をやりたいと考えてます。
ただ、げたはイベントは苦手なのです。
行くのもそれほど好きではないのに、自ら主催するのは非常に気が重いことなのです。
早く若い人に育ってもらいたいものです。
なにしろ60歳以上は現役を退くべきが、私の主張であるのです。 -
種交換会の補足。
小さな命の祭りで種交換会をやりました。
今年も盛況で説明が十分出来ませんでした。
特に気になったのはトウモロコシです。
会場では3種類のトウモロコシの種を出していたのですが、違う種類のトウモロコシは同じ畑で栽培は出来ません。
隣にスイートコーンを栽培している畑がある場合もだめです。
トウモロコシだけではなく、カボチャも、稲も、ズッキーニも、つまり花粉で受粉する作物の多くは同じ畑、または隣の畑では栽培できません。
トウモロコシの場合、隣または同じ畑でスイートコーンを作ってる場合はとんでもない事になります。
スイートコーンはまずくなる可能性が大きいです。
種を食べる作物はその年から問題が出ます。
種を取ってその種を使う場合は次の年に問題が出ます。
交配していい物ができる可能性より、だめになる可能性のほうが大きいのです。
場合によっては損害賠償になるケースもあります。
長野県ではお酒に使う米の隣で、多分古代米か何か普通の米に大きな影響の出る米の品種を作付けしたものと思われます。
裁判で損害賠償の判決が出てます。
隣がプロの農家だと影響は大きいので気をつけてください。
家庭菜園でもそれが元で険悪になる可能性も大きいので気をつけてください。
ふりだしでは、とうもろこしは5種類くらい作付けしてるのでいつもこれは気を使います。
例えば下の畑の隣ではスイートコーンを作ってるので一応品種を聞いて問題の無い品種である事を確認して作ります。
スイートコーン同士でも相性の悪いものはあります。
基本、スイートコーンの横ではスイートコーン以外作りません。
カボチャや、スイートコーンの場合、大池の畑では隣の人も同じ品種を作ってます。
これはケースバイケースですのでお隣の畑の方とよく話をしてください。 -
小さな命の祭りに行ってきました。
3日間で準備と後始末で2日半、その間毎晩帰ってきてヤギの乳を搾り、野菜を収穫してまたお祭り会場へ行くと言う超ハードスケジュールです。
今日もまだ疲労が抜けきらないのですが、仕事は仕事、やることはやらねばなりません。
今回の祭りでは多くの振りだし塾に来ていた人達と再会できました。
こんなにたくさんの人が主に長野県で田舎生活をしているのに、初めてここでの活動が実を結んでいるのを実感しました。
今回感じたことは、時代は確実に変わりつつあると言う事です。
少しづつみんなの活動が実を結んでいってるのでしょう。
3,11の影響が大きいのでしょう。
少しは希望が見えてきた感じはします。
ふりだしのブースへの応援ありがとうございました。 -
黒潮の蛇行。
黒潮の蛇行と海水温の上昇で日本近海は異常が続いてるそうです。
夏の高温と少雨の原因はジェット気流の大蛇行が大いに関係してるみたいです。
ジェット気流は別名偏西風とも呼ばれています。
今この気流がヨーロッパ、日本、アメリカの3箇所で大きく蛇行しています。
なぜ、この3箇所で蛇行してるのかは分りませんが、何かの共通項がこの3箇所にあるきはします。
これは多分地磁気の減少、極の移動等とも関係がありそうです。
もしかしたら、陰謀論者の言うところの(ハープ)にも関係があるのかもしれません。
原因はともあれ、ますます農業には厳しい状況です。
この上TPPです。
なにしろ全てが非公開。
何も情報が出せないなんて、やばい事やってるの間違いないのです。
日本はこれを拒否できません。
原発の再開も、消費税の増税も、拒否できません。
ひたすらアメリカの言うなりにしか出来ないのです。
日本が本当に独立できるまでこれは続きます。
日本が独立するということはアメリカのおこぼれで経済が成り立ってるのをやめるという事です。
貧乏になるということです。
アメリカに支配されながらいつ戦争に巻き込まれるかわからない、いつ原発に問題が起きるか分らない、貧富の差はもっと大きくなる、それでも少しは便利で豊かな生活が出来るかもしれません。
独立するなら貧乏は覚悟して下さい。
殺されるかも分らない覚悟は必要だと思います。
非暴力非服従の闘いは厳しいものだと思います。
闘いでさえないかもしれません。
ひたすら非暴力、非服従で生きるとしか言いようが無いのです。
分ってもらう以外方法は無いのです。
無理にわからせる事も出来ないのです。
これはほんまにしんどい事です。
がんばって下さい。
私も踏ん張ります。
めげめげではありますが。 -
グリーンピースご飯。
おいしいのです。
缶詰とか瓶詰めグリーンピースは同じ形状をした別のものです。
あまりにおいしいのでおかずが食べれません。
もったいないのでご飯だけで食べ、おかずは別に食べます、
後1回ぐらいはグリーンピースご飯が食べれそうです。
ただし今頃の栽培は向いていないみたいで、うどん粉病が蔓延してます。
それでもサヤエンドウが出てるときよりは、今のほうがグリーンピースの価値はあります。
あまりにもおいしかったのです。 -
アワの収穫。
下の畑のアワを収穫しました。
今年は新しく手に入れたモチアワを試しに作っています。
例年は信濃アワダチを作っています。
今年はシナノアワダチは種の更新のみの栽培です。
収量はシナノアワダチのほうが多そうです。
茎の高さもシナノアワダチのほうが低いので倒れにくいと思います。
来年はシナノアワダチに戻りそうです。
種はこういう年でも更新用に作ります。
その土地で長く作るほどその土地に合った種になります。
10年もすれば大鹿シナノアワダチになるでしょう。
20年経てばもう別の種類になるでしょう。
その為毎年少しづつでも種を更新し続けるのです。
今はどれだけの種を持ってるかは非常に大事なときです。
何かあったら外からの種は期待できなくなる可能性はあります。
その場合大鹿村はみんなが持っている種で村のものを食べさせていかなければならなくなります。
また、モンサントの世界攻略戦術により種はどうなるか分りません。
アメリカ人が勝手に種を特許登録していってます。
恐ろしい事です。
この意味でも種の自給は非常に大事な事なのです。余談ですが「小さないのちの祭り」で種の交換会をやるそうです。
昨年ははと麦、古代麦、リネン,珍しいカブ等の種を手に入れました。
振りだしでもいろんな雑穀の種をたくさん持っていきます。
興味のある人は「小さないのちの祭り」で検索ください。 -
蜂を殺しきれません。
畑の草を刈っていたら蜂の巣だらけでした。
こちらは草蜂、おとなしいタイプです。よほどでなければ刺しません。
直ぐ隣の草を刈っていたのですが刺されませんでした。
てつは巣を作ってるとたんに振動を与えたので1回刺されました。
それでも蜂の巣を落とす気にはなりません。
こちらの草蜂は刺されてもそれほどたいしたことが無いのも理由のひとつなのですが、蜂の巣を見つけ次第落としていくとか殺していく事がどうしても出来ません。
これくらいでいいのではないかと思っています。
アブなんかは見つけ次第ころしますが。
アブは蜂と似ているので本当に大変なのです。
特にこちらは蜂に神経質になってるときは余計に気になります。
蜂は虫を取るのです。
あまり蜂を殺すとこちらは虫で大変になります。
これが一番の理由ではあります。
アブは人間もヤギも刺されるだけです。
それに少々殺しても全然減りません。
蜂も減ってるわけではありません。
それどころか増えてます。
今回の草刈で5メーターに3個の草蜂の巣がありました。
どの巣も親蜂が鈴なりです。
虫が多いせいだと思います。
結局例年のごとく蜂の巣はたくさん残っています。
スズメバチも2箇所巣を作ってますがそのままです。
足長もバッテリーの横の巣を全滅させただけです。
まあ、山奥に住んでいたら蜂との付き合いはこんなもんだと思っています。
もちろんこっちの命はかかってるのですが、蜂の巣を見つけ次第全部落としていくのも大変なわけです。
面倒なところもあります。ジャガイモを掘り終わりました。
麦がもう少しで収穫というところで、昨日の強い雨で倒れてしまいました。
明日から麦刈りです。
盆も1日も休めませんでした。
スイカが2日に1個の割りで取れてます。
暑い日は1日1個食べたりもします。
これからスイカが一杯取れそうです。
ブルーベリーは終わりが近いです。
エビガライチゴは時間がかかりすぎるので2回で終了です。
後は子供たちが食べるだけです。 -
また蜂に刺されました。
やはり前回と同じ最近出現した黄色い草蜂。
こいつは凶暴です。
個体数も非常に多く、ひとつの巣に20匹ぐらいいます。
この黄色い草蜂はここでは3年前に初めて発見しました。
昨年はかなり刺され、今年もやられてます。
藪の中の草とか木の葉の下に巣を作るので発見は難しく気がついたら刺されてます。
普通草蜂は巣を落とすだけで親は殺しませんが、今回は殺虫剤を使いました。
今回も朝刺され午後一杯寝込んでいました。
刺された指じゃない指の関節が痛みます。
刺された後吐き気がして、若干クラクラして気分が悪くなります。
痛さもすごく痛くてこまります。
この調子で蜂に刺されていたら非常にやばいものを感じます。
敷地内の蜂の巣を全部取りたくなります。
多分Aフレームハウスの蜂の巣は殺虫剤で殺してしまう事になりそうです。
他の巣も取るしか仕方が無いと思います。
やはり田舎ではこちらに実害があるものに対しては容赦なく殺していかないと生活できないのでしょう。
変な自然観でやたら虫も殺すことは無いなんて甘い事を言っていたらこうなるのでしょう。
地元の人に話をしたら笑われる事です。 -
ハチ。
あしなが蜂の巣が太陽電池用のバッテリーの直ぐ上にあります。
前回のバッテリー液の補充のときは刺されませんでした。
今回またバッテリー液の補充が近づいてきました。
巣はバッテリーの約50センチ上です。
前回のときは親蜂の数が少なかったのですが、今回は親蜂は10匹近くに増えています。
親蜂が3匹まで位はよっぽどで無いと攻撃はしてきません。
1匹ではまずありえません。
足長蜂はよく家の入り口の近くとか窓の近くとか壁などに巣を作ります。
普段はほとんどほったらかしです。
人がしょっちゅう前を通ってもまず刺しません。
今回はあまりにも危ないところなので巣を攻撃しました。
普通は巣を落とすだけで親は殺しません。
やはり蜂に刺されたばかりなのでこちらも攻撃的になってるのでしょう。
殺虫剤を使いました。
それでもまだ一杯ある蜂の巣全部を攻撃するつもりはありません。
ある程度は持ちつ持たれつなので、少々はこちらも我慢すべきだと思っています。
これって大変な事なんですよ。
下手すると命にかかわりますから、家の周りの蜂の巣は全部落とすべきなのですが、こちらも山奥に住んでる以上はある程度我慢すべきだと思っています。
蜂の場合はアレルギーを持ってる人もいますからある程度は取ったほうがいいのかもしれません。
ふりだしにはいろんな人が来ますので、普通は考えられないケースで蜂に刺されたりします。
スズメバチの場合は巣を残すと、部屋に入ってくるのです。
部屋で鉢合わせをすると刺されるケースも多くなります。
それでも巣は落とさないんですよ。
蜂とのお付き合いも大変なんです。
自然との付き合いは慎重であるべきだと思ってます。
街の人は異常に慎重か異常に行きすぎかが多いですが。 -
ジャム作り。
ブルーベリーとエビガライチゴのジャム作りと言うか、収穫で午前中が終わりました。
げたはエビガライチゴの周りのとげのある木や草を刈り取り、毎年の事ですが蜂に刺されました。
手の指を刺されたのですが、指がしびれてしまいました。
今年の蜂の毒が強いのかもしれません。
それでも蜂の巣を落とさないと危ないので何とか蜂の巣を落としました。
蜂の巣を落とすときはまず蜂の巣を発見しなければなりません、ここで再度刺される事もあります。
今回は葉の裏にあったので中々見つかりませんでした。
見つかったら棒で落とします。
巣を落としたらその日は近づきません。
次の日になると大丈夫です。
午後は寝込んでしまいました。
昨年は20発くらい刺されたので限界なのかもしれません。
蜂の毒は体に溜まります。
ある量を超えるとその後は非常に危険です。
ショック死の可能性もあります。
そうだからと言って逃げてるわけにはいきません。
寿命は天命です、仕方ありません。
田舎で生活して蜂に刺されない方法はありません。
今も頭がガンガンしてます。
田舎の生活では男は危ない仕事と重労働はしなければなりません。
男の一番大事な仕事は家族を自分が死んでも守る事なのです。
それゆえ、蜂に刺されるのが分っていても先に木苺の周りを整備しなければなりません。
蜂に刺されて巣を確認して除くのも仕事です。
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