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自然農風田んぼの田植え。
今年で5年目の自然農風の田んぼの田植えが始まりました。
草を刈るのが大変で、田植えは大部分終わったものの、草の中に苗が植えられてるので、毎回ですが先が大変だなあと思ってます。
自然農風たんぼはこちらとしては手間は3倍、収量は半分と負担は大きいのですが、塾生の多くが興味を持ってることなので、実際やってみてもらってます。
同様に畑も一部で自然農風をやってます。
今日は大豆を定植しました。 -
苗の定植
白花豆、前川金時、トラ豆、ヒエ、ひまわり、の定植。
小麦とオーツムギの追い蒔き。
カラスにやられた部分を追い蒔き。
小麦の条間が広すぎるので間に種まき。
小麦の条間が広すぎると、まず草が増えます。
無駄な空間が多いので収量が下がります。
手伝いの人に任せたのが失敗で、倍近く条間を空けて種を蒔いてしまってました。
芽が出ないときがつかないので、やむなく今日追加の種まきをしました。
農業経験が無い人達には、こんなちょっとしたことが大きく収量に影響してなおかつ仕事も増えることが理解できてないのです。
農業はちょっとしたことでも大きく収量に影響します。
例えば小麦の場合、種を蒔く量が少ないと、当たり前ですが収量は減ります。
ところが多すぎると、今度は一株が細くなり、収穫前に倒れてしまいます。
小麦は倒れるとほとんど収穫はできなくなります。
倒れると直ぐにネズミと鳥の餌になります。
小麦の種は蒔く時期によって分ケツの数が変わります。
これも考えて種を蒔かなければなりません。
大池の圃場は寒いので小麦の冬越し栽培はあきらめました。
春は一番に蒔けばいいのですが、他の作物の場所が決まらなければ、麦の場所が確定しません。
小麦は蒔く時期が遅れれば遅れるほど収量は落ちます。
うまくいかないのですよ。 -
溜まった畑仕事。
代掻き、田植えで畑での仕事があまり進んで無いので、今日は溜まっていた苗の定植です。
花豆、カボチャ、ズッキーニ、ピーマン、しし唐、エゴマ、アワ、タカキビ、ヒエの定植をしました。
途中雨でヒエは全部定植できませんでした。
後1日あれば残った苗の定植も何とかなりそうです。
今年は手伝いの塾生が安定してるので助かります。
昨年は人はいたのですが、てつとあやちゃん以外は、予定より滞在期間が変わり、こちらの精神も大変でした。
今年は今3人で、明日もう一人長期滞在希望の若者が来ます。
今のところは仕事はスムーズに進んでいます。
この調子なら大池の小屋の建て替えもできそうです。
今日の夕食は大池で取った今年最後のたらの芽です。
大池は今頃たらの芽なんですよ。
今日はカッコウが今年初めて鳴き始めました。
これで定植も安心です。
カッコウが鳴くと霜はきません。 -
田植えが終わりました。田植え機の使い方。
田植え機は早いのですけど補植に時間がかかります。
補植葉丁寧にやる必要は無いという人もいますが、ふりだしの場合はそもそも代掻きがうまくできてません。
代掻き後は1週間ぐらい置くのが土が安定していいみたいです。
田植え機での田植えは、一番難しいのはターンです。
狭い場所でのターンで、古い田植え機の場合は、片方のクラッチを切ってそのままターンをするのですが、クラッチがうまく切れません。
クラッチが切れないと直ぐ横に田植え機を移動できません。
うまく移動ができないと狭い場所でバックをして位置を移動するのですが、これが中々うまくいきません。
今回分った事は、毎年機械の操作を忘れてしまうので、スタートの前に外でターンの練習をする、これは本当にいいです。
今年は塾生二人に田植え機を教えたのですが、事前の練習を十分やったので、彼らのほうがうまく操作できていました。
最初のスタートの位置決めが結構重要です。
ふりだしの田植え機は2乗植えの手押し式です。
この場合、外側2周を残してスタートします。
稲刈り機も同じコースで稲刈りするので、外周4列は最初に稲刈り機が刈れる様に外側をまわっていなければなりません。
この4列を残す場合少し余裕を持たないと、最後に4列が入りません。
外側はトラクターが起こしていない部分があるので、そこに掛かると屋植木は傾いてうまく田植えできません。
ギリギリトラクターが走った場所にタイヤをもって行きます。
外周のターンは畦シートがあるので、畦シートを壊さないように田植え機は上昇させてターンをしなければ、畦シートを壊してしまいます。
最後に田植えが終わったところが出る場所になるように考えて回ります。
出る所も田植え機がターンをするので、苗を植えないで開けておきます。 -
田植え2日目
手植えの田植えは終わりました。
田植え機は1番広い1反5畝の田んぼの田植えを終えました。
強の田んぼは代掻きから水を入れることが出来なかった場所で、部分的に土に亀裂が入ってる状態でした。
田植えのときも水はあまり来てませんでした。
水の引き込み口から遠い為に、水は中々来ません。
それが何と一番きれいに田植えできました。
少し堅い目の土の方がうまく植えれるみたいです。
代掻きがあまりうまくできて無い場合は、低い場所がいつまでも水が引きません。
その低い場所は田植え機が通った後に、植えた苗ごと土が戻ってきます。
狭いところは株間が20センチぐらいになってしまいます。
代掻き後は一度思いっきり土を表に出したほうがいいのかもしれませんが、他の人達は誰もそうしてません。
代掻きが上手にできた場合は問題は無いのかもしれません。
なにしろトラクターもみんなドライブハロー付きだし、田植え機も乗用式です。
装備が違えばやり方も変わるのかもしれません。
こちらはまだ田植え機の扱いにさえなれていません。
田植え機の調整さえできません。
硬いところと柔らかい所は臨機応変に場所によって設定を変えなければならないのかもしれません。
基本的に機械に対してうまく対応ができません。
機械は苦手なのです。
若い人達にどんどん勉強してもらいたいものです。
田植えは後5セの田んぼ1枚のみです。
明日は塾生の二人が田植え機に前向きなので、彼らにやらせる予定です。
無茶苦茶になるかもしれませんが、教えないと駄目なので何とかやってみます。
農業機械自体に慣れて無い二人なのでどうなるかは分りません。
楽しみです。 -
手植えの田植えが始まりました。
田植え開始です。
手植えは4名。
田植え機は一人。
それぞれ5畝です。
手植えは1日で半分強、田植え機は2時間で終わりました。
この差は大きいです。
それでも手植えの田植えは続けます。
ひとつには手植えの技術を教えるためですが、もうひとつの理由は、将来は手植えになる可能性が大きいので、手植えを続けていないと急には手植えに戻れないためです。
手植えの田植えは機械とは違います。
まず、田植えの時には水は抜いておかなくてはなりません。
できれば前日から抜いて他方がいいのですが、今日は当日抜きました。
手植えの田植えには大きく分けて二つの方法があります。
まず一つは30センチ間隔で何らかの方法で線を引いていきます。
この線を引く道具は各地に色んなものがあります。
ふりだしでは、ふりだし出身で大鹿村に住んでいる中野君が作った、少し厚めで幅10センチくらいの板(ツーバイフォー材でいいと思います。)この板の下に先が細くなってる板(短い先のとがった包丁に似た形です)の板を下につけます。
この板は1-2センチ幅、長さは20センチくらい、高さは15センチくらいです。
この応用として、棒に30センチごとの小さな棒を釘で打ち、それをレイキのように手で引くように作ってもいいと思います。
用は田んぼに30センチ間隔のスジが同時に6-8本引ければいいのです。
紐を張る事も考えられますが、ヒモがたるんだりしますし意外とまっすぐできません。
もう一つは30センチと15センチの枠が二つでこれが6から10セットついたもの。
ふりだしでは2センチ角の長い角棒を3本と30せんちのほそい角材を組み合わせて作ったものです。
この枠をパタンパタンと転がしながら植えていきます。
こちらは時間がかかります。
その上3-4人でチームを組んで植えるので、チームワークが必要です。
これが意外と面白いのです。
それにみんな一緒に進んでいくので絵になるし、楽しいんですよ。
後は、植えるだけ。
植えるときは指の1関節文の深さに植えるです。
深く植えると出来が悪くなります。
たかが深さでこんなに変わるのかと言うくらい変わりますから注意して下さい。
これは意外と難しいですよ。
柔らかい土に一関節文植えるといっても、意外と土が柔らかかったりでうまく立たなかったりで、どうしても深く植えてしまいがちになります。
少しくらい倒れてもいいぐらいに思ってください。
倒れてもまた起き上がります。
浮いたものはまた除草のときに植えなおしたりもします。
田植えの後は水をあまり入れないほうがかっちゃくはいいように思います。
参考文献は「手植えの稲作り」横田不二子農文協がありますが、現在絶版で中古の本は高くて手に入りません。 -
代掻きが終わりました。
水の漏れでオーバーヒート気味のトラクターで何とか代掻きを終えました。
丁寧な代掻きはできません。
何はともあれ田植えをしないと。
これで22日から田植えに入れます。
上の気温は相変わらず低いので、大池の畑も家の畑も定植はできません。
18日の朝は大豆の上の土が凍っていました。
幸いまだ芽が出てなかったので被害は無かったのですが。
5月末まで定植はできないでしょう。
5月末になれば今度は定植しないと収穫に影響するので、駄目でも定植するしかなくなります。
今年は厳しくなりそうです。 -
陽だまりマーケット楽しかったです。
田植え直前で忙しい中のフリーマーケットでしたが、若い人が多く、確実に時代の流れを感じました。
忙しくてとうとう会場を一周する事もで来ませんでした。
油絞りの実演は好評でした。
特にオランダの安い簡単な油絞り機は注目を集めました。
これは簡単な構造のために使い方が難しいのです。
実際に搾るところを見て、導入を決めた人もいました。
油絞りの輪が広がりそうです。田んぼは今日も代掻きです。
5セの田んぼ2枚の代掻きが終わりました。
トラクターが壊れる寸前です。
ミッションオイルは漏ってるし、ラジエーターには穴が開いてます。
休みながら使いましたが限界なのでしょう。
明日は水を補給しながら運転しないとやばそうです。
代掻きが終わるまでは修理にも出せません。
12万で買って、4年で駄目になりそうです。
1年間で3万円です。
これでは農家も大変です。
元が古いものなので仕方が無いのですが。
新しいトラクターを買うことができないので修理になると思うのですが、ラジエーターが3万でミッションオイルの漏れはどのくらいかかるか分りません。
何とか田植えまで行きたいものです。 -
田の代掻き。
手伝いのぶんこちゃんが23日に用事で家に帰るので、急遽田植えの日程を22日に設定。
田植えより最低3日早く代掻きをしなくてはならないので、今日は代掻き。
青森の木村さんの言うとおりに、荒く浅く起こして荒く代掻きです。
水漏れが若干心配ですが、どのみち同じ田んぼに自然農風起こさない田んぼがあるので、水は漏れます。
水は少ないほうがいいという話もあるので、水がなくなると入れる方法でやります、というよりそれしかできないのですが。
水を見に行く時間があまり無い上、水が来なかったりもあるので、水は少しづつ入れることにしてます。
水をいつも入れると水口は出来が悪くなります。
田んぼ全体の温度も上がりません。
田んぼの近くに住む人は、水管理が楽なのですが、山の上から下まで降りなければならない私達は、こまめな水管理はできません。
ほどほど収量が上がればいいと思ってます。
手間隙掛ければ収量が上がるのは当然です。
手間を掛けずにほどほど取るのも大事な技術だと思ってます。
自分の置かれている状況に従うのです。
今年はまた一組無農薬で米を作る人が増えたので、鹿塩の奥のほうは無農薬の人の田んぼの方が多いという状態になってきつつあります。
これを鹿塩全体に広げるのが当面の目標です。 -
味噌作り。
味噌の仕込み第1段です。
雨で外に窯を作って煮ることができないので、ガスを使いました。
麹は3月にすでに作って塩きりをしてるので、今日は大豆を煮て、麹と混ぜて,カメに仕込む作業です。
明日も味噌仕込みです。
味噌は昨年は仕込んでいません。
味噌に使う大豆は古いものを使うので煮るのに時間がかかります。
大がまで煮るとほぼ1日かかります。
5-6時間ぐらいです。
かまで煮る場合は焦げ付きやすいので、混ぜ続けなければなりません。
最後の仕上げの段階では付きっ切りで混ぜなければ焦げてしまいます。
焦げてもおいしくはなりません。
こげた部分は使いません。
煮た豆はミンチにする機械で細かくするか、臼でつくか、手で突くかです。
ふりだしには手回しの味噌用のものがあります。
大がまと一緒に昔拾いました。
昔は何でも捨てていたので、もっと拾っておくべきだったとは思います。
味噌の仕込みは今頃が一番適しています。
理由は忘れたのですが、発酵するのに今頃の仕込が一番だったように思います。
昔麹を使わずに、大豆を煮て味噌玉を作って。軒とか室内にぶら下げて味噌を作っていました。
その頃も今頃の時期に味噌玉を作ってました。
詰まり、味噌玉に麹菌が入り、安定して発酵するのには、早くても遅くても駄目なのです。
東北のおばあちゃんが味噌玉を作っている映像を見たことがありますが、大変な作業です。
おばあちゃんは大豆を足で踏んでつぶしていました。
長靴は履いていましたが、昔は素足では冷めてからでなければできなかったでしょう。
ところが熱いほうが大豆は柔らかいのです。
詳しい事は失われた技術です。
味噌玉の大きさは両手を合わせたより少し大きいくらいだったように思います。
縄を編むか、わらを使って味噌玉を吊るしていました。
たぶん縄を編んだほうが確実でしょう。
3方向から固定してたように思います。
軒に吊るした味噌玉をいつ樽かカメに仕込むかは不明です。
昔の記憶では1-2ヶ月だったように思います。
夏になれば腐るので夏前には仕込むのでしょう。
塩は仕込むときに入れるものと思われます。
塩は発酵を遅くしますから、もしかしたら塩は仕込むときに入れなければ大豆は腐るかも。
ここいらが難しいところなんだと思います。
腐らずうまく発酵させる。
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