• 2014年6月3日

    岩沢方式の大豆の定植。

    びっくり栽培と言われているそうです。
    芽が出るといきなり芽と根を切ってしまい、挿し木するなんて想像もできませんでした。
    非常に不安でしたが、定植のときに根を見ると、立派に根は出ています。
    芽も二つ出てます。
    これで3倍取れればたいしたものだと思います。
    植える場所は肥料が一杯入ってます、普通は実がなりません。
    収穫まで不安ではありますが、期待もしてます。
    思えば大豆栽培は収量が少ないので、補助金が出て初めて成り立つぐらいのものです。
    補助金をもらわない私達にはとてもじゃないけど販売用は作れませんでした。
    この3倍収穫法なら販売用も作れます。
    売る側からはいつも作ってくれと言われるのですが、冗談じゃないと思っていました。

    4年ぐらい前にふりだしに来た事があるまなぶが少しの間滞在します。
    4年前は大丈夫かななんて思っていたのですが、しっかりしてきました。
    現在は5人です。

    中耕除草と、ネギ苗の定植、他に花豆の支柱作り。

  • 2014年6月2日

    トマトの定植。花豆の支柱作り。

    トマトの定植がようやく終わりました。
    ここではトマトの定植は、横に穴を掘り、横に苗を植えます。
    苗は出来る限り途長させます。
    つまり、ひょろひょろと伸ばすのです。
    このひょろひょろ苗を横に植え、先だけ地面から出します。
    これにより、横になったトマトの茎から大量の根が出ます。
    それで丈夫なトマトになります。
    理論的に考えれば間違ってると思うのですが、実際やってみるとこのやり方が一番結果はいいのです。
    今年はじめる、1,5メーター間隔でトマトを定植して、わき芽を欠かずに大きくして、キュウリのアーチ型の支柱にキュウリネットをはって、延びたわき芽をネットに結んでいくと言うやり方でも、植えるときはこのやり方です。

    花豆の支柱つくりは順調です。

  • 2014年5月31日

    沢から水を引く。トマトの定植。

    午前中は苗を作っていたハウスが空いたのでトマトの定植。
    今年はトマトの株間を広げます。
    露地トマトは1,5メーターに1本植え、わき芽を基本残します。
    トマトのわき芽をかくのはトマト栽培の常識ですが、それがトマトに問題を起こしていると言う説に興味を持ちました。
    今までハウス栽培中心でしたが、今年は露地栽培と半々ぐらいです。

    沢から水を引くのは、まず、準備するものは、タンク300から500リッター、黒パイ(距離に応じて)、穴の開いた黒パイより少し太めの塩ビ管。
    沢が5メーターぐらい緩やかになってる場所を選びます。
    そこに小さいダムを作ります。
    ダムから上は少し掘ります。
    ダムに黒パイを5メーターぐらい切ったものを中ほどに通しておきます。
    ダムの中に穴の開いた塩ビ管に網戸の網か、網状のものなら何でもいいですを巻きます。
    穴とこの網でごみの進入を止めます。
    その塩ビ管の上に大きな石を置いていきます。
    石を置く事によりごみを止めます。
    石をたくさん置く事で少しのごみが詰まってもどこかから塩ビ管に水は来ます。
    このダムからタンクに水を引きます。
    タンクに黒パイの端を差し込みます。
    細かいことはそれぞれが工夫してください。
    このやり方ですと1年に数回の掃除でシステムの維持ができます。
    完成した後、水が来ない場合は、水源から遠い場合はパイプ内の圧力が強くて高低差の圧力より強くなります。
    この場合は途中に空気抜きの穴を開けるか、空気抜きのバルブを取り付けます。
    距離が短い場合は引いてる黒パイをゆすると水が出ることもあります。
    距離が長くなるほど、高低差が小さくなるほどタンクの容量を大きくしなければなりません。
    細かい作業については質問してください。

    ふりだしでは水場は敷地内に湧いてるので、コンテナに網戸の網をかけてコンテナの中にパイプを入れてそこから水を取ってます。

    参考までに、湧き水は周りの木を切ってはだめです。
    木を切ると水は枯れる事があります。
    太陽が直接さすのもよくないようです。
    水についてはまだまだよく分かっていないことも多いのです。
    湧き水に屋根を作るのはごみとか土も入らなくなり、太陽も差し込まないのでお勧めです。
    ふりだしでは湧き水の上に覆いをしてるだけです。
    それだけでももう2年も掃除もしてません。

  • 2014年5月30日

    ニンジンの種まき、ヒエの種まき、ジャガイモの中耕。

    苗の定植がほとんど終わりました。
    残りはトマトと大豆。
    種まきに入りました。
    今日はニンジン1列。
    ニンジンは早蒔きの場合芽の出が悪いのであまり早くできませんが、早く収穫したいのもあるので少しづつ蒔いていきます。
    ヒエは1回目は苗を作り、今日は種を蒔きます。
    ヒエは半月後にもう1回種を蒔きます。
    種まきをずらすのは安全のためと、栽培形態の違いのためです。
    穀類は少し時期が違うだけで実がならなかったり、収穫が変化します。
    安全のために何回かに分けて種まきをするのと、マルチを使う栽培では苗を作りますが、マルチを使わないケースでは直播です。
    ヒエの直播の場合は、野生のヒエとの見分けが困難です。
    今年は最初条間を30センチで始めたのですが、途中で45センチに変えました。
    種は2011年のものを使いました。
    ヒエは少し古くても発芽します。
    2011年の種を使ったのは、種を持ってくるのを忘れただけです。
    畑の小屋に置いていた古い種を蒔きました。

    ジャガイモは最初に高畝を作ってそこに種イモを置いていく方式です。
    ひろみちゃんの好みです。
    彼女によれば病気が少ないそうです。
    げたはこのやり方はいいとは思っていません、げたのやり方は、まず平らな畑に軽く溝を掘り、そこに種イモを植え、軽く土をかけます。
    ジャガイモの茎が高くなるに従い、土寄せを2階ぐらいします。
    このやり方だと除草の必要がありません。
    最初から畝を高くすると、この後に土寄せはできません。
    除草が手間が掛かります。
    手間が増えるやり方はいいやり方だとは思っていません。
    収量も、病気もそれほど変わってるようには思えません。
    収量も病気もどちらかと言うと天候の影響の方が大きいと思っています。
    家庭の平和のためにひろみちゃんのやり方でやっています。
    栽培方法の違いは他の要因もたくさんあるので、簡単には確定できません。
    何年もやってみないと分らないものです。
    良く毎年やり方を変えるという人がいますが、これではどの栽培方法がいいのかは分らないと思います。
    画期的な方法以外は、手間が少ないほうを選ぶべきです。
    げたは手間が増える方法は、よほどの理由が無いとやりません。
    ヒエのマルチを使わない方法は、手間も増えるし、収量も減ります。
    それでもマルチを少しでも減らしたいので、半々に分けて栽培してます。
    ヒエは保存期間が100年なのと、実はニワトリのえさ、茎は干して冬のヤギの餌になるので、干し草を作る必要がなくなるので、栽培面積を増やしてます。
    ヒエはどんな天候でも実がなります。
    雨が多くても少なくても、気温が低くても高くてもほぼ安定して収穫できます。
    栽培期間も短く、早く霜が降りても大丈夫です。
    味はあまり特徴は無いのですが、餅にしてもおいしいです。
    ご飯に混ぜてもよく分かりません。
    パンに混ぜてもこれと言って変わりません。
    もちろんどちらのケースでもヒエは割合としては多く入れません。
    一度ヒエ飯で食べてみたいと思っています。
    昔の人はヒエとかイモを食べ、米を食べたいとあこがれていたのを知っているので、あえて冷えのご飯を作る気にはならないのかもしれません。
    げたは麦飯とイモで育ちましたが、両方ともそれほどおいしいものではなかったです。
    サツマイモも今はおいしい品種がたくさんあるし、買っても高いのですが、昔は田舎の人はイモと呼ばれていたんですよ。
    もちろん暖かい地方の話ですが。
    薩摩のイモ侍は有名ですが、高校なんかもイモ高なんて言われていたんですよ。
    ヒエなんかは麦よりまだ下で、昔の首相で「貧乏人は麦を食え。」なんてのたまっていた人もいたんですよ。
    江戸時代は百姓は米を作っていたのですが、自分で食べる事ができずにヒエとかアワを食べていたんですよ。
    イモは長い間薩摩が門外不出にしていたので、外ではあまり無かったのではと思います。
    たぶん明治になってからの全国普及なんじゃないかと思います。
    ジャガイモもそんなに前から食べられてなかったのではと思います。
    サバイバルの場合はジャガイモは一番です。
    シベリアでもジャガイモはできます。
    肥料が無くてもジャガイモはできます。
    雨が多いと駄目です。
    ジャガイモとヒエの組み合わせがサバイバルの主力になるでしょう。

  • 2014年5月29日

    自然農風田んぼの田植え。

    今年で5年目の自然農風の田んぼの田植えが始まりました。
    草を刈るのが大変で、田植えは大部分終わったものの、草の中に苗が植えられてるので、毎回ですが先が大変だなあと思ってます。
    自然農風たんぼはこちらとしては手間は3倍、収量は半分と負担は大きいのですが、塾生の多くが興味を持ってることなので、実際やってみてもらってます。
    同様に畑も一部で自然農風をやってます。
    今日は大豆を定植しました。

  • 2014年5月28日

    苗の定植

    白花豆、前川金時、トラ豆、ヒエ、ひまわり、の定植。
    小麦とオーツムギの追い蒔き。
    カラスにやられた部分を追い蒔き。
    小麦の条間が広すぎるので間に種まき。
    小麦の条間が広すぎると、まず草が増えます。
    無駄な空間が多いので収量が下がります。
    手伝いの人に任せたのが失敗で、倍近く条間を空けて種を蒔いてしまってました。
    芽が出ないときがつかないので、やむなく今日追加の種まきをしました。
    農業経験が無い人達には、こんなちょっとしたことが大きく収量に影響してなおかつ仕事も増えることが理解できてないのです。
    農業はちょっとしたことでも大きく収量に影響します。
    例えば小麦の場合、種を蒔く量が少ないと、当たり前ですが収量は減ります。
    ところが多すぎると、今度は一株が細くなり、収穫前に倒れてしまいます。
    小麦は倒れるとほとんど収穫はできなくなります。
    倒れると直ぐにネズミと鳥の餌になります。
    小麦の種は蒔く時期によって分ケツの数が変わります。
    これも考えて種を蒔かなければなりません。
    大池の圃場は寒いので小麦の冬越し栽培はあきらめました。
    春は一番に蒔けばいいのですが、他の作物の場所が決まらなければ、麦の場所が確定しません。
    小麦は蒔く時期が遅れれば遅れるほど収量は落ちます。
    うまくいかないのですよ。

  • 2014年5月26日

    溜まった畑仕事。

    代掻き、田植えで畑での仕事があまり進んで無いので、今日は溜まっていた苗の定植です。
    花豆、カボチャ、ズッキーニ、ピーマン、しし唐、エゴマ、アワ、タカキビ、ヒエの定植をしました。
    途中雨でヒエは全部定植できませんでした。
    後1日あれば残った苗の定植も何とかなりそうです。
    今年は手伝いの塾生が安定してるので助かります。
    昨年は人はいたのですが、てつとあやちゃん以外は、予定より滞在期間が変わり、こちらの精神も大変でした。
    今年は今3人で、明日もう一人長期滞在希望の若者が来ます。
    今のところは仕事はスムーズに進んでいます。
    この調子なら大池の小屋の建て替えもできそうです。
    今日の夕食は大池で取った今年最後のたらの芽です。
    大池は今頃たらの芽なんですよ。
    今日はカッコウが今年初めて鳴き始めました。
    これで定植も安心です。
    カッコウが鳴くと霜はきません。

  • 2014年5月25日

    田植えが終わりました。田植え機の使い方。

    田植え機は早いのですけど補植に時間がかかります。
    補植葉丁寧にやる必要は無いという人もいますが、ふりだしの場合はそもそも代掻きがうまくできてません。
    代掻き後は1週間ぐらい置くのが土が安定していいみたいです。
    田植え機での田植えは、一番難しいのはターンです。
    狭い場所でのターンで、古い田植え機の場合は、片方のクラッチを切ってそのままターンをするのですが、クラッチがうまく切れません。
    クラッチが切れないと直ぐ横に田植え機を移動できません。
    うまく移動ができないと狭い場所でバックをして位置を移動するのですが、これが中々うまくいきません。
    今回分った事は、毎年機械の操作を忘れてしまうので、スタートの前に外でターンの練習をする、これは本当にいいです。
    今年は塾生二人に田植え機を教えたのですが、事前の練習を十分やったので、彼らのほうがうまく操作できていました。
    最初のスタートの位置決めが結構重要です。
    ふりだしの田植え機は2乗植えの手押し式です。
    この場合、外側2周を残してスタートします。
    稲刈り機も同じコースで稲刈りするので、外周4列は最初に稲刈り機が刈れる様に外側をまわっていなければなりません。
    この4列を残す場合少し余裕を持たないと、最後に4列が入りません。
    外側はトラクターが起こしていない部分があるので、そこに掛かると屋植木は傾いてうまく田植えできません。
    ギリギリトラクターが走った場所にタイヤをもって行きます。
    外周のターンは畦シートがあるので、畦シートを壊さないように田植え機は上昇させてターンをしなければ、畦シートを壊してしまいます。
    最後に田植えが終わったところが出る場所になるように考えて回ります。
    出る所も田植え機がターンをするので、苗を植えないで開けておきます。

  • 2014年5月23日

    田植え2日目

    手植えの田植えは終わりました。
    田植え機は1番広い1反5畝の田んぼの田植えを終えました。
    強の田んぼは代掻きから水を入れることが出来なかった場所で、部分的に土に亀裂が入ってる状態でした。
    田植えのときも水はあまり来てませんでした。
    水の引き込み口から遠い為に、水は中々来ません。
    それが何と一番きれいに田植えできました。
    少し堅い目の土の方がうまく植えれるみたいです。
    代掻きがあまりうまくできて無い場合は、低い場所がいつまでも水が引きません。
    その低い場所は田植え機が通った後に、植えた苗ごと土が戻ってきます。
    狭いところは株間が20センチぐらいになってしまいます。
    代掻き後は一度思いっきり土を表に出したほうがいいのかもしれませんが、他の人達は誰もそうしてません。
    代掻きが上手にできた場合は問題は無いのかもしれません。
    なにしろトラクターもみんなドライブハロー付きだし、田植え機も乗用式です。
    装備が違えばやり方も変わるのかもしれません。
    こちらはまだ田植え機の扱いにさえなれていません。
    田植え機の調整さえできません。
    硬いところと柔らかい所は臨機応変に場所によって設定を変えなければならないのかもしれません。
    基本的に機械に対してうまく対応ができません。
    機械は苦手なのです。
    若い人達にどんどん勉強してもらいたいものです。
    田植えは後5セの田んぼ1枚のみです。
    明日は塾生の二人が田植え機に前向きなので、彼らにやらせる予定です。
    無茶苦茶になるかもしれませんが、教えないと駄目なので何とかやってみます。
    農業機械自体に慣れて無い二人なのでどうなるかは分りません。
    楽しみです。

  • 2014年5月22日

    手植えの田植えが始まりました。

    田植え開始です。
    手植えは4名。
    田植え機は一人。
    それぞれ5畝です。
    手植えは1日で半分強、田植え機は2時間で終わりました。
    この差は大きいです。
    それでも手植えの田植えは続けます。
    ひとつには手植えの技術を教えるためですが、もうひとつの理由は、将来は手植えになる可能性が大きいので、手植えを続けていないと急には手植えに戻れないためです。
    手植えの田植えは機械とは違います。
    まず、田植えの時には水は抜いておかなくてはなりません。
    できれば前日から抜いて他方がいいのですが、今日は当日抜きました。
    手植えの田植えには大きく分けて二つの方法があります。
    まず一つは30センチ間隔で何らかの方法で線を引いていきます。
    この線を引く道具は各地に色んなものがあります。
    ふりだしでは、ふりだし出身で大鹿村に住んでいる中野君が作った、少し厚めで幅10センチくらいの板(ツーバイフォー材でいいと思います。)この板の下に先が細くなってる板(短い先のとがった包丁に似た形です)の板を下につけます。
    この板は1-2センチ幅、長さは20センチくらい、高さは15センチくらいです。
    この応用として、棒に30センチごとの小さな棒を釘で打ち、それをレイキのように手で引くように作ってもいいと思います。
    用は田んぼに30センチ間隔のスジが同時に6-8本引ければいいのです。
    紐を張る事も考えられますが、ヒモがたるんだりしますし意外とまっすぐできません。
    もう一つは30センチと15センチの枠が二つでこれが6から10セットついたもの。
    ふりだしでは2センチ角の長い角棒を3本と30せんちのほそい角材を組み合わせて作ったものです。
    この枠をパタンパタンと転がしながら植えていきます。
    こちらは時間がかかります。
    その上3-4人でチームを組んで植えるので、チームワークが必要です。
    これが意外と面白いのです。
    それにみんな一緒に進んでいくので絵になるし、楽しいんですよ。
    後は、植えるだけ。
    植えるときは指の1関節文の深さに植えるです。
    深く植えると出来が悪くなります。
    たかが深さでこんなに変わるのかと言うくらい変わりますから注意して下さい。
    これは意外と難しいですよ。
    柔らかい土に一関節文植えるといっても、意外と土が柔らかかったりでうまく立たなかったりで、どうしても深く植えてしまいがちになります。
    少しくらい倒れてもいいぐらいに思ってください。
    倒れてもまた起き上がります。
    浮いたものはまた除草のときに植えなおしたりもします。
    田植えの後は水をあまり入れないほうがかっちゃくはいいように思います。
    参考文献は「手植えの稲作り」横田不二子農文協がありますが、現在絶版で中古の本は高くて手に入りません。

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