-
田んぼのEM農法、秋のボカシを入れEM菌をまき起こす作業が終わりました。
昨日は藁をカッターで裁断して、今日はEMボカシと米ぬかをまき、EM菌をまいて、田んぼを起こしました。
この作業はワラの分解の促進と、EM菌による発芽促進を促す作用で発芽した草を、田んぼを起こすことで枯らすというやり方です。
当然ですが、もう12月になる時期にこの作業を行っても遅すぎるわけですが、資材も購入済みで、菌は生き物ですから来年まで置いておくわけにもいきません。
効果はないかもしれないけど、とりあえずやってみました。 -
大豆の収穫も終わり、大池の畑のアマまきのキャベツも収穫して、畑にはもう収穫するものはなくなりました。
一昨日に大豆の収穫を終わりました。
草ボーボーで収量はあまりないだろうと思っていたのですが、収穫してみると豊作でした。
2回中耕したので、草が増える前に大豆の株の展開が終わっていたので、草がそれほど収穫に影響なかったものと思われます。
ただ草のために下部の大豆と倒れた大豆はネズミにやられました、それでも収量は十分です。
米のオファーが増えてるのですが、こちらはやや不作の作柄で買いたい方々に回せる量がありません。
無農薬のコメは作れば確実に売れるのですが、まだ栽培法が確立してないのと、人的な対応が十分できないので栽培面積も増やせません。
ふりだし塾は野菜のプロ農家なので、野菜に関しては無農薬の技術は確立しています。
米は何しろ難しい、毎日田んぼに行ければ、もっと対応は楽なのですが、こちらじゃ野菜農家なので、野菜が優先されます。
もっとお米に時間を割きたいのですがそれもできません。
若い人たちの技術の確立を待つしか仕方がないのかもしれません。
げたはもう限界なのです。
あれもこれもできません。
若い人たちも頑張ってるのですが、やはりみんな他に仕事を持って、兼業でやってる人たちばかりなので、やはり限界があります。
ここでも新しい若い人たちが来てくれるのを待つしか仕方がない状況です。
せめて村がもう少し農業に力を入れてくれたらと思いますが、村もあらゆることが限界で、現状を維持するのが精一杯なのも分かります。
つまり現在的には、打つ手なしのお手上げ状況です。また変な方向に話が行ってしまいましたが、何しろ疲れ切ってます。
疲れ切ってるので、どうしても悲観的な方に流れがちになります。
農業の現状は、毎年の気候の異常についていけないくらい難しくなってます。
もう技術では対応しきれないくらい、毎年何か違う問題が起きます。何はともあれ、後残ってる仕事で急いでやらなければならないモノは田んぼの秋処理だけです。
その後は土が凍るまでにどれくらい後片付けができるかだけです。
とてもじゃないですけど、全部終わるのは不可能です。 -
大豆の収穫。
昨日は稲刈りが終わり。
稲刈りの後に大豆の収穫に入りました。
実を言うと稲刈りは機械が使えず、つまりあまりにも貧弱なので機械に詰まってしまうので、やむなく手刈りしてました。
手刈りはやはり体に来ます。
そのあとの大豆も最初のしっかり草を取ったところは機械でできましたが、その後の草を取れなかった大部分は手で刈るしかないのです。
草に覆われた大豆はネズミのいい餌場になってしまいます。
かなりネズミに食われていました。
それでも手刈りだと一気に刈れません。
稲も大豆も結局は十分に手が入れることができなかったのが結局、最後にもっと手間が増えて帰ってくるのです。
稲も結局は追肥の遅れで、あのように悲惨な収穫になってしまいました。
昨年からいもち病がひどいのです。
まだいもち病に慣れてない私たちには、まだ防除(と言っても木酢の散布なんですが)のタイミングもしっかり定まりません。
昨年までは毎年一部にいもち病が出ても、それほど収量に影響はありませんでした。
昨年からひどくなって、田んぼによってはほぼ収穫が2-3割ぐらいまでに落ちるようになってしまいました。
それで、今年は元肥をゼロにして、追肥中心の施肥にしたのですが、追肥の時期が定まらないので、田んぼごとに違う時期に追肥をしました。
これが収量に影響してしまいました。
化学肥料の追肥の時期を参考にするのですが、有機肥料では化学肥料より早くに追肥しなければなりません、
なにしろ、私たちはもともと米は自給用にしか作ってきませんでした、3年前から本格的に売るために米の栽培面積を増やし始めてます。
つまりまだプロとしての米作りは3年生なんです。
自給用とプロでは世界はまるで違います。
プロは収量があって、売って稼いで何ぼなんです。
プロの世界は厳しいのです。
自分の技術力の低さは痛いほどわかってます。
米作りは奥が深いのです。 -
稲刈りが終わりましたナンバー2.
たいへん申し訳ありませんでした。
あまりにも仕事に追われ、疲れて帰ってきて、落ち込んでしまいました。
まだ仕事が全部終わるまで1か月もあるし、この先議会も出なければならない日が結構あるしで、もう完璧に追い詰められた状況なんです。
この一番小さな田圃は、このまま稲刈りもせずにほって置くのが一番なんですが、やはり農家はこれができないのです。
いくら収量が少なくても、植えた稲は最後まで決着をつけないと、農家の一番大事な何かが壊れてしまいます。
収入では報われなくても、地に付いた、実の仕事をしている誇りはあります。
この出来の悪い米の収穫をしなければ、この農家としての最後の砦さえ崩れてしまうのです。
ゆえにどんなに疲れていても、どんなに落ち込んでいても、この米は収穫するしかなかったのです。
この出来の悪い米の現実としっかりと向き合わないと、これから先の仕事もおかしくなってしまいます。 -
稲刈りが終わりました。
ようやく稲刈りが終わりました。
今日の田んぼでの収量は今までで一番出来が悪いので、よけい収穫が後回しになってました。
なにしろ、米が一粒もついてない株が結構あります。
この田んぼは一番小さい田んぼです。
どうしても主力の大きい田んぼは、しっかり目をかけます。
一番端っこで、一番小さな田圃はどうしても仕事も遅れます。
今年は始まりから、もうきちきちのスケジュールでの仕事です。
仕事の鬼の奥さんはこちらが議会に時間がとられるのに、畑を縮小しません。
もう最初から絶望的なスタートだったのです。
奥さんとしては、最近は野菜が本当に売れるようになって、仕事が面白いのでしょう。
それでも毎年少しづつでも仕事ができなくなってきている状況で、仕事が増えるのでは、こちらは対応ができません。
米も田んぼを減らせる状況にはありません。
やっと確保した、無農薬の田んぼの一角は何としても死守しなければならないのです。
この様な状況で、本来村議会の議員はできないのは当たり前なんですが、議員になった以上はできないとは言えないのです。
議会は他のどの仕事よりも優先しなければならないのです。
これは当然と言えば当然なんです。
議員は村と村民の皆様の生活がよりよくなるように仕事をする義務があるのです。
たとえ自分が反対する事でも、一度議会で可決されたら、その可決された方向で仕事をすることも義務なのです。
こんな大変な仕事と、一日たりとも休むことができない農業の両立が、そもそも無理なんです。
多品目少量生産の無農薬農業は、現在的には仕事量はやたら多いのに、経済的には十分な収入が得られないシステムの中での格闘になります。
今のままでの有機農業が、たとえ2050年でも栽培面積で25パーセントは、まず不可能です。
どちらかと言えば、有機JASは伸びてるでしょうが、本格的な無農薬農業は減ってる状況です。
なにかねえ、もう疲れました。
いくら、現場からこの状況では無農薬農業は増えないどころか減っていきますよ、と言っても、まともに聞いてくれる人たちさえそれほどいません。
まあ絶望的ではありますが、何とか踏みとどまるしかないんでしょう。
本当に疲れてます。
奥さんにさえ理解されません。
すべてを投げ出して、インドにでも旅立ちたい心境です。 -
テレビ取材とアワ刈り。
午前中は信越放送の「ずくだせテレビ」の収録。
コロナ後で自給自足を考える人が増えるのではないかとの思惑から、いそがしい中でしたが取材を受けました。
取材スタッフは皆さん感じのいい方で、無事収録完了。
取材でアワを少し刈ったのですが、穂先が折れて来てたので、取材後にうるちアワだけ刈り取りしました。
手伝いのみちるくんも今日が最後で張り切ってマルチをはいでました。
お隣のさとる君も手伝ってくれたので、結局午前中の取材に取られた時間分は、手伝いのおかげで取り戻せました。
アワは刈取りが遅れていたので、からからに乾いていたので明日脱穀します。 -
麦まき、稲わらをカッターで切る。
あきらめていた中力粉麦の種をまきました。
既に1か月蒔く時期が遅れているので、どうなるかはわかりませんが、とりあえず種の更新のために少量蒔いてみました。
カキを少しとり、手伝いのみちるくんは稲わらをカッターで切って田んぼに蒔いてくれました。
稲刈りもしなければならないのですが、来年のための秋の田んぼ作業を優先しました。
来年から本格的に導入する、EMを使った米作りには秋のボカシ投入,菌の投入、米ぬか入れ、貝化石を入れ、まず丁寧に起こすところからスタートしなければなりません。
この作業もすでに1か月も適期を過ぎて、今更やっても効果はあるのかどうかも分からないのですが、すでに資材は購入済みで、この資材は菌を使ったものなので来年またつかうということはできません。
やるだけやってみようと思います。
手伝いのおかげで、あきらめていた作業もできるようになりました。 -
ごぼう掘り。
1日ゴボウ掘り。
ゴボウを掘るのは非常に難しいし、時間がかかります。
それゆえ、無農薬での手掘りでのゴボウ栽培をする人は少ないのでしょう。
ともかくゴボウがよく売れるので、たくさん作ってます。
それはいいのですが、何しろ時間がかかります。
ふりだしで作ってるのは大浦ゴボウ、短根で太い品種です。
例年根が大暴れしてまともなゴボウの方が少ない状態でしたが、どうやら種まきの時期に問題がありそうなのが解ってきました。
分かるのに結構時間がかかりました。
5年ぐらい前までは普通にできてたのですが、5年ほど前から急に根が暴れだしました。
根がいくつにも分かれるのです、商品としてはほぼ駄目です。
9割くらいそのようなゴボウの年もありました。
やむなくその枝分かれしたゴボウをバラバラにして、まとめて売ると意外に売れてはいました。
ゴボウ掘りは今は全部の農家が機械掘りです。
人力で掘るプロはいないと思います。
何しろ時間がかかるのです、スコップで掘るのですが、ゴボウの根っこの先までスコップは入りません。
ゴボウの途中にスコップの先をひっかけてゆっくり起こしていきます。
ゆっくりやらないと半分ぐらいの所で切れてしまいます。
1度で上がってこないと、何度も方向を変えスコップを入れていきます。
こんなことをしてたら時間はかかります。
それでもゴボウの横をひたすら掘って収穫するよりは早いです。
欠点はゴボウをひっかけたところに傷が残ります。
それでも今のところは他の掘り方はできません。
このやり方でも結構時間はかかります。
掘ったゴボウはまたハウスの中に埋めていきます。
これで春まで出荷できます。
大概結構速く売り切れてしまいます。
ハウスの中には、ネギとゴボウを同じように列を作って穴を掘り、隙間なくネギもゴボウも並べていきます。
後は手で簡単に抜けますし、寒さにも平気です。
ネギは春まで出荷します。 -
天の助け、1週間手伝ってくれる若者が来ました。
絶望的に仕事が遅れてましたが、手伝いが来てくれました。
若いですが、やる気はあるし、素直でいい青年です。
間に合わないので、とりあえず、ニンジンもビートもコンテナに入れて家まで下しました。
後、急いで収穫しなければならないのはゴボウのみです。
白菜もキャベツも大根も、カブもとりあえず収穫して家まで下しました。
馬が来なかった馬小屋が有ってよかった状態です。
家で仕事ができるので楽です。
この調子ですと、今年も何とか仕事が無事終わりそうです。
稲刈りはまだまだ遅くなりそうです。
まだ上の畑にはアワが残ってます。
今年はモチアワとうるちアワ同時にに作ってます。
アワの種は新しい種に替えました。
新しい品種は丈が短いので仕事が楽です。
エゴマと花豆もまだ残ってます。
小豆も普通の小豆と黒アズキがまだ収穫されてません。
下の畑には大豆も残ってます。
やはりまだまだ追い詰められた状況は変わりそうにないのかもしれません。
ともかく今は何も考えずにひたすら残った仕事をやっていくだけです。
地面が凍ったところでそれ以上は仕事ができなくなります。
今年は企画的まだ温かいので、と言っても毎日氷点下の最低気温ではありますが、例年に比べるとまだ冷え込みが遅れてます。 -
ネギの収穫。大麦の種まき。
午前中大麦の種まき。
大麦は種を取るため、少量作ります。
問題は半月以上遅れての種まきです。
今回の品種は初めて作る品種です。カボチャの畝間に蒔くために買いましたが、せっかくなので、種を取ってみます。
種を1種類でも多く持っておくことは大事なことです。午後はネギを全部収穫しました。
このネギは、再度ハウスの中に仮植えの形で隙間なく植えていきます。
冬でもハウスの中で、無加温でネギは大きくなります。
ハウスの中にはゴボウもこれから収穫して仮植えしていきます。
そして冬の間に売ります。
ふりだしの畑は高度が高いために、冬野菜は早く出来てしまいます。
味はいいのですが、冬野菜はやはり冬にならないと大量には売れません。
白菜も、大根も、キャベツも人参も、ネギも収穫したら保存して、12月いっぱいまで売ります。
残りは年を越しても売ります。
意外と保存は効きます。
ただ場所がいるのが悩みの種です。後畑に残っているのはゴボウ、白菜、ニンジン、ビーツ、それ以外にアワ、エゴマです。
土曜日は大鹿の下での予想気温が0度です。
上の畑は700メーター高度が上ですから、温度は7度違います。
つまりマイナス7度になる可能性があります。
マイナス5度は確実になるでしょう。
マイナス5度になると、さすがの白菜や人参、ビーツも凍る可能性があります。
あと二日で残りの野菜をすべて収穫しなければなりません。
ゴボウは全て地面の中ですから、もう少し先でも大丈夫です。
風邪で合計3日仕事ができなかったので、ギリギリになりました。
ふりだし塾に関するお問い合わせは、お問い合わせフォームよりお問い合わせください。 ふりだし塾にお手伝いとして入塾したい方は、お手伝い応募フォームよりご応募ください。
