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田んぼの代掻き。
田んぼの代掻きが終わりました。
田んぼをはじめて7年になりますが、未だにきれいに代掻きが出来ません。
トラクターの後ろに2メーター50ぐらいの角材を引いてやってます。
角材が良いのか、丸太がいいのかさえ分りません。
隣のおじさんはもっと長い3メーター近い角材を使ってます。
おじさんの角材は9センチ角ぐらいです。
角材を引く紐の長さを最初は長めにやっていたのですがうまく出来ません。
紐の長さを一尋「手を広げた端から端です」にするとまあまあうまくいきました。
ただ角材が12センチ角なので重過ぎるのか、引いた後が溝になってしまいます。
奇跡のりんごの木村さんは、代掻きは粗く仕上げるといってますが、実際やってみると、粗く仕上げるとでこぼこです。
一番広い田んぼは1反5畝近くあるのですが、この田んぼを水平に仕上げるのが特に難しいのです。
ただそれほど水平にはこだわってるわけでもありません。
2回ぐらい回ったら、それでやめます。
米を作り始めたときは、水平に時間を掛けてました。
最近は適当に終わらせます。
今日は手伝いの人たち全員も代掻きをやりました。
彼らには面白い仕事だったみたいです。
最初の人でもまあまあうまく出来ます。
回り方も色々やってみてますが、それほど問題は無いみたいです。
本当は代掻きのやり方はきちんとしたやり方があるんでしょうけど、私達は自給用なのでそれほど勉強する気もありません。
そもそも野菜と雑穀が主な生産物なので、米は兼業農家みたいなものなのです。
時間を掛けることはできません。
田んぼにいけるのは良くて3日に1回です。
水を見に行くのも3日に1回です。
できるだけ、水の引き込みの所を少しあけて、少しづつ水を入れてます。
代掻きの後は水を張るのでしょうが、時間一杯代掻きをしていたので水は入れてません。
3日後には田植えなので、少し水がなくなったほうが田んぼは少し固まって、田植えにはいいと思ってます。
あまり硬くすると機械での田植えは難しくなりますが、手での田植えは少し硬いぐらいのほうが植えやすいです。
田植えは22日から始めます。
2日間を予定してます。 -
何と有毒植物なのです。
学研の「日本の有毒植物」。
監修の佐竹元吉氏は毒に対する認識が一番厳しいみたいです。
しかし何でも毒と言ってしまえばいいってモンではないと思います。
ここまで、あれも毒、これも毒と言えばかえって混乱すると思います。
普通に食べてるものまで毒は無いと思います。
例えば少しかぶれる人がいるとか、大量に食べると中毒の可能性とか、種の中身が毒とか、マア種の中身が毒は知っていたほうがいいかもしれません。
梅とかアンズの種の中身には青酸がつい固体もあります。
注意するに越した事は無いとは思います。
フンザでは種の中身の青酸を鑑定する人がいて、その人がだめといえば,その木は伐採してしまうそうです。
フンザでは杏仁をよく食べるそうです。
このように毒と毒で無い植物と言うのは、境はありません。
何でも大量に食べれば毒になる可能性はあります、そうかと言ってそれまで毒と言えば、肝心の危ない毒の植物が薄れてしまいます。
だってアトピーの子供は色んな食べ物で発症しますが、それまで毒にするわけにはいかないと思います。
ともかく毒の植物と毒で無い植物には境は無いと覚えておいて下さい。
そして一応の知識は持つべきかもしれません。
何しろ最近の人は免疫が落ちてますから、少しの毒でも重症になる可能性はあるのかもしれません。
時代によって変っていくのかもしれません。ちなみに中毒のダントツ一位は「コバイケイソウ」です。
行者ニンニクとまで間違う人までいるみたいです。
普通はギボウシと間違うそうです。
次に中毒の多いのがチョウセンアサガオ類、信じられないのですがゴボウと間違う人が多いみたいです。
その次が何とトリカブト、ニリン草とモミジガサと間違うみたいです。
中にはヨモギと間違う人までいるそうです。
こんなヨモギまで認識できない人まで、野の植物を採集して食べると言う恐ろしい事をするのですね、信じられません。
ともかくキノコも他の有毒植物も、人が大丈夫といっても信用しては危ないのです。
大鹿村にも危ない人は一杯居ます。
この危ない人たちは平気で大丈夫、大丈夫と言いますから、田舎に長年住んでるからといって必ずしも信用できるとは限らないんですよ。
自分で勉強してください。
いつも自然を観察するように。
目が慣れてないと、植物の違いを認識できません。 -
植物のグループあて。
ワ
ラビ、エンレイソウ、スイバ、ギシギシ、アカザ、オニグルミ、栃の木、サクラソウ、フキ、イチョウ、キダチアロエ、オダマキ、ナタマメ、大豆、ユウガオ、
桃、アンズ、カリン、ビワ、梅、スモモ、麻、モロヘイヤ、セイヨウカラシナ、ハナミズキ、アジサイ、コンフリー、トマト、ジャガイモ、朝顔。
さてこれらの植物は一つの共通したグループです。
何のグループでしょうか。
これが分る人はかなりの専門家です。 -
明日は陽だまりマーケット。
場所は豊丘村「なしっこ公園」。
ふりだしでは出店と、油絞りの実演をします。
油絞りは2種類の油搾り機を紹介します。
ピザとジャージャー麺のほかに豆、雑穀類、苗の販売もします。
よろしくお願いします。
手伝いは男女2名づつで4名になりました。
田植えには十分です。
引き続き田植えの体験の募集はしてます。
田植えは22日頃から始まりそうです。
今日は1度目の代掻きを終わりました。
3-5日後に2回目の代掻きをします。 -
畑の水源の掃除。
大池の畑の水源の掃除。
この水源はやく2キロぐらいパイプで引いてます。
沢を石で堰き止め、ダムを作り、ダムの底に穴の開いたパイプを置きます。
そのパイプの上に最初は大きい石を置いていきます。
だんだん小さな石にして、ごみの流入を防ぎます。
パイプの先はダムから出ていて、そこからタンクに水を入れます。
タンクからパイプで水を送ります。
このやり方で年に2-3回掃除します。
1年間メンテナンス無しの水源はありえません。
必ずゴミが詰まります。
多い所は1週間に1回ぐらい掃除しなければなりません。
ふりだしの家の池の水源は、月に1回は掃除しなければ泥が詰まります。
これで田んぼの水路掃除2路線。
畑の水源の掃除が終わり、後は家の池の水源だけです。
この池はこの辺りでは唯一の池です。
カエルとトンボと蛍、その他の生き物にとって大事な池なのです。
カエルもガマガエルからモリアオガエルまで色んなカエルが卵を産みます。
小さな池ですが、彼らのために維持していかなければなりません。
基本家の水源で間に合うのですが、最近は田んぼもはじめ、家も2軒になったため池の水が不足するときがあります。
その為沢から水を引いてます。
沢から水を引く場合は水利権の問題がありますので、かならず水利権を持ってる方の了解を得てから水を引いてください。
水利権は意外と難しいときもありますから、十分慎重に交渉してください。
ふりだしの場合は隣の地権者の方が親切な方で、向こうのほうから水が必要なら使えばいいよと言ってくれましたのでラッキーでした。
ふりだしの水源も同じダム方式で取水してます。
ただこの沢は泥が多いので直ぐに詰まってしまいます。
飲み水には使えません。 -
霜が降りました。ニンジン、小麦の種まき。
朝の最低気温は1度。
霜がおりました。
氷が張っていたそうです。
まいります。
大鹿村でも下では霜は降りて無いでしょう。
山奥だけなのです。
まだ夏野菜もほとんど定植して無いので問題は無いのですが、夏野菜の定植はまだ先です。
夏野菜が食べれるのは8月になってからです。
ここが山奥の怖い所です。畑はニンジンの種まき、小麦も種まき。
小麦は色んな所で作ります。
作物は基本連作を嫌います、毎年植える所を移動するのですが、同じ系統のものも連作できません。
ジャガイモとトマトは同じ科です、菜っ葉類はほとんどジュウジカ植物です。キャベツも同じ。
この移動の中に小麦を組み合わせます。
小麦と他の雑穀類は、この連作障害防止の組み合わせで重要なものです。
病気が減ります。
無農薬の農業ではよっぽど気を使わなければ、病気、虫で作物は出来ません。
技術がいるんです。 -
サツマイモの定植とコキビの種まき。
サツマイモを例年より半月以上早くしました。
例年は6月に入ってからです。
今年は暖かいので思い切って早くしてみました。
コキビも種まきです。
例年は苗を作り定植です。
今年はコキビは全面に鳥網を張ります。
全面に張らないと横から入って食べられます。
食べられる量が多すぎるのです。
毎年ネズミの害も、鳥の害も、鹿の害も増えるだけです。
ピーナッツなんかはもう作る場所がなくなってしまいました。
どこで作ってもネズミにほとんど食べられます。
ヒマワリも昨年は半分以上食べられました。
ネズミはどうしようもありません。
毒えさしかないのでしょうが、ムジナでは無いので大量の毒えさを蒔かなければなりません。
畑に大量の毒えさは、無農薬の畑では不可能です。
1匹1匹取る方法はあるのですが、そんなの意味が無いでしょう。 -
テレビで見てふりだしに来ようとしている皆さんへ。
テレビを見てここに来た人は二人ですが、一人は1ヶ月の予定が半日、もう一人は1年の予定が2週間で帰ってしまいました。
ここの仕事は農業としてはそれほどきついわけではありません。
9時から5時までで、休み時間も十分取ってます。
それでも付いてこれないみたいです。
テレビを見てる人たちの体力が無さ過ぎるのでしょう。
農業は肉体労働です。
心身ともに健康で無いとまず無理です。
それプラス最低限の忍耐心は必要です。
テレビで見るのと現実は違うのです。
そもそも田舎生活はそれほど楽なモンではないんですよ。
だからみんな田舎を捨てて出て行ってるのです。
中途半端な気持ちで手伝いに申し込まないで下さい。
もし来たのでしたら、もう少し長くがんばって下さい。
こちらがなじむ前、本人たちもなじむ前に行かれると、こちらも悲しいのです。
こちらの事を理解するどころか、誤解だけ持って帰られるのは、本当に悲しいのです。
いくら無料でやってるからといって、簡単に帰らないで下さい。
言った以上は責任を持ってください。
何が何でも決めた期間はがんばる、これは普通の事です。
その決心が無い人は申し込まないで下さい。 -
代掻き。
田んぼの代掻きを始めました。
今年は2回代掻きです。
1回目に水を入れ軽く起し、草が芽を出した1週間か10日後に2回目の代掻きをします。
これによりかなり草を押さえられるかもしれません。
やってみないと分らないのです。
1回目と2回目の間隔もはっきりしていません。
稲の苗の配布が21日頃なので、2回目の代掻きは21日の3-4日前になります。
代掻きを早くやりすぎると草が先行してしまいます。
遅れると田植えのときに土が安定してません。
代掻きをして直ぐに田植えは出来ません。
家で作ってる苗の田植えは6月になります。
高度が高いのでハウスの中でも、苗は中々大きくなりません。
ハウスの温度管理も難しいのです。
昼間は家にいませんから、ハウスは開放してなければなりません。
稲の苗だけでなく、野菜や穀類の苗も同じハウスでやってるので、それほど高温にするわけにもいきません。
大鹿村でも下では畑でプール育苗も出来るし、田んぼでの育苗も出来ます。
1300メートルで、800メーターの高度で使う苗を作る所に無理があります。
そうかと言って、毎日下まで降りて田んぼで育苗をするわけにもいきません。
大池の畑のマルチ張りだけでも6日間付きっ切りです。
毎日下に行く余裕はありません。
野菜と米をそれも1500メーターと800メーターの高度で作ると言う事自体がそもそも無理があるのです。
800メートルに住むと問題はなくなるのですが、私達は1300メートルの山奥の生活が気に入ってるのです。
その内稲の苗のシーズンだけでも、下で生活する事も考えてもいいかもしれません。
稲の育苗は約1ヶ月です。 -
ジャガイモと小麦の種まき。
大池の畑の小麦の種まきと、ジャガイモの種芋を植えました。
この畑に堆肥とボカシ肥を入れたのは5日前、普通は最低でも2週間は置かなければならないのですが、この2種類は比較的未発効の肥料に強いのです。
この二つは遅くなればなるほど収量は減ります。
小麦はあまり遅くなると、実がなりません。
大麦とかライ麦は春に蒔いても、収穫できません。
小麦も余りよくは無いのですが、大鹿村の山奥では春蒔きも可能です。
小麦の中にもいつ蒔いても収穫できる品種もあります。
ジャガイモは今年は芽のほうを下にして植えています。
3年ぐらい前から掘らずに、そのまま種イモを置いていき、種芋の上に土を盛っていくやり方に変えています。
ジャガイモは湿気に弱いのです。
高畝にしても、種芋が下にあるのでは、結局湿害にあいます。
最近は雨が多いので、ジャガイモは収穫後に大量に腐れが出ます。
これだけ対策しても、ほとんど雨で晴れないのではどうしようもないのです。
野菜や穀類は圧倒的に湿気には弱いのです。
世界では乾いてる国のほうが圧倒的に多いのです。
原産国の気候に近い気候を、好むのです。
9割がたの農産物は乾いたほうがよく出来ます。
屋根の下の乾いた土に落ちたヒマワリとか、ケール等が芽を出しびっくりします。
普通種は水をやらないと発芽しないと思ってますが、少しの湿気でも芽を出すものもあるみたいです。
農業は何年たっても新しい発見があり、状況、気候により変えていかなければなりません。
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