目次の中から面白そうなのを抜粋してみます。
1きゅうり栽培者10アール当たり推定一千万円。10アールは1反です、
2トマトもキュウリも年中栽培できる。愛知県です、暖房はほとんどなしです。
3オランダが神谷氏の技術を導入。他にもカンボジアをはじめアジア各国で導入が進んでるそうです。
6ハウス栽培冬の暖房がほとんどいらない、それくらい激減する。
8びっくり3万本のきゅうりが1本も枯れない。これは本当にすごいことなんですよ。無農薬農法では10本に1本はだめは結構普通です。
9水をイオン化して植物に吸収させる。
10作物は「水による造形物」農業とは植物に吸収させる水の質を売る職業。
13草が生えない畑にビックリ、
15虫が寄ってこない。
16収量が増えて生命力の強い農産物が栽培できる。
17より楽によりたくさんの創意工夫を楽しむ。
20これからは裕福な農業者が増えていく。
22除草剤がいらないわけは超好熱菌の恩恵にあずかる。
23農薬散布がいらないわけ。
24土壌への消毒剤注入がいらないわけ。
25化成肥料がいらないわけ。
26土づくりこそが命綱、農薬ではなく免疫力で栽培、有機ではなく無機化。
27地温を保ち保湿に優れ、水はけのよい土壌にするカーボン資材。
30プラスの静電気を中和すればいくらでもいいものができる。
31草の種は壊れるが野菜の種は無事。どうして。
32根っこの張りが大事。
35連作障害の従来の認識を正す。何十年でも同じものが栽培できる。
38葉っぱに根を教育させる。
40曇り空植物は活動を鈍らせるが、活発化させる方法は。
42若者が喜んで参入する農業の仕組みの素案。
46、30坪あれば家族5-6人が生活できる。
こんな調子です。
いろんなことが今までの農業の常識から外れています。
これだから農業は面白いのです。
農場訪問の結果を楽しみにしていてください。
木下伸悦著、1500円、新日本文芸協会。
神谷成章さんの農法の紹介です。
昨日紹介の本は実際のやり方はあまり書いてません。
農法に興味がある方はこちらのほうを進めます。
昨日同時に3冊の本を買ったので、今は2冊目のこの本の途中まで読んでます。
無農薬で、
草取りも楽になり、
品質も収量も上がり、
寒くなっても凍らない、
なおかつ連作障害もない。
こんな夢のような農法です。
2月23日に安城市の神谷農園を訪ねることにしました。
何かわくわくします。
昨日は本を読んだ後に何時間も眠れませんでした。
この農法が書いてることの半分でも、例えば草が生えないと書いてますが、よく読むと生えなくなるにはうまく条件をクリヤーしなければならないそうです。
農業は畑ごとに違うやり方なので、一概に一気に新しいやり方がうまくいくわけではありません。
それでも期待します。
長年草と格闘して、長時間働いで、休みもなくて、その上収入が低い、こんな過酷な無農薬農業から、少しでも楽な農業に変わればいいと思ってます。
若い人に農業を始めてくださいとお願いして、教えていますが、実際問題、農業で食べれるようになるのは並大抵のことではありません。
特に大鹿村のような山奥ではもっと大変なのです。
娘が岡山で農業をやってますが、彼女の場合は近くに道の駅があり、一日でたくさんの農産物が売れます。
楽しそうにやってます。
直売で売れればそれが一番いいのですが、大鹿村には人は来ません。
最近は観光客も本当に来なくなったそうです。
街のお客に産地直送しかないのですが、悲しいかな、扱う量が少なくて、大手の運送屋さんで安く契約してくれません。
それでも何とかしないと食べていけないのです。
大鹿村は人口も減ってしまって、御柱祭りも余興は中止になりました。
限界を超えて、絶滅危惧種村なのです。
それでもこの村で何とか生きていかなければなりません。
新しい農業を心ザス若い人も増えて来てます。
彼らを何とか食べれる農業に育成していかないと、あとが続きません。
死ぬほど頑張って収入が上がっても意味ないのです。
ほどほど働いて、せめて週に一日は休みが取れ、8時から5時までの労働時間で十分食べれるほど稼げれば言うことはありません。
私たちの十分に食べていける収入とは年間150万から200万ですよ。
これさえ未だ達成できてないわけです。
農産物の価格が上がるのはまだ数年先でしょうから、それ以前に無農薬で食べれる農家を10軒は確保したいと思ってます。
大鹿村から日本の農業を変える農法を普及できればと思っています。
内容を少し転載します。
路面も水道管も凍りつく中、自分の畑の野菜だけは青々として育ち続けている、そんな畑があるとしたらどうだろうか、もちろんある。
寒冷地であっても、地温を高くするように施せば土は凍らない。
野菜の栽培ができるようになる。
すると農業者は冬にも野菜の栽培で収入が得られるようになる。
ビニールハウスやグラスハウスの壁面、天井面に超好熱菌由来のカーボン溶液を噴霧しておく。
すると、それが空気に触れるだけで保温作用、凍結防止作用を発揮する。
内側からでも外側からでもいい。
雨で流れても被覆面に情報が記憶されるという。
簡易なトンネル栽培でも外側から噴霧する、と同じ効果が持続する。
露地野菜には直接噴霧する。
生体液が凍らないから成長が可能になる。
やさい周辺にも撒いてみた。
土壌や野菜が氷結しないという技術は画期的なことである。
おこなうことは、顆粒のカーボン資材をバラバラと振り撒く、カーボン由来の溶液を噴霧するそれだけでいい、無害で有益、極めて安価で済む。
その上、硝酸態窒素が検出されない。
もう一つ、草が生えにくい土づくりがシンプルなやり方で達成できるようになった。
一年の中で以前なら栽培を断念する時期に野菜の栽培ができるということは、新たな収入源が発生するということである。
しかもその時期は野菜は高値である。
化成肥料や農薬などは不要に近くなるので出ていく金は格段に減り、収入は増える。
露地の畑での栽培でも土壌が凍らないのです。
撒かれるもの、散布されるのは、有機物を超好熱菌で炭化させた顆粒の資材と、その過程でできるカーボンエキスの希釈液のみであると言っていい。
このカーボン「実は自由炭素」は農地の事情に合わせて、用途別に機能性が発揮できるように設計されている。
今回紹介しているのはそのうちの一つ「陶器の凍結防止液」である。
空気の流れに触れると発熱する。
それが保温効果を発揮する。
長野県南木曽の大下の畑のじゃがいもは12月の大雪に埋もれてもいまだに青々として枯れていない。何度も霜に見舞われているが、ここにはまだ凍結防止溶液の希釈液は噴霧していない。
土壌のカーボン資材が効いてるのです。12月に入ってもからもじゃがいもは植えてるが、さらにその後にじゃがいもとイチゴのトンネル栽培を試みる予定です。
夢のような話と思われるかもしれませんが、実際夢のようではあるが夢いっぱいの現実の話である。
まだ零下10度以下の栽培例はないが、本書をきっかけに寒冷地での栽培を試みる方も出てくるだろう。
どうです。
本当なら画期的です。
寒冷地の農業は冬場はできないので、アルバイトするしかないのです。
これが何とかなるのは、本当に夢のような話です。
これからが楽しみです。
大下伸悦著、新日本文芸協会、1500円。
ついに出ました。
すごい農法の可能性は大です。
なんて、またまたはまってます。
農法の名前は[セイショウ農法」。
神谷成章さんが開発した、発熱菌による農法です。
零下10度で野菜が作れるそうです。
寒冷地の長野ではありがたい農法です。
おまけに草が生えない、収量は倍もあり、病気も少ない。
本当だったら夢の農業です。
ただ、今までもそうでしたが、話半分で対応したほうが良いのではあります。
開発者はいいことずくめの本を作ります。
この本は開発者が書いたものではありません。
神谷さんは本もインターネットでも情報は発信しません。
自分の農園に見学しに来てくださいとのことです。
インターネットで検索しても引っかかりません。
神谷さんは愛知県の安城市に農園があるそうです。
この本を書いた大下さんは長野県の南木曽で家庭菜園程度で農業をやってるみたいです。
大下さんの場所は流水苑です。
とりあえず2月中に南木曽に見学に行く予定です。
この話が信用できるなあと思うのは、神谷さんはカーボン繊維の実績があるのです。
ユニクロのヒートテックはこの技術で作られた繊維だそうです。
太陽光線で発熱する繊維の技術は、太陽光線で地面やハウスを発熱させるのです。
蓄熱でなく発熱なんですよ。
それゆえ、零下10度でも野菜が育つのです。
カーボン資材を畑にすきこみ、あとは2種類ある溶液を時々噴霧するだけで、霜が降りても野菜は凍らないそうです。
この技術を応用して、山梨県で舗装にこのカーボン資材を混ぜて、冬でも凍らない道路を作ろうとしてるみたいです。
この発熱菌の応用はそれこそいろいろありそうです。
コンクリートに混ぜても強度が飛躍的に強くなるそうです。
今回こそうまくいって、楽な農業経営で暮らしたいものです。
私たちは年金は最低額しか入りません。
年金は税金より低いのです。
つまり、もらった年金より取られる税金のほうが何倍もあるということです。
なんかわからないんですが、介護保険料なんかも強制的に年金から引かれてます。
政府は本当に詐欺師なんですね。
よって私たちは生涯現役で稼がなければならないのです。
どうです。
すごいでしょう。
このぐらいでないと、自分の好きな生き方はできないんですよ。
年金で老後を楽になんていうやつらとは、基本的に違う生き方なのです。
生涯現役、できるかどうかわかりませんが、楽しい生き方です。
気を抜く間はないのです。
生き方としてはこの方が面白いとは思いますよ。
ただ現実は大変ではあります。
今更、ぼろもうけをしたいとは思ってませんが、楽な農業をしたいのです。
馬小屋の半分の丁張りが終わり、基礎を埋め始めてます。
冬なのでセメントは使えません。
出来あいの基礎を使います。
地面が凍ってるので一部は穴をあけるのが大変でした。
基礎には十分時間をかけます。
何しろ基礎がだめなら、建物全体がだめになります。
今までの基礎は家の重みで10センチ近く下がってきてるので、今回は起訴の埋め込みを浅くしてます。
穴の深さは60センチ。
馬小屋の半分の基礎ができなかったのは、製材機があったので、製材が終わらないと半分の基礎ができなかったのです。
大幅に地面を削って、土を移動していってます。
平らな部分を増やしてます。
斜めの地面を、上の部分を切り取り、下に移動します。
今回は大幅に削るので、廃土も多いのです。
かなり離れたところまで土を移動していってます。
今回作った新しい場所は、馬の放牧地と駐車場になる予定です。
昨年のふりだし祭りで駐車場が足りなかったので、昨年の倍の駐車場を作ってます。
駐車場はすべて放牧地兼牧草地でもあるので、無駄ではありません。
当然ですが、放牧地の大部分はいざという時には畑に転用できます。
一日中重機の操作は疲れます。
重機はきついんですよ。
神経を使います。
現在ホームページには接続できない状態です。
復旧はこのホームページを更新したケイゾウしかできないので、いつのなるかわかりません。
こまったものです。
片側の半分が入りました。
今回の馬小屋は屋根の形状が3か所に分かれているため、そのジョイントの部分も考えなければならないので、よけい複雑になります。
場所によっては1か所に3本の柱が立ちます。
げたは製材を終わらせました。
垂木は作れば作るだけ必要なのですが、製材機の場所まで基礎が来るので立ち退きです。
これにより、明日は製材機の片づけが終われば、げたも建築にかかります。
腰と股関節は治っていません。
痛い足を引きづりながらの仕事です。
明日からは手伝いが一人減り。
手伝いは一人のみになります。
昨年はかんせいと一樹が早めに
来てくれたので建築も進みました。
今年は今のところ手伝いの申し込みはありません。
来なけば来ないで仕方ないんですが、どうなるのでしょう。
毎回毎回ボヤキだらけで気分を害してる方もいるかもしれません。
でも現実はこういうもんなんですよ。
だれもこのような現実は言わないのです。
現実を言ってもだれも理解してくれないし。聞いてる人も気分はよくないでしょう。
もちろん楽しく、うまくやってる方も多いかもしれません。
何しろ山奥の生活なので、大鹿村でも下の人たちのことさえあまり知らないのです。
田舎に来て気分がよくなって、「こんな生活いいわねえ」と浸ってる人たちに厳しい現実を言っても仕方がないでしょ。
適当に田舎の生活はこれが本来の生き方なんですよとか、田舎は静かでいいですよとか、やりたいことをやるのは一番ですよとか言うわけです。
みんな大変なところはじっと耐えて、いいところで生活してるのです。
もっともいいところのほうが多いので何とかやってるわけなのです。
農産物の価格が6倍なんて、とんでもないと思うでしょうが、無農薬で農業をやる場合、ある程度余裕がある生活ができないと続けることはできません。
土日が休める人たちの収入に比べて、土日も雨の日も休めない無農薬の農業はせめて彼らよりも収入が上でなければ、今の若い人たちには継続できないでしょう。
若い人は本当に忍耐がないのです。
もっと若い人たちだけではないんでしょうけど。
最近はふりだしに来てすぐに帰る人が増えてます。
本当に現実というものを全然理解していないのです。
たとえば田舎のいい景色のところで座って気持ちがいいわねえなんて、想像してるのでしょうが、現実はさす虫がいたり、アリが這い上がってきたりもあるのです。
夕方とか曇りの日は刺す虫は増えます。ブヨなんかは腫れて、治るのに何日もかかります。
畑仕事はドロドロになります。
手は土であれてカサカサになります。
最近の人はほとんど手袋なしでは仕事ができません。
疲れて帰ってきたって、チンして食べるレトルトでないので、調理に時間はかかります。
どんなに疲れていてもヤギとかの動物の世話はしなければなりません。
朝晩犬の散歩なんて、時間に余裕のある勤め人以外はなかなかできるものではありません。
ふりだしでは5時に仕事はやめますが、農業で5時に終われる人は普通いません。
朝も早いのです。
ふりだしは遅いです。
このふりだしでもやれない人はいっぱいいるんですよ。
ここでやれない人は、自給自足の生活は無理です。
なんちゃって田舎生活で我慢しましょう。
最近は大鹿村もなんちゃって田舎生活の人が増えてます。
それはそれでいいとは思います。
自給自足は無農薬農業よろももっとハードなのです。
だれもやらないのは無理もありません。
なんちゃって自給自足は何とかなります。
やっぱりなんちゃってのほうが良いのかもしれません。
私たちは絶滅危惧品種なんでしょう。
晴れていても、アブはいるしハチはいるしです。
原因はいろいろあります。
生産者の場合は、農産物の価格が低すぎなのです。
無農薬栽培の場合は、反当りの収量は半分平均と考えなければなりません。
これは、まず収量が多い品種を選択できない場合、また病気なり虫で収穫できないケースで、農薬と化学肥料で栽培する場合に比べて出荷でお金になる部分がそれくらいなのです。
それに比べて手間は3倍くらいかかります。
除草剤を使えば草抜きの手間は全然いりません。
種をまいて収穫すればいいだけとは言いませんが、労働時間には圧倒的に差があります。
半分の収量で3倍の労働時間。
これは単純計算で無農薬は6倍の値段でないとやっていけないことになります。
実際の値段は2倍弱で、いいとこ1,5倍です。
これどう考えてもやっていけません。
無農薬で稼いでる人はもちろんいるでしょう。
なぜ稼げるのかは謎です。
そもそも少品種、大量栽培は無農薬の場合は無理です。
ふりだしの場合は3年に一度は麦とかの雑穀類を入れます。
そのほかにも連作は極力避けます。
品種もおいしいものを選びます。
慣行農法では品種の選び方は、まず病気に強い、見てくれがいい、粒がそろう(同じような重さや大きさ)これらが優先されます。
味は優先されません。
なぜなら味で買う人はそれほどいませんし、そもそも味のわからない人のほうが多いからです。
そもそもグローバリズムで余計に農産物は安くなってるのです。
アメリカなどはたくさんの補助金で価格を安く維持してますが、生産者には高く支払ってます。
日本は先進物価高諸国の中で一番農業補助金が少ない国です。
その上、無農薬農業は目の敵なので絶対に補助金はくれません。
ほしいとは思いませんが。
補助金は怖いのです。
補助金をもらうと、彼らの求めるやり方で農業をやらなければならなくなるからです。
小規模農家は世界中でつぶれていってます。
日本も本格的に小規模農家潰しが本格化してます。
このような環境でどのようにして無農薬の農業を続けることができるでしょうか。
よく、無農薬で大量生産でうまくやってる農家を紹介したりしてますが、ほとんどの農家は無農薬を初めて5年以内です。
つまり短期間なら無理して大量生産もできますが、次第に問題が出てきます。
農業は持続できなければ意味はありません。
持続できる、まともな農業をやれば食べていけない。
悲しい現実ではあります。
あきらめてはいます。
せめて2倍から3倍の価格で無農薬の農産物を買ってくれるようになれば、もう少しはもう農薬の農産物も増えるでしょうが、今は無理でしょう。
皆さん「安い」が大好きで生きる原点である農産物にお金をかけようとはしません。
棟木が乗ったら、あとは早いのです。
垂木は2日でほぼ乗りました。
同時に足場も作ってます。
げたは相変わらず製材です。
本日は垂木8本を製材しました。
山から木を運んできてそれから製材なので時間はかかります。
明日で垂木の製材も終わります。
まだまだ必要なのですが、製材の場所の真横まで馬小屋が来るので、場所を移動しなければなりません。
明日はいよいよ透明トタンを張る予定だったのですが、雪が降りそうです。
