今日は息子も孫も畑を手伝ってくれました。
3世代農業が実現しました。
今年は手伝いの人が来る見込みはないので、家族で助け合うしか方法はありません。
今朝の最低気温はマイナス5度。
朝起きると一面の雪景色で、もろ真冬です。
色んな花が枯れました。
さすがにマイナス5度はきつかったみたいです。
暖地サクランボは花が満開でしたが一晩で枯れてしまいました。
毎年厳しさが増す気候の異常ですが、今年も大変そうです。
ついに猶予はなくなりました。
今まで、もう少ししたらと自分の意思決定を先延ばしにしていた方々。
状況は始まれば、身動きが取れなくなることがわかりましたか。
今の状況は始まったばかりです。
これから先どんどん悪くなっていきます。
元の生活に戻るのは無理なんですよ。
これから先どう生きていくか、真剣に考えるべきです。
重ねて言いますが、もう猶予はありませんよ。
これから先自給自足が改めて見直されていくと思います。
動けるようになったらすぐに動くことを進めます。
この先はだれも予想はできません。
なにしろ史上初めての展開になります。
サバイバルなんですよ。
生き残り戦なんです。
健闘を祈ります。
もう四月末だというのに雪が降りました。
日陰は積もってます。
4月になって最低気温がプラスの日は数日。
気候も無茶苦茶です。
今年の農産物はどうなるんでしょう。
それでも肥料を入れていって、マルチを張っていってます。
今は仕事ができるだけでもいいんでしょうね。
ふりだしで使ってる超高熱菌は愛知県の吉良商店と言う所で作っています。
西尾市だと思います。
前には高熱菌とだけ書きましたが、正確には超高熱菌です。
熱を発生させる菌はたくさんありますが、この菌の開発の時には何度も火事になったという危ない菌でもあります。
当然ですが、現在は火事にはなりません。
この菌の開発者は何とかの有名な「ヒートテック」の開発者でもあります。
この菌を使うことによって、穀類を炭化させるそうです。
この高熱菌の肥料(これは一昨日も説明しましたが、肥料ではないのだけど面倒なので肥料と書きます、炭は土壌改良材だそうです。)を使うと畑の草もなくなるそうです,ただし条件を整えればです。
出来る農産物のエネルギーも高くなります。
いいことだらけの肥料なんですが、値段が高いのです。
このため小規模農家ではあまり使われていません。
この肥料を使うと連作障害も起こりません。
作物は病気にも虫にも強くなります。
本当にすごいモノなんですが、当たり前ですが、使い方は難しいです。
詳しく知りたい方は超高熱菌農法の本を、大下しんいつさんと、うわべ何とかさんの本が出ています。
うわべ何とかさんの本は少し事実と違うところがあるそうです、つまり大げさに書きすぎです。
大下さんの本は比較的事実に近いそうです。
なにしろ開発者が本とかネットに全然興味が無い人なので、開発者のセイショウさんの話を聞くしかないのですが、このセイショウさんの話は理解するのが非常に難しいのです。
天才なのでしょう、90歳近くでいまだに現役で肥料作りや農業をやってます。
元気です。
げたはセイショウさんが大好きなんですが、あまりいい弟子ではないかもしれません。
彼の技術は、各作物に特化して作り方があるそうです。
例えばキュウリならキュウリ専業農家なら、品質が良くて収量も多いので、確実に高収入になります。
東京で話題の一番高いミニトマト当然ですがおいしいので高いのです、この農家さんもセイショウ農法です。
この超高熱菌農法は別名セイショウ農法とも言います。
果物でも各地で好成績を上げているそうです。
海外でも取り入れている国があるみたいです。
やり方によってはこのように高収入が期待されるのですが、ふりだしでは少量多品目生産なので、品目ごとに絞って作り方を変えるわけにはいきません。
このため好成績を出すことができません。
やむを得ないでしょう。
なにしろふりだしの農業は収入が第一ではないのです。
自給自足の延長での農業なので、多品目はやむをえません。
セイショウ農法も今年で5年目ですが、品質の良さがようやく認められてきたのでよく売れるようにはなってきました。
よく売れるのですが、利益が増えたわけではありません。
なにしろ肥料は高価です。
農作物は質が良くても値段は高くはなりません。
他の無農薬の生産物と同じ値段でしか売れません。
これが東京のデパートとかでこだわりの野菜として売れば、多分高い値段で売れると思います。
なにしろ日本で一番高い高度の農地で、農地の周りは四方が森です。
この環境で、質のいい肥料を使ってます、売り方によれば高く売れるとは思います。
ただこの高く売るやり方をやりたいとは思いません。
こだわりの野菜と言う売り方はしたいとは思いません。
こだわりは哲学的には問題があるのですが、これがモノになると、こだわるほどいいなんて、わけのわからないことになってしまうのです。
なにしろこだわって作ってるつもりはありません。
人から見たらこだわって作ってる風には見えるでしょうが、げたはこだわりの農業なんて、恥ずかしくて言えません。
恥ずかしいというより、そのようなことに興味が無いといったほうがいいかと思います。
今日は何人かの人に「YOUは何しに日本へ」の再放送を見たとのお話がありました。
前回の放送の後は、多くの方がふりだしに来て下さったのですが、みなさん勘違いの人が多かったので、一応こちらの事情を話しておきます。
テレビはいいところしか収録しません。
実際のふりだし塾と、テレビのふりだし塾は違います。
ここにきて思ったのと違うと言って帰られる方も何人かいました。
現実はそれほどきれいごとではないのです。
仕事は結構ハードなんですよ。
自給自足と言えば聞こえはいいのですが、田舎の人たちは結構普通に自給はしています。
その田舎から多くの人たちが出ていき、今は田舎は過疎化してます。
なぜだと思います。
田舎の生活は不便で、ハードなのです。
もっと楽に生活でき、収入も多い、便利な街に出ていってしまったのです。
そのハードな生活をやってるわけです。
不便ですよ。
コンビニなんかありませんよ。
病院も遠いですよ。
なんとなくよさそうだなあでやっていけるものではありません。
げたも人格者ではありません。
テレビで見るとよさそうな人に見えるかもしれませんが、普通山奥で生活しようという人は変わり者が多いのです。
げたも変な人で、頑固で、扱いにくい人間なのです。
それでも長年、実習生とうまくやってきました。
トラブルもたくさんあります。
長年やってるというのは、それなりにいいところもあるからでしょう。
いまは、コロナ騒ぎで受け入れは中断しています。
受け入れが再開したときは、来る前にもう一度、しっかり考えてください。
来た次の日に、自分の思ったようなところではなかったと言って帰られても、こちらも困ります。
比較としたら、インドの貧乏旅行に行くぐらいの感じです。
来る以上は、滞在予定の期間ぐらい我慢できる人のみ来てください。
よろしくお願いします。
ここから畑の本番です。
既に家の畑は終わってますが、下の畑は売るための野菜が主力です。
肥料と言っても、高熱菌で炭化した穀類なので、正確には肥料は入れません。
炭は普通は畑の調整のために入れるもので、肥料とは区別されます。
分類で言うと無肥料になります。
しかし面倒なので、肥料と書きます。
これは私たちは知らなかったのです。
私たちは肥料を入れているつもりだったのですが、売る方の人が、炭は肥料には入りませんよとのことです。
私たちにはこれはどうでもいいことなのです。
ということで、肥料を入れ畑を起こしました。
明日はマルチ張りです。
除草剤を使わないプロの農家の大部分はマルチを使います。
マルチの部分には草が生えないので、マルチの間の畝間と作物を植える穴の除草だけで済むためです。
この除草だけでも、間に合わないくらい、草取りは大変な作業なんです。
マルチを使わないプロの農家さんもいるとは思います。
えらいと思います。
私たちはそこまで労働時間を増やす気はないので、マルチを利用します。
畑を起こすのも、起さないやり方もあります。
しかしそれも、とんでもない時間を草取りとか、草刈りに取られます。
簡単に無農薬農法と言っても、いろんなやり方があります。
皆さんそれぞれのやり方でやればいいと思います。
どれが良くて、どれが悪いではありません。
自分はどのやり方でやるかの選択にすぎません。
いろんなやり方でやって、その新しい方法が普及すればいいと思います。
断腸の思いの、野菜栽培からの撤退を決めてから3か月。
現在の状況では新しいことに挑戦できる状況ではありません。
とりあえず、今年も野菜も作ります。
田んぼも増えます。
先行きは不透明です。
今は仕事ができるだけでもありがたいと思わなければならないのでしょう。
これから世界は、大きく変わっていきますが、この山奥では大きくは変わらないでしょう。
人は増えるとは思います。
先行きが解らない時は、どう転んでも何とか生きていける田舎に住むのは見直されてくるでしょう。
衣食住以外の仕事は、この先どう変わっていくかは誰にもわかりません。
農業はどのような時でも、必要とされる仕事です。
食べなければ死にます。
今回もう一度食を、農業を見直してください。
予言したシルビアブラウン氏は「不可解なことに、それは到来したときと同じように突如として消え去ります。」と言ってますが、これは当たると思います。
このコロナ騒ぎ、あまりにも不可解な部分が多いのです。
100年前のスペイン風邪は終息に2年以上かかってます。
未知の病原菌が新たに発生したら、世界中が感染して、収束するのに2年はかかります。
なぜ安倍首相は、オリンピックを1年延期にしたのでしょう。
首相の言動は、明らかに最初から菌の正体がわかってるように思われます。
1年延期は、急激に事態が収束する以外にありえません。
今回の騒ぎがお金を支配している人たちにとって非常に都合のいい流れが気になります。
これで1年以内にワクチンも効く薬もできたらもっとびっくりですが。
騒ぎに流されずに、少し下がってよく考えてみるべきです。
ちなみに昨年のインフルエンザの死者は3000人を超えてます。
アメリカは3万人を超えてます。
日本のインフルエンザの死者を1か月平均でみると280人ぐらいです。
季節的に冬の方が多いので、冬場は1か月に500人近く死んでるかもしれません。
騒いで誰が得をするのでしょうか。
マスコミが騒ぐときは必ず裏があります。
家の畑は自給用です。
肥料を入れ、起して、畝を作り、マルチを張っていく。
一見単純ですが、意外と難しいのです。
まず肥料ですが、葉物と実物では肥料は変わります。
畝幅も作物により変わります。
何処にどの作物が来るかも、毎年変わります。
普通連作がだめな野菜は夏野菜が中心で、他のモノはそれほど問題ないと言われていますが、多くの野菜は連作は好まないみたいです。
結局全部の野菜の場所を、毎年替えるわけです。
作物によっては、支柱を使うものもあり、支柱を使う野菜の後ろの畝は日当たりが悪くなります。
ほとんどの野菜は日当たりがよくないと育たないので、支柱のいる野菜はなるべく端っこの持ってきます。
これを一気に考えて、畑を準備していきます。
当然ですが前年はもちろん、その前の年ぐらいまでは、どこに何を植えたかをおぼえておかなくてはなりません。
前年はともかく前前年になると若干記憶があやふやになります。
そこは適当にやります。
今年も畑を一坪ばかし増やしました。
毎年畑は増やしてます。
山を開拓したところなので、毎年山の部分に畑を増やしていってます。
少しづつ増やしてます。
家の畑は最終防衛点なので大事なんです。
これから先何がどうなるかはわかりません。
最悪家の周りの畑だけで生きていかなくてはならなくなる可能性もあるのです。
そこまで考えなくても、家の周りに畑があるのはいいのです。
なにしろ毎日回れます。
収穫も楽です。田んぼも畑も遠いので、車で行くしかないのです。
畑を作るのは結構時間がかかります。
木を伐り、根っこを掘りだし、石をよけて、肥料を入れます。
この石を拾うのが大ごとなんです。
このあたりの山は石が多いのです。
大鹿村の山の畑はほとんどの場所が石だらけです。
畑の横には石が積まれています。
1か所にまとめて積んでるのではなく、畑の周りにぐるっと積むのです。
それぐらい石が多いのです。
ふりだしの場所は比較的いい場所が多いのですが、今拡張してる場所は石だらけの場所なんです。
開拓して5年ぐらいたってもまだまだ石が出てきます。
場所によっては石しかない場所もあります。
石を取ってはよそから土を持ってきます。
ふりだしには重機も軽トラダンプもあるのでまだ楽です。
