昨日と今日で終わりました。
昨日はげた、おくさん、孫のさねみつも3時に学校から帰ってきてから手伝ってくれました。
最後の田んぼは1反、広いのです。
いもち病でほぼ米が付いてない株もたくさんありました。
稲刈りを遅らせたのは、いもち病になった稲は、新しい芽をだし、それが米になるまで待ってました。
少しでも米がとれればと思いました。
穂が付いてるところも軽いのです。
一見して実がなってるように見えますが、脱穀したら結構あるように見えます。
ところが籾摺りをすると、イモチのコメはバラバラになります。
籾摺りすると最終的にどれくらい米がとれたかはわかります。
しかし、刈り取った株の重さでだいたいの想像は付きます。
何しろ刈り取った株が軽いのです。
株の数だけはよくできたとき並にあります。
今朝田んぼに行くと、昨日刈って、ハザに干した稲の株がたくさん下に落ちてました。
稲を刈るときに結束する部分は株の下から10センチくらいです、普通は米の重みでハザに干しても安定します。
ところがこのいもち病の稲は、ハザに干すのが大変なのです。
先のコメがほとんど重さが無いので、ハザに干すのも大変なくらいです。
後にも先にもハザに干した稲の株がすぐに転がり落ちる経験は初めてです。
情けないです。
こんな状態でも、手間にかかる時間は同じなのです。
この田んぼは多分よくて3分の一くらいの収量しかないと思われます。
稲刈りは最初1輪で初めて、途中から新しい2輪の稲刈り機に変えましたが、田んぼがまだ乾ききってないため、2輪では刈れなくなりました。
稲刈り機は、湿田では1輪の稲刈り機を使います。
1輪ですので刈った株の上をタイヤが通ります。
株の上なので、稲刈り機の沈みが少なくなるのです。
その代り1輪ですので、回転するときは人力のみです。
2輪だと片方の車輪をブレーキをかけると、くるりと稲刈り機は回ります。
2輪はタイヤが2本なので安定してます。
今年は新しい2輪の稲刈り機を入れたのですが、これが幸いしました。
私たちは組合ですので、いろんな人が稲刈り機を使います。
今日も、2台とも稼働してますし。
最初の日も2台とも稼働しました。
稲刈りは天気が何日か続かないと、田んぼに稲刈り機は入れません。
つまり、みんな同じ日に稲刈りすることになるのです。
若干の変更です。
16日10時からログハウスの隙間に新聞を詰める作業と同時に肥くみをやります。
便所が限界みたいです。
誰もやらない時はげた一人でやりますから、その後はスケジュールは変更になります。
午後は藁ない、つまり縄作りです。
3日かけて藁草履まで行きたいと思ってます。
夜は音楽をやる人がいないみたいなので、音楽を流すのみ。
17日は10時より足踏み脱穀機の実習、およびワラの束の結び方の講習、つまり稲を刈ったら、藁で結ばないとダメなのですが、げたのやり方は他の人たちと違うので、見てみるのも面白いかもしれません。
午後は縄をないながら、早い人はわら草履作りに進みます。
5時くらいからライブです。
18日は10時からねじねじガッテン農法のねじねじを作って埋めるところまでをやります。
1時から種交換会です。
今年はげたもまじめにやります。
昨年は中止にして申し訳ありませんでした。
何しろ準備に時間がかかるんです。
種を持って帰る入れ物を持ってくること。
何も持ってこない人には種をお渡しできません。
3時くらいからライブです。
げたの自給自足の話と質問に答えるのは、時間の空いた時に随時やります。
時間が無い時は無しです。
キャンプも可能です。
1日500円の参加料も箱を置いてるだだけです。
皆さんが勝手に入れておいてください、毎年参加費のために受け付けがいり、参加料を支払った人に渡すものも用意しなければなりません。
この様なイベントでは結局500円でも払わない人は払いません。
げたも払わない人を何人か知ってますが、それについては彼らは結局払わないのです。
そのために受付とか、支払いの証明用のグッズは意味が無いと思ってます。
今年から出店者は食事類が1000円、それ以外は500円、子供の出店は無料3日間共通です、つまり1回のみです、1日だけの出店の人も3日間の出店の人も同じです。。
参加費は高校生以下は無料です。
前日と祭り期間中、そして祭りの後と手伝っていただけたら助かります。
手伝ってくれる人はげたかふりだしにお店に知らせてください。
よろしくお願いします。
最後に残った鴻巣小麦の脱穀です。
同じ硬質小麦との交配させないため、上の畑で作ってます。
何時蒔いても実がなる小麦はこれだけです。
ちなみに小麦は普通秋まきです。
春でも蒔けますが収量が落ちます。
寒いところで冬越しできない場合、例えば北海道などがこれです。
ふりだしの上の畑は北海道と同じくらいの気温です。
何度も秋まきしましたが、冬にほとんど枯れてしまい、現在は春まきです。
春蒔きと言っても、あまり遅く蒔くと実が付きません。
実が付かなくなる時期は正確にはわかりません。
何しろ,試しに遅く蒔くわけにもいかないのです。
ところがこの鴻巣小麦は、何時蒔いても実が付きます。
春まきで100日ほどで収穫なので、霜が降りる100日前までだったら、何時蒔いても実が付くのです。
田んぼで米がだめになった後、この麦を蒔くことも可能です。
今年はやばいなと思った年に、麦を蒔いて収穫も可能なのです。
大事な種です。
2-3年に1回更新してます。
最近は毎年更新してます。
仕事が限界的にたまってます。
ヤギ小屋の堆肥がたまり、子ヤギが脱走するようになったので、まず、ヤギの堆肥出し。
全部は無理なので、とりあえず脱走できないくらいに、堆肥を出す。
ゴボウの収穫で、今年はすごく簡単に抜けるようになってました。
ゴボウは大浦ゴボウという短くで太くなる品種なんですがそれでも掘りだすのは結構時間がかかってました。
スコップで掘るのですが、土は固いし、深くまでスコップは入っていかないのです。
その上非常に力をかけないと掘れませんでした。
今年はねじねじガッテン農法で、ねじねじを畑に埋めたのですが、忘れてしまってました。
ゴボウが本当に楽に掘れるのです。
まだゴボウが太くなり切ってないのもあるのかもしれませんが、スコップは楽に深くまで入っていきます、あまり力をかけなくても、ゴボウは抜けるように浮きます。
これはガッテン農法が効いてるのかなあと思います。
ニンニクの種をまく。
ニンニクの種と言っても、ニンニクを1片植えるのです。
これは9月中にまかないと、芽が出るのが遅れてしまいます。
芽が出るのが遅れると、収量が減ります。
種まきは一番時期を外せないものです、どんなに忙しくても、その時期にはやらなければなりません。
その後アワの刈取り。
アワの刈取りは時間がかかるのです。
ふりだしのアワは古い品種です。
古い品種は茎が長く、その上茎の長さがそろいません、その上収量は少ないのです、唯一いいところは味がいいという所だけです。
それゆえ、古い品種はどんどん作られなくなります。
げたも新しい品種に切り替えたいと思ってます。
どんなに頑張っても、この古い品種を作る続けるのは無理があるのです。
ふりだしのアワは餅アワなんですが、モチアワの新品種が手にはいれば切り替えたいと思ってます。
一時うるちアワ(うるちは餅でなく普通にご飯のように食べる種類です、米ももち米とうるち米があります。)の新品種を作っていたのですが、これは楽でした。
茎は太くて短いため倒れません、倒れないので倒伏防止の囲いが必要でないのです。茎の高さもそろっているので刈取りも早く刈れます。収量も多いのです。
新品種は機械化も可能なのです。
古い品種は絶対機械化はできません。
古い品種は刈取りの後に結束する前に、穂の長さをそろえなければなりません、脱穀機は足踏みでも機械の脱穀機でも、30センチぐらいの間に穂が無いと脱穀できません。
そのため古いアワは一気に刈れません、少しづつ刈って、結束の前に穂先をそろえなければなりません。
この作業に時間がかかるのです。
このため機械化はできないのです。
機械化ができないのは茎が長すぎるためでもあります。
今はあらゆる穀類が機械化のために、品種改良されてます。
機械化のための品種改良ですので、味は一番最後になってしまいます。
もっとも今は味のわかる人も減ってしまいましたから、味にこだわっても仕方ないんですが。
皆さん味より。まず値段、次に見てくれ、無農薬のお客もだんだん味のわからない、値段の方を重要視する人たちが増えてます。
昔の無農薬のお客はしっかり環境の事とかを考えてる人たちが主力でした、
農家の人たちのことまで考えてくれる人たちだったのです。
最近の無農薬のお客さんは、自分の家族が農薬の害に合わないために、つまり非常に利己的に無農薬を選択するお客さんが増えてます、この方々は味のわからない人たちも増えてます、値段が第一です、無農薬なのに虫に食われてると苦情を言いますし、買いません、。
今は中間業者も大手はこのような人たちがほとんどです。
農家はどんどん弱くなっていってるのです。
誰も農家の生計なんか興味が無いのです。
それゆえの自給率の低さであり、インチキ無農薬の氾濫であり、まじめな農家の廃業であるのです。
私たちはすでにドンキホーテなのです。
ロシナンテに乗って、いくら大きな声で叫んでも、誰も聞いてくれません。
古いアワもまたドンキホーテなのです。
ドンキホーテがドンキホーテを見捨てるなんて、漫画ですね。
最近はコロナ騒ぎでもわかるとおりに、世界が漫画化してます。
フェイスガードとか、レジの前のたれなんて、みんなまじめにやってるんですよ。
アワの収穫を始めました。
実の根元から熟すので、根元から鳥に食べられ始めます。
そのままにしておくと鳥はどんどん増えていき、全部食べられてしまいます。
今年はアワの栽培面積を増やしてます。
何度も書きますが、アワは100年持ちます。
非常食には最適です。
ふりだしはすでに非常事態との認識から、穀類を増産してます。
朝、孫がマムシがいるとのこと。
9ミリの鉄パイプに紐を2重にして,折ったところからパイプの中にひもを入れていきます。
パイプの先から紐が丸まってでてきます。
この丸まった紐直径は5センチくらいです。
マムシは急がなくてもほぼ移動しません。
マムシの所に行き、パイプから出たわっこの中にマムシの頭を入れます。
パイプを近づけると、マムシは首をもたげます。
マムシは飛びますから、ゆっくりとやらなければなりません。
わっこを首にかけたら、反対側の口から2本の紐を同時に引きます。
これでマムシを捕まえました。
マムシはもちろん危険な蛇ですが、日本ではあまりいなくても、少しはいます。
1年に1回ぐらい見かけるぐらいですが、普通はそのままにします。
今回は孫に見せていかなければならないので捕まえました。
時間があると1升ビンに入れて、マムシ焼酎にするのですが、今日はすぐに殺してそのまま食べました。
マムシの肝は生のまま食べます。
マムシは揚げて食べました。
おいしいし、非常に元気が出ます。
前川金時は豆です。
前川金時は種を手に入れて、栽培を始めたら蔓性だったのでそれから支柱を立てて蔓として栽培してました。
ところが現代農業の豆の記事を読んでいたら、前川金時は普通の金時のように収穫してました。
前川金時は主に北海道で作られてますが、北海道では収穫後に乾かして、その後に畑でまとめて積み上げて、そのまましばらく置いて、軽く発酵させてから豆を取り出してたそうです。
と言うことはこの豆は蔓性ではないということなのです。
最近黒アズキを作り始めたら蔓が伸びてきました。
蔓が伸びる割にはどう考えても蔓性とは考えられないのです。
他の人に聞いたら、その人の畑では普通の小豆のようにできるとのことでした。
よくよく現代農業の記事の豆の所を読んでると、大豆の蔓化の問題が出てました。
肥料の効いた畑とか、種をまく時期が早すぎたりしたときに、大豆は蔓化するそうです。
大豆を長年作ってきました。
大豆は肥料を入れないのが常識なので肥料は入れません。
大豆の種をまく時期も大鹿村では下ではこの時期、上ではこの時期とだいたい決まってます。
種をまく時期を間違うと実は付きません。
長年農業をやってきても多品種、少量栽培の私たちは、一つの作物のプロにはなれません。
沢山の作物のたくさんの品種を作りこなすのがやっとです。
一つ一つの作物は、その作物のプロはさすがにいろんなことを知ってます。
プロとはそういうもんなのです。
ところが多品種を作ってる私たちのような小規模農家は新しい品種とか、新しい作物が増えるたびに、また1から作り方を試行錯誤しなければなりません。
もちろん色んな情報も見ますが、やはり作りながら作り方を決めていきます。
なにしろこの近くでは誰も作ったこともない為人に聞くこともできません。
豆類はその中でも難しいものです。
花豆なんかは今のやり方が確立するまで20年近くいろんなやり方でやってきました。
今のやり方がベストかどうかもわかりません。
最近の農業は非常識栽培も盛んです。
いろんな方が新しい試みをしてます。
ふりだしでも毎年何らかの形で新しいやり方を試します。
うまくいかないやり方の方が多いのですが、時々思わぬやり方がうまくいくこともあります。
常識にとらわれずにいろんなやり方を試すのは面白いものです。
毎年同じことを繰り返すと面白くなくなるのです。
失敗しても新しいことに挑戦する方が面白いのです。
正直失敗の方が多いんですよ
山栗が落ち始めました。
今は1本だけ。
この木は早生で、実も大きい木です。
敷地内に、多分100本くらい栗の木はあると思います。
そのうちしっかり実をならすのは、10本くらい。
1本は1大年以上の大木ですが、実は小さいために、好みは拾いません。
他の木の実も場所がいいところだけ実を拾います。
多分90パーセント以上はそのままです。
栗はリス、をはじめいろんな動物にとって大事な食料です。
山栗は自然にできたものです。
ほどほどにいただくのが礼儀と言うもんです。
栗とクルミは両方とも豊作はほぼありません。
どちらかがよくできれば、片方はあまりできない、これが普通です。
クルミの木は10本くらい。
最近はあまり拾わなくなりました。
ふりだしのクルミは野生の鬼グルミ、わってみを出すのが大変なため、最近ではどんどん作られなくなって、木は切られてます。
代わりに西洋から来たカシクルミが増えてます。
カシクルミは実が簡単に取り出せます。
味は鬼クルミのほうがいいのですが、今は味は重要視されません。
一部の人だけが鬼クルミにこだわってます。
姫クルミの木が、少し下の道の横にあります。
この実は小さいですが、割るのは比較的楽です。
ハート形の実で、かわいいんですよ。
これはもっと希少です。
げたは姫クルミと鬼クルミの木を、自分の土地でない周りの山にも植えてます。
リスもシカも喜ぶでしょう。
これも非常食も兼ねてます。
栗はげたが植えなくても、この村は栗の木だらけです。
栗の木で作った板は、昔は屋根に張って使ってました。
栗の木は水に強いので、昔の家の基礎も石の上に栗の木を置いて作られていました。
栗は縄文時代の主食でもありました。
みなさんのコロナ怖い怖い病は、これを仕掛けた人たちの思惑どうり多くの人たちを揺るがしてるのがよく分かりました。
ふりだし祭りも当然ですが多くの人たちの協力が無いとやれません。
いくらげた一人が、コロナは問題でないと言っても、周りはそうもいかないみたいです。
げたの立場としては、だからコロナが怖い人は来るなと言ってるわけです。
これからの世の中はもっと混乱が拡大するんですよ。
こんなジャブくらいでオタオタしてたら、これから先は生きていけないんですよ。
これくらいの事もっと分かってもらえると思ったら、大間違いでした。
この先も、彼らの作戦どうり、次々襲ってくる状況に振り回されて、世界は混沌に落ちていくのでしょう。
これからは自分がブレタラおしまいです。
巻き込まれず、自分をしっかり持って対応しないと、たちまち持って行かれますよ。
そのための自給自足なんですよ。
もう一度自給自足とはなんなのかよく考えてみてください。
今年は何年振りかで金時豆ができました。
金時豆は雨に弱くて、9月の雨でほとんど収穫できてません。
5年以上毎年作付はしてますが、収穫はほぼできてません。
長く収穫できてないのになぜ作るかと言うと、ふりだしではほぼ全部の作物にマルチを使います。
事前に計画を立ててマルチを張りますが、実際やってみると、苗ができなかったり、いろんな理由で余ってしまう場所ができます。
余るのが確定した時期以降に作付出来るものが金時豆以外にないのです。
金時は需要は十分あるのですが、倒れやすく、倒れたら豆がカビてしまいます。
ふりだしで作る豆は、大豆と小豆はツルではありませんが、それ以外は蔓性です。
蔓性の豆は支柱を作らなければならないし、台風が来たら倒れるのですが、長雨でも豆が何とか持ちこたえます。
つまり収穫期間が長く取れるため、時間が空いた時に収穫できます。
今日は他にハスクトマトの新しい品種を初収穫しました。
ハスクトマトは今まで作ってる品種は早生で、7月から収穫できて、今はほぼ収穫は終わってます。
新しい品種は、今までのひんしゅてゃ全然違ってて、晩生です。
同じ時期に種をまき片方はすでに収穫が終わってるのに、この品種はようやく収穫初めです。
味もまるで違ってて、同じものでも品種が変わるここまで違うのかとびっくりです。
茎ののび方も全然違い、最初は今までのハスクトマト用に支柱を設定してたのですが、茎がどんどん上に上がっていき、脇芽も旺盛に出て、どのように形を持っていくかわからないうちにジャングルになってしまいました。
あまりにも伸びてしまい、横にも倒れてるので、収穫は倒れてる場所の下にトンネルを作り、つまり通路の部分だけ、脇芽を切って、這って収穫です。
味はいいので来年は楽しみな品種です。
