まだ畑の鹿柵をやっています。
忙しい時期なのですがゲストハウスにまともな畑が無いので、ブルーベリーも鹿に食べられてしまい、今年は実がゼンゼンなっていません。
若い者に任せると鹿柵ひとつまともに作れず管理も出来ません。
やむなくげたが行き、今日1日で柵を仕上げてきました。
なにしろ柵を作るためには古い柵を撤収しなければならないので1日で仕上げなければなりません。
夕方遅くまでやって見事な鹿柵が出来ました。
みんなで超スピードでやったので大変でしたが、みんな充実してました。
たかが鹿柵ですが結構ハードなのです。
支柱をハンマーで打つ仕事が本当に大変なのです。
げたは3本で参ってしまいました。
てつやは良くがんばりました。
最後はもう腕が動かない状態に成っていました。
忙しくてこんな事をやってる暇は無いのですが、やらなければ畑は出来ません。
こんな仕事お年より一人残されたら出来ないと思います。
大変な時代になったものです。
高い鹿柵を作らないと畑は何も出来ません。
この柵でもイノシシや、サルや狸には効きません。
現在は動物たちに同情心はひとつもありません。
こんな気持ちになるのは寂しい事ですが、現実は彼らに同情する事ができないほどひどくなっています。
また今年もたくさんの動物を殺さなくてはなりません。
これが精神的にきついものなのです。
農業を止めるわけにもいかないし、仕方ないのですが、さすがに殺すことはなれることは出来ません。
しかないと思って殺しているのですが、精神を病んでしまいます。
どうすればいいのでしょう。
昨日は雨で醤油搾りでした。
昨年までは手で搾っていたのですが、今年は古い醤油搾り機を手に入れました。
手で搾るのは本当に大変なのです。
絞り機で搾った醤油は透明感があります。
搾る袋もリネンで十分でした。
手で搾ってるときは袋がぼろぼろになっていました。
3キロの醤油を絞るのに1日奮闘してましたが、今年は機械なので楽です。
機械といても人力で搾る古い機械です。
機械と言うより道具ですが。
これでもう少し醤油を増産できるかも分りません。
一応1年分は自家用の醤油でほぼ何とかなってます。
3キロが二樽です。
もう少し仕込むと煮込み用にも使えそうです。
ようやくジャガイモの種芋と麦の種を蒔きました。
遅れてます。
田んぼが始まる前に畑の準備を終わらなければならないのですが、寒さのせいもあるのですが遅れています。
昨日からようやく最低気温が5度より上になりました。
この1ヶ月で5度より気温が上だったのはたったの3回しかありません。
夏野菜の苗はゼンゼン大きくなりません。
枯れないようにするのが精一杯です。
稲の苗もまだ芽が出揃わないぐらいです。
毎晩ハウスにストーブを焚いてこれです。
麦は今年は畝間を60センチにしました。
畝間を狭くして1度だけ中耕をしてそのまま収穫の予定です。
畝間を狭くすると草が伸びません。
麦の成長は早いので草に勝つのではないかと思ってます。
今までは畝間に管理機が入るので、畝間を広く取っていました。
このため収量も上がりませんでした。
元々大池の畑は小麦の限界くらいの場所なので収量は低いのです。
畝間を狭くするので毎年の問題であった倒伏も防げるのではないかと思っています。
木喰上人の和歌です。
他に
木喰の はだかの姿ながむれば ノミやシラミの餌食なりけり
木喰の めいどの旅につれもなし もどってみればとうば一本
45歳で木喰行者になり、
56歳で日本廻国修行の大願を起こし蝦夷に向かう。
蝦夷地で円空師の作ったものを見て彫り物をはじめる。
九州日向の国分寺の住職になる。
お寺が火災になり再建のため昼は托鉢、夜は仏像を刻む。
77才で国分寺の再興を果たし「天一自在法門木喰五行菩薩」と名を改める。
84才で自分の村の人に四国遍路と同じ後利益のある四国堂を作り仏像をたくさん納める。
85才で再び旅に出て3年間に渡り各地で二百三十余体の仏像を刻み1千体の達成を祈願する。
丹波清源寺十六羅漢製作中霊夢があり、阿弥陀が六百才の延寿を約束する。
この霊夢に基づき「神通光明満仙人」と改名。
同時に1千体を達成。
九十才で二千体の祈願に入る。
壮絶な人生です。
彼の生きていた時代は厳しい時代で飢饉で多くの人達が亡くなっていました。
それゆえ微笑み仏を各地で刻んだのでしょう。
そして題の和歌になるのです。
いい歌でしょう。
日本ミツバチが大量にいなくなって4年目。
ミツバチガイア亡くなった次の年に大量に発生した花アブも今年はほとんど見ません。
ミツバチは気温が低いと飛ばないので仕方ないのですが、花アブもいないので果物の木の花にほとんど虫が来ません。
今まで目立ってなかった細長い虫が花にちらほらいるぐらいです。
昔は花に虫が群がってブーンと言うかウワーンというような音がしてたのですが、今は静かなもんです。
どうなるんでしょう。
果物木も次々花が咲いていってるのですが連日の霜で咲くソバからだめになってるのでしょう。
あと2-3日は連続の霜が続きそうです。
今朝はプラス2度。
ナスの苗がしおれてしまいました。
ナスは5度が限界です。
昨日のハウスの最低気温はストーブを焚いて3度。
いまどきマイナスは無いよね。
もう5月なんですよ。
果物の花は出るそばからだめになっていってます。
どうしようもありません。
連日最低気温は0度近く。
4月は半分以上マイナス。
マイナス5-6度が3回。
どうすればいいのでしょう。
下では少し寒いぐらい見たいですが、大鹿村の下との気温差が5度は本当に大きいのです。
ここ1週間の大鹿村の下の気温予想もほとんど5度以下です。
まだしばらく0度付近が続くわけです。
毎晩ハウスにストーブをつけてます。
こんなにストーブをつけるのも初めてです。
今年は大変な年になりそうです。
ハウスの苗も大分寒さで傷んでます。
サツマイモとナスの苗は家に戻しました。
室内にミニハウスがあります。
大池の畑の堆肥を拡げています。
ほとんど終わりました。
手伝いは二人になりましたが、この二人ががんばるのです。
畑の施肥は基本が牛糞、それに全面イーエムボカシを入れてます。
ニンジン、菜っ葉類、大根はボカシ肥のみです。
ニンジンは牛糞堆肥が入るとムジナが執拗に掘り返すのでボカシのみにしました。
おかげで収量が増えて昨年は取れすぎたぐらいですが、意外と春先に地元のお店に出すと評判がよく、思わぬ誤算です。
大根は作るのは簡単なのですが、いざ出荷となると肌がきれいでないといけません。
発芽直後にぴょん虫にやられると肌がボツボツになってしまいます。
ぴょん虫は牛糞とか生の堆肥を入れると出ます。
堆肥を完全発酵にするためには1年ぐらいかかってしまいます。
打ってる完全発酵は全部インチキです。
ボカシ肥は余りぴょん虫は出ません。
完全発酵の堆肥は自分で作るしか方法はありません。
ところが堆肥の発酵のためには雨のかからない堆肥舎を作らないとだめです。
堆肥舎を作ると堆肥を混ぜたり、車に載せるために機械が要ります。
こんな投資をしても元は取れません。
堆肥舎の建設はあきらめました。
ほどほどでいいんです。
完璧な農業は出来ません。
今の農産品の価格では適当にごまかしていくしかしかたないのです。
これが現実です。
プロは厳しいのです。
それにあんまりがんばる気も無いのです。
今の情勢でがんばっても無駄なのです。
なにしろ味などゼンゼン評価されないのです。
見た目だけです。
有機野菜でもそうなんですよ。
ただ、地元で売ってる野菜や豆は味で売れてはいます。
宅配便も一応味で売れてはいますが、伸びません。
今日は3回。
都合で急がなくてはならず、とばすとますます体に来ます。
何故こんなに大変なのに堆肥を運ぶか。
堆肥はもっと安くなおかつ畑まで運んでくれる業者は居ます。
振出が入れてる堆肥は顔の見える堆肥です。
生産者も安全に注意してる生産者です。
普通の牛糞に比べても質の良いものです。
業者が運んでくる堆肥は何故安いか。
彼らは産業破棄物をまぜます。
産業破棄物はお金をもらって引き取ってきます。
例えば味噌屋さんから味噌のカスを引き取ってきます。
これには高分子凝集材が含まれて居ます。
これなどまだいいほうで、へたしたら何が入ってるか分りません。
堆肥から多くの重金属が検出されるのはこのためです。
多分下水の汚泥も入ってる可能性が大です。
こんなの安いのは当たり前です。
何でもそうですが、今はどんなものも信用は出来ないのです。
なにしろ国がインチキなものですから、会社がインチキやるのは当たり前です。
儲けたほうの勝ちです。
あなた方は知らないうちにこのようなシステムの擁護者になってるんですよ。
あなたがのんびり田舎で暮らせるのもこのインチキシステムのおかげなのですよ。
田舎に来て畑もやらず、なにやってるんだよ。
かっこつけるなといいたいです。
何のために田舎で生活してるのでしょう。
日本がアメリカの尻馬に乗って世界中から略奪したもののおこぼれで生活してるんですよ。
それで原発反対なんていわないでくださいよ。
それ以前にやる事一杯あるんじゃないんですか。
ちょっと話題がそれてすみません。
思わず「怒」にはまってしまいました。
4回運びましたが、若いときでもきつい仕事です。
ばてばてです。
明日は3回運びます。
畑を思うように減らせません。
気温が上がりません。
今朝は0度。
明日の朝も似たような感じでしょう。
4月は半分以上がマイナスというとんでもない状況です。
昼間も畑の気温は5度で風が吹いてるので寒いなんてもんではありません。
冬でも昼間は5度ぐらいにはなります。
毎晩ハウスの苗にストーブを焚いてます。
手伝いの人は二人へって今日から3人です。
あさってにはもう一人減ります。
これから忙しいときに一気に人が行きます。
相変わらずお手伝いの人は不安定です。
