稲刈り1日目。
皆さん早い。
1枚終わりました。
全部手刈りです。
明日からは機械が入ります。
機械の調子がよければ、2日ぐらいで終わるでしょう。
台風の前に刈りたいと思ってます。
コキビの脱穀を足踏み脱穀機でやりました。
手伝いの5人とも足踏み脱穀機は初めてなので、全員に経験させないとだめなので時間はかかります。
慣れない人ばかりなので歩留まりは悪くなります。
足踏み脱穀機では強くわらを持っていないと、ワラごと穂が抜けていきます。
強くやりすぎると穂だけが飛んでいきます。
手元のほうはうまく脱穀できません。
完全に干せてないものも、若いものも脱穀できません。
このように脱穀できない部分が多くなります。
機械だと何でも一気に脱穀してしまいます。
皆さん楽しんでやっていました。
機械だと機械に使われる感じになりますが、足踏みだと調整が出来る上に、工夫の余地もたくさんあります。
時間は多分10倍くらいかかります。
意外と時間がかかるのは大きなワラとか穂先がたくさん一緒に飛んでるので、その部分をふるいで取らなければなりません、大きなワラはそのまま手で取るほうが早いのですが、細かくなったワラや葉っぱや穂先はふるいを使います。
このときに実が付いたまま飛んだ穂から実をとります。
ふるいの上でふるいに穂をこすりつけると、穂から実は落ちます。
アワはこの方法だけで脱穀します。
その後に唐箕にかけます。
トウモロコシは全部倒れました。
花豆は半分倒れました。
エゴマは全部倒れました。
大豆も小豆もヒエもアワも倒れました。
どうしようもありません。
一部起こしましたが、ほぼ倒れたままです。
らっきょの植え付け。
菜種の草取り、
前川金時とトラ豆と花豆の収穫。
イチゴの草取り。
イチゴは草ボーボーです。
もう少し早く草を取れればよかったのですが、今時分は忙しくて毎年草を取る事ができません。
草をとると葉っぱが増え冬越しが出来ます。
手伝いが5人になったので仕事は順調に進んでいます。
明日から稲刈りになりそうです。
今日娘のいえの車をてんぷら油で走らせるのに。改造の為に小出さんという方が長野から来て話をしながら改造をしてくれました。
分った事は
まずバイオには2種類あるのです。
一つは今日のてんぷら油をそのまま燃やすタイプ。
これには少しの改造が必要です。
つまりフィルターでてんぷら油を漉しながら暖める部品、それと軽油とてんぷら油の切り替えバルブ、それとてんぷら油を入れるタンク。
フィルターとバルブはそんなに大きなものでは無いのですが、狭いエンジンルームに取り付けるのはやはり大変そうでした。
特にここは道が悪いのでエンジンの下部に取り付けるわけには行きません。
ボンゴが一番改造しやすいそうです。
もう一つはてんぷら油は精製して、ケミカルを添加して使うタイプです。
げたの知ってるのはこちらのタイプです。
ただこれだとてんぷら油の精製したものが手に入る場所が近くなければ使えません。
このタイプは同じタンクにてんぷら油、軽油を入れることが出来ます。
混合も出来るそうです。
その代わり個人でてんぷら油の精製は手間がかかります。
またてんぷら油が手に入る場所もあまり増えていません。
てんぷら油をそのまま使えるタイプの場合は最悪てんぷら油を買うこともできるそうですが、その場合は軽油で走ればいいみたいです。
このタイプンの欠点は寒さに弱いということです。
軽油も冬場は薬剤を入れて無いと、ここでは凍ってしまいます。
てんぷら油はゼリー状になるでしょう。
寒いところは冬場は無理をしないで軽油で走るか、油を精製するタイプを選択するかだと思います。
私自身は詳しくないので、どちらがいいのかは分かりません。
ただ、時かにこの目で見るといろんな事が分ります。
この場合も地域で誰かがやってみるのは大切な事だと思います。
今はてんぷら油で走る車ネットワークも大きくなってきてるみたいです。
ヘンプ油で車を走らせる時代は来ないかもしれませんが、とりあえず小さな一歩である事には変わりはありません。
何か本人は山奥で引きこもりたいと願ってるのですが、まわりがどんどん動いていきます。
動きの中とか、増してや中心には居たくは無いのですが、いかんせん人材が居なさ過ぎるのです。
本来ならばこういうことはどんどん若い人がやるべき事です。
今回は若い人が始めたのですが、油絞りとか、醤油作りとか、種交換会、とか馬とかは今のところまだ若い人で中心になる人が、または先駆的にやる人がまだ出てません。
話は出てるのですが、げたのようにあまり何も考えずに始めるのが出来ないのか、それとも他の事で忙しいのかわかりません。
それでも若い人達は少しずつはあるが動き出しては居ますので、われわれ、たそがれ組みも、もう少しのご奉仕なんでしょう。
何はともあれ、早くわずらわしい事からは開放してもらいたいものです。
ゆっくり一服ぐらいさせてくださいよ。
恐ろしい事ですが、すでにポットン便所の便槽は製造はしてないそうです。
田舎でも新しく便所を作る場合は最低でも合併浄化槽で水洗なのでしょう。
私たちはどんどん時代から置いていかれてるみたいです。
私たちが使ってる白熱電球もすでに売っていません。
蛍光灯も気持ち悪いのですがLED電球はもっと気持ち悪いのです。
思わぬところで自分が絶対的な少数者なのだと言う事を確認できました。
それでも便槽は無いと困るのでどうすればいいのでしょうね。
もちろんコンクリートで作れば出来るのはわかってるのですが、ミキサー車が入れないここではコンクリートで作るのは大変な事なのです。
やけくそで枠だけ作ってその下にマナサール菌の米ぬかをまいて、後は駄々漏れ便所にする案も浮上しています。
面倒なのは嫌いなので、コンポスト便所は無理だと思ってます。
何はともあれどうすればいいのでしょう。
困りました。
昨年まで自然農風でやっていた田んぼのヒエが暴走状態です。
今日はヒエ取り。
取ったヒエは干して冬場のヤギの餌にします。
かなりの量の餌ができそうです。
ヤギはヒエの干したのは大好きです。
この暴走したヒエを取らなかったら来年は大暴走になります。
ヒエを取ってもらっても、慣れない人にはヒエと稲の違いが分りません。
特に稲の直ぐ横に生えてるヒエはまず見分ける事が出来ません。
最近の人は観察力が非常に弱いので、教えてもうまく見分ける事ができないみたいです。
もっともヒエを見分けるのは非常に難しいのは事実です。
これをいきなり見分けろと言うのが無理ではあるのですが。
ふりだしでは田んぼは草ボーボーにはしません。
若い人は草ボーボーでもやむをえないのですが、私たちまでそれをやるわけにいきません。
村の人はよく見てます。
こちらのやり方を見て、田んぼを貸すかどうかを判断するわけです。
こちらは無農薬なので、最初から村に人にとって貸すのは不安があるわけです。
草ボーボーは収量にも大きく影響します。
こちらも自分の田んぼだけでも自由に草も生え放題の放任栽培でどれくらい収量があるか試してみたい気持ちはあるのですが、今はようやく村の人がいい所の田
んぼを貸してくれるようになってきたので、この流れを止めないためにも私たちだけでもしっかり田んぼで収量をあげて行かなければなりません。
今のところは他の若い人もうちの娘のだんな以外はよくやってます。
ふりだしよりもきれいにやって、いい米を作ってる人も居ます。
ヒマワリは軸が色が変わってきたら借り入れ時です。
これから干して、その後の脱穀が問題ではあるのですが。
最悪、脱穀は冬になるでしょう。
それまで保存がうまく出来るかはわかりませんが。
なにしろネズミも鳥も大好きなのです。
毎年干したままにしていると冬までに種は全部食べられます。
ゴマの収穫が少し遅れてしまいました。
すでに半分くらい開いてる状態なので、普通に刈り取りするとゴマが落ちてしまいます。
大きな漬物袋をコンテナに広げ、1本刈ってはそこで落ちるものは落としてから少し大きめの束にして干します。
ゴマは小さな枝がたくさん出て、その枝が主に倒れてしまいます。
そうかと言って真ん中の主柱のみだと収量は半分になります。
手間がかかるので日本ではほとんど栽培されません。
収穫が9月になるので干すのも大変です。
その隣のひまわりも小さなものから収穫の時期になってるのですが、問題は干すところです。
ひまわりは少し収穫が遅れるとかびてしまいます。
かびたひまわりは油が絞れません。
干した後がまた大変です。
種を落とさなければならないのですが、今までは少量だったので手で種を落としていたのですが、これだけ大量のひまわりを手で作業するととんでもない時間がかかります。
それとひまわりを手で落とすのは痛いのです。
叩いてみるとか考えねばなりません。
どなたか簡単なひまわりの脱穀の方法を知りませんか。
こうなると油絞りはやはり菜種が一番いいのかもしれません。
菜種はもうすぐ種を蒔きます。
キビの収穫は先端約1メーター以内で刈り取ります。
長く刈ると干すのも脱穀も大変です。
50センチぐらいでも大丈夫です。
先はそろえたほうが脱穀には適してます。
キビの脱穀は足踏み脱穀機でやります。
昨日は麦の脱穀と刈り取り。
今頃麦の刈り取りはずいぶん季節はずれなのですが、この麦はいつ蒔いても収穫ができる麦です。
普通小麦は秋播きです。
寒いところは冬越ししないので春に種を蒔きます。
今刈った小麦は何時でも蒔けます。うまくやれば1年に2回収穫できます。
この性質の種はこれのみです。
例えば今年は米が収穫を望めなくなったら、代わりに麦を蒔くと麦は収穫できます。
このようなケースのために種を毎年更新してます。
この種なんかもいろんな人が種を持っていてほしいものです。
来年は大鹿村で何とか種交換会をやりたいと考えてます。
ただ、げたはイベントは苦手なのです。
行くのもそれほど好きではないのに、自ら主催するのは非常に気が重いことなのです。
早く若い人に育ってもらいたいものです。
なにしろ60歳以上は現役を退くべきが、私の主張であるのです。
小さな命の祭りで種交換会をやりました。
今年も盛況で説明が十分出来ませんでした。
特に気になったのはトウモロコシです。
会場では3種類のトウモロコシの種を出していたのですが、違う種類のトウモロコシは同じ畑で栽培は出来ません。
隣にスイートコーンを栽培している畑がある場合もだめです。
トウモロコシだけではなく、カボチャも、稲も、ズッキーニも、つまり花粉で受粉する作物の多くは同じ畑、または隣の畑では栽培できません。
トウモロコシの場合、隣または同じ畑でスイートコーンを作ってる場合はとんでもない事になります。
スイートコーンはまずくなる可能性が大きいです。
種を食べる作物はその年から問題が出ます。
種を取ってその種を使う場合は次の年に問題が出ます。
交配していい物ができる可能性より、だめになる可能性のほうが大きいのです。
場合によっては損害賠償になるケースもあります。
長野県ではお酒に使う米の隣で、多分古代米か何か普通の米に大きな影響の出る米の品種を作付けしたものと思われます。
裁判で損害賠償の判決が出てます。
隣がプロの農家だと影響は大きいので気をつけてください。
家庭菜園でもそれが元で険悪になる可能性も大きいので気をつけてください。
ふりだしでは、とうもろこしは5種類くらい作付けしてるのでいつもこれは気を使います。
例えば下の畑の隣ではスイートコーンを作ってるので一応品種を聞いて問題の無い品種である事を確認して作ります。
スイートコーン同士でも相性の悪いものはあります。
基本、スイートコーンの横ではスイートコーン以外作りません。
カボチャや、スイートコーンの場合、大池の畑では隣の人も同じ品種を作ってます。
これはケースバイケースですのでお隣の畑の方とよく話をしてください。
3日間で準備と後始末で2日半、その間毎晩帰ってきてヤギの乳を搾り、野菜を収穫してまたお祭り会場へ行くと言う超ハードスケジュールです。
今日もまだ疲労が抜けきらないのですが、仕事は仕事、やることはやらねばなりません。
今回の祭りでは多くの振りだし塾に来ていた人達と再会できました。
こんなにたくさんの人が主に長野県で田舎生活をしているのに、初めてここでの活動が実を結んでいるのを実感しました。
今回感じたことは、時代は確実に変わりつつあると言う事です。
少しづつみんなの活動が実を結んでいってるのでしょう。
3,11の影響が大きいのでしょう。
少しは希望が見えてきた感じはします。
ふりだしのブースへの応援ありがとうございました。
