田植えの二日目です。
4枚の田んぼほぼ終わりました。
4枚目の一番大きな1反5畝の田んぼは明日補植です。
田植え機は朝なおしました。
植え付けのクラッチの部分が抜けていました。
げたは機会が苦手なのですが、やってみると意外に簡単でした。
チョークは修理屋に直してもらうしかないみたいです。
田植え機は今日は調子が最高でした。
最後のほうで、手伝いの男二人に操作を再度教え、田植えをしてもらいましたが、今日はうまく出来ていました。
手伝いの一人が田植え機を始めるときに、強く押さえていなくて、植え付けをしないで走ってしまいました。
これは失敗なんですが、田植え機の押さえ方で、植える深さを調節できるのが分りました。
代掻きが下手なので、浅い所は土が盛り上がり硬いのです、反対に深い所は土が軟らかいのです。
田植え機は硬さの調節は出来ます。
3段階の調節が可能ではあります。
それよりも、硬いところは上から強く押し、柔らかい所は少し浮かし気味で操作すると簡単に調整できる事が分りました。
1列で硬いところと柔らかい所はあるので、土の固さにより、田植え機の押さえを調節するほうが簡単です。
田植え機を使うようになって4年ですが、ようやく田植え機の扱いが慣れてきました。
今日は余裕で田植えできました。
うまく田植えできたので、田植え機がかわいくなってきました。
一つの機械の操作に慣れるのにも結構時間がかかるものです。

朝一番で隣の田んぼでトラクターがはまって動けなくなりました。
隣の困ったときは最優先で助けます。
たまたま電信柱があったので、そこの根元にワイヤーを巻きつけ、チリホールで引っ張りました。
1時間ぐらいで引き出せました。
彼は代掻きもまだなれていないので、深く耕したみたいです。
田んぼを耕すときは5センチぐらいが1番です。
ふりだしの田んぼは5センチしか耕していないので、田植え気も潜りません。
歩くのも楽です。
田植えも楽です。
その上根張りもいいのです。

代掻きは大事です。
今日の田んぼは代掻きがうまく出来ていたので、田植えは楽でした。
代掻きがうまく出来てなくて、田んぼの高い所と低い所が10センチも違ってると、田植えは大変です。
浅い所はうまく植えられません。深い所は深くて水が溜まってるのに、その所は土がやわいので深く植わってしまいます、その為苗が水没してしまいます。
それで田植えの後しばらく水を張る事もで来ません。
代掻きの技術は難しいです。
土は中々移動できないのです。
いい機械を持ってればらくなのですが、ドライブハローも買えないんですよ。
ましてや、乗用式の田植え機などは夢のまた夢です。
古い田植え機はいくらでもただで手に入ります。
もちろん村の方の好意があるからなのですが、今は乗用で無い田植え機はほとんど見かけません。

田んぼの作業には長靴は使えません。
田んぼ用の長靴はあるのですが、手伝いのみんなは持っていません。
足を洗った後とか、田んぼから出たときとかにサンダルがいるのですが、サンダルも持ってきていない人のほうが多いのです。
今年はわらじを作ることにしました。
わらじを作るためには、まず、縄がなえなければなりません。
縄ないが一番難しいのです。
昨日は縄ないのみで、今日からわらじ作りです。
昔はげたも熱心にわらじ作りを教えていたのですが、ある時から意外とみんなそれほど熱心にわらじを作りたいと思っていないことに気がついてから、教える情熱がなくなりました。
最近はあまり教えません。
よほど熱心なときのみ教えます。
こちらは疲れて休みたい夜に教えてるのです、教わるほうが熱心で無いとやってられません。
最近は年に1回ぐらいしか教えません。
ふりだしに来ても、箸も作りたくない、わらじ作りには興味が無いなんていう人も意外と多いんですよ。
熱心な人にはこちらも熱心に教えます。
植物も熱心な人にしか教えません。
最近はなんにでも興味を持つ人は少ないみたいです。
好きな事は熱心なのですが、それ以外はそれほどという人が多いです。
生活にすきとか嫌いは無いんですがね。
何でもやっておけば役に立つときもあるんですが、こちらが言ってもしょうがないんです。

ついに田植えがはじまりました。
今回の苗は買った苗です。
4人で手植えのグループと、二人で田植え機に分かれての田植えです。
田植え機は2枚植え終わりましたが、補植に時間がかかりそうです。
田植え機の調子がよくないのです。
植える機能の解除が出来ないので、回転中も空で走るときも苗を落としていきます。
落とした苗を拾うのに一人要ります。
田植え機を外にシートをかけて置いていたので、ワイヤーがさびて動かなくなってます。
機械は外に置きっぱなしはだめです。
シートは無いよりはいいのですが、やはり問題はあるみたいです。
今年は小屋が完成してるので問題はなくなります。
明日朝から修理です。
この田植え機は他の人も使うので修理しなければなりません。
この時期は忙しいので修理やさんは無理です。
機械は調子がいいときはいいのですが、なにぶん古い機械なので問題は多いです。

田んぼの代掻きが終わりました。
田んぼをはじめて7年になりますが、未だにきれいに代掻きが出来ません。
トラクターの後ろに2メーター50ぐらいの角材を引いてやってます。
角材が良いのか、丸太がいいのかさえ分りません。
隣のおじさんはもっと長い3メーター近い角材を使ってます。
おじさんの角材は9センチ角ぐらいです。
角材を引く紐の長さを最初は長めにやっていたのですがうまく出来ません。
紐の長さを一尋「手を広げた端から端です」にするとまあまあうまくいきました。
ただ角材が12センチ角なので重過ぎるのか、引いた後が溝になってしまいます。
奇跡のりんごの木村さんは、代掻きは粗く仕上げるといってますが、実際やってみると、粗く仕上げるとでこぼこです。
一番広い田んぼは1反5畝近くあるのですが、この田んぼを水平に仕上げるのが特に難しいのです。
ただそれほど水平にはこだわってるわけでもありません。
2回ぐらい回ったら、それでやめます。
米を作り始めたときは、水平に時間を掛けてました。
最近は適当に終わらせます。
今日は手伝いの人たち全員も代掻きをやりました。
彼らには面白い仕事だったみたいです。
最初の人でもまあまあうまく出来ます。
回り方も色々やってみてますが、それほど問題は無いみたいです。
本当は代掻きのやり方はきちんとしたやり方があるんでしょうけど、私達は自給用なのでそれほど勉強する気もありません。
そもそも野菜と雑穀が主な生産物なので、米は兼業農家みたいなものなのです。
時間を掛けることはできません。
田んぼにいけるのは良くて3日に1回です。
水を見に行くのも3日に1回です。
できるだけ、水の引き込みの所を少しあけて、少しづつ水を入れてます。
代掻きの後は水を張るのでしょうが、時間一杯代掻きをしていたので水は入れてません。
3日後には田植えなので、少し水がなくなったほうが田んぼは少し固まって、田植えにはいいと思ってます。
あまり硬くすると機械での田植えは難しくなりますが、手での田植えは少し硬いぐらいのほうが植えやすいです。
田植えは22日から始めます。
2日間を予定してます。

学研の「日本の有毒植物」。
監修の佐竹元吉氏は毒に対する認識が一番厳しいみたいです。
しかし何でも毒と言ってしまえばいいってモンではないと思います。
ここまで、あれも毒、これも毒と言えばかえって混乱すると思います。
普通に食べてるものまで毒は無いと思います。
例えば少しかぶれる人がいるとか、大量に食べると中毒の可能性とか、種の中身が毒とか、マア種の中身が毒は知っていたほうがいいかもしれません。
梅とかアンズの種の中身には青酸がつい固体もあります。
注意するに越した事は無いとは思います。
フンザでは種の中身の青酸を鑑定する人がいて、その人がだめといえば,その木は伐採してしまうそうです。
フンザでは杏仁をよく食べるそうです。
このように毒と毒で無い植物と言うのは、境はありません。
何でも大量に食べれば毒になる可能性はあります、そうかと言ってそれまで毒と言えば、肝心の危ない毒の植物が薄れてしまいます。
だってアトピーの子供は色んな食べ物で発症しますが、それまで毒にするわけにはいかないと思います。
ともかく毒の植物と毒で無い植物には境は無いと覚えておいて下さい。
そして一応の知識は持つべきかもしれません。
何しろ最近の人は免疫が落ちてますから、少しの毒でも重症になる可能性はあるのかもしれません。
時代によって変っていくのかもしれません。

ちなみに中毒のダントツ一位は「コバイケイソウ」です。
行者ニンニクとまで間違う人までいるみたいです。
普通はギボウシと間違うそうです。
次に中毒の多いのがチョウセンアサガオ類、信じられないのですがゴボウと間違う人が多いみたいです。
その次が何とトリカブト、ニリン草とモミジガサと間違うみたいです。
中にはヨモギと間違う人までいるそうです。
こんなヨモギまで認識できない人まで、野の植物を採集して食べると言う恐ろしい事をするのですね、信じられません。
ともかくキノコも他の有毒植物も、人が大丈夫といっても信用しては危ないのです。
大鹿村にも危ない人は一杯居ます。
この危ない人たちは平気で大丈夫、大丈夫と言いますから、田舎に長年住んでるからといって必ずしも信用できるとは限らないんですよ。
自分で勉強してください。
いつも自然を観察するように。
目が慣れてないと、植物の違いを認識できません。


ラビ、エンレイソウ、スイバ、ギシギシ、アカザ、オニグルミ、栃の木、サクラソウ、フキ、イチョウ、キダチアロエ、オダマキ、ナタマメ、大豆、ユウガオ、
桃、アンズ、カリン、ビワ、梅、スモモ、麻、モロヘイヤ、セイヨウカラシナ、ハナミズキ、アジサイ、コンフリー、トマト、ジャガイモ、朝顔。
さてこれらの植物は一つの共通したグループです。
何のグループでしょうか。
これが分る人はかなりの専門家です。

場所は豊丘村「なしっこ公園」。
ふりだしでは出店と、油絞りの実演をします。
油絞りは2種類の油搾り機を紹介します。
ピザとジャージャー麺のほかに豆、雑穀類、苗の販売もします。
よろしくお願いします。
手伝いは男女2名づつで4名になりました。
田植えには十分です。
引き続き田植えの体験の募集はしてます。
田植えは22日頃から始まりそうです。
今日は1度目の代掻きを終わりました。
3-5日後に2回目の代掻きをします。

大池の畑の水源の掃除。
この水源はやく2キロぐらいパイプで引いてます。
沢を石で堰き止め、ダムを作り、ダムの底に穴の開いたパイプを置きます。
そのパイプの上に最初は大きい石を置いていきます。
だんだん小さな石にして、ごみの流入を防ぎます。
パイプの先はダムから出ていて、そこからタンクに水を入れます。
タンクからパイプで水を送ります。
このやり方で年に2-3回掃除します。
1年間メンテナンス無しの水源はありえません。
必ずゴミが詰まります。
多い所は1週間に1回ぐらい掃除しなければなりません。
ふりだしの家の池の水源は、月に1回は掃除しなければ泥が詰まります。
これで田んぼの水路掃除2路線。
畑の水源の掃除が終わり、後は家の池の水源だけです。
この池はこの辺りでは唯一の池です。
カエルとトンボと蛍、その他の生き物にとって大事な池なのです。
カエルもガマガエルからモリアオガエルまで色んなカエルが卵を産みます。
小さな池ですが、彼らのために維持していかなければなりません。
基本家の水源で間に合うのですが、最近は田んぼもはじめ、家も2軒になったため池の水が不足するときがあります。
その為沢から水を引いてます。
沢から水を引く場合は水利権の問題がありますので、かならず水利権を持ってる方の了解を得てから水を引いてください。
水利権は意外と難しいときもありますから、十分慎重に交渉してください。
ふりだしの場合は隣の地権者の方が親切な方で、向こうのほうから水が必要なら使えばいいよと言ってくれましたのでラッキーでした。
ふりだしの水源も同じダム方式で取水してます。
ただこの沢は泥が多いので直ぐに詰まってしまいます。
飲み水には使えません。

朝の最低気温は1度。
霜がおりました。
氷が張っていたそうです。
まいります。
大鹿村でも下では霜は降りて無いでしょう。
山奥だけなのです。
まだ夏野菜もほとんど定植して無いので問題は無いのですが、夏野菜の定植はまだ先です。
夏野菜が食べれるのは8月になってからです。
ここが山奥の怖い所です。

畑はニンジンの種まき、小麦も種まき。
小麦は色んな所で作ります。
作物は基本連作を嫌います、毎年植える所を移動するのですが、同じ系統のものも連作できません。
ジャガイモとトマトは同じ科です、菜っ葉類はほとんどジュウジカ植物です。キャベツも同じ。
この移動の中に小麦を組み合わせます。
小麦と他の雑穀類は、この連作障害防止の組み合わせで重要なものです。
病気が減ります。
無農薬の農業ではよっぽど気を使わなければ、病気、虫で作物は出来ません。
技術がいるんです。

サツマイモを例年より半月以上早くしました。
例年は6月に入ってからです。
今年は暖かいので思い切って早くしてみました。
コキビも種まきです。
例年は苗を作り定植です。
今年はコキビは全面に鳥網を張ります。
全面に張らないと横から入って食べられます。
食べられる量が多すぎるのです。
毎年ネズミの害も、鳥の害も、鹿の害も増えるだけです。
ピーナッツなんかはもう作る場所がなくなってしまいました。
どこで作ってもネズミにほとんど食べられます。
ヒマワリも昨年は半分以上食べられました。
ネズミはどうしようもありません。
毒えさしかないのでしょうが、ムジナでは無いので大量の毒えさを蒔かなければなりません。
畑に大量の毒えさは、無農薬の畑では不可能です。
1匹1匹取る方法はあるのですが、そんなの意味が無いでしょう。

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