4日目です。
田んぼの草取りはきつい仕事です。
2日に1回のペースでやっています。
ヒエ取りが大変なのです。
毎年うまく出来る人がほとんどいません。
田んぼの草取りは難しいのです。
田んぼは草取りをはじめると直ぐににごって、水の中は見えなくなります。
水の上に出ている草以外は手探りになります。
その上ヒエと稲の見分けが難しくて田んぼがはじめての人たちには到底見分けはつきません。
毎年ほとんどの人がうまく草を取る事ができません。
もちろん取る人もいますが。
よっぽど丁寧にやらないとうまく取れないのです。
今日はみんなが取り残した草をげたが取っていたのですが、あまりにもたくさん残ってるのに唖然としました。
去年もやり直しをさせましたが、これは手伝いの人たちがだめなのではなく、田んぼの草取りが非常に難しいのではないかと思うようになって来ました。
げたには最初はなぜみんながうまく草を取れないのか分りませんでした。
小さい頃から草抜きをしている人間と、街で育ちはじめて草取りをする人間との差がよく分からないのです。
それにしても田んぼの草取りは腰にきます。
田舎の人は除草剤のおかげでこの仕事から解放されたのです。
誰も二度とこんなにきつい田んぼの草取りをやりたい人はいないでしょう。
除草剤は問題ですが、この草取りのきつさも問題なのです。
1反や2反なら何とかなりますが、それ以上、プロの農家にはとてもじゃないけどやれるものではありません。
今の所解決法は無いので、やむなく手で抜いてますが、こんな仕事から何とか解放される方法を見つけないと、無農薬の米つくりは普及しないと思います。
げたは腰がだめなので、すでにこの仕事を一日中は出来ません。
げたは農家の生まれですよ、待ちで育った人には、田んぼの草取りを10年以上続けるのは困難でしょう。
もちろん1反歩以内なら何とかなりますけど。
1反でも10年一人で草を取り続けるのはかなりしんどいと思います。
これの解決法の一つに、岩沢さんの冬季たんすい「冬でも田んぼに水を張るやり方です」があります。
しかし子のやり方は田んぼの水路を使う人たち全員の賛同が要ります。
多くの人達と一緒に使う水路ではほぼ不可能です。
このやり方を少しづつにでも普及させたいと思っています。
今晩は稲とヒエの見分ける夢を見そうです。
そのぐらい神経も疲れます。
ヒエと稲の見分けはそれぐらい難しいのですよ。
今日は何本か稲の株を抜いてしまいました。
集中が続かないのです。
姿勢がきつい上に、集中なので、本当に頭がおかしくなりそうでした。
田車除草は結構皆さん苦労しているみたいです。
古い家で田んぼをやっていた家にはどこでも古い田車が置いてあります。
古い田車はほとんどそのままでは使えません。
ガタガタなのです。
まずネジが緩んでいます。
ネジが締めれるようなら締めてください。
湿れない場合は細い針金を巻いて固定してください。
何らかの形でネジの部分のガタを直せばいいのです。
それでもガタガタする場合は、一番先端の部分、つまり枠があってそこにトタンの板が張ってる部分の先端です。
田んぼに置いたら一番前の部分に針金を通して、中間にある横棒まで持ってきて、その横棒に針金を巻きつけ、その後針金を締めていきます。
針金をダブルに張り、その間に何かを入れ、釘とかです、それで釘を回せば、針金はしまって短くなっていきます。
ともかく引っ張った針金を何らかの方法で短く締めると田車のガタはなくなります。
田んぼの条間に田車を置き、1箇所を3-4回前後に動かします。このときに下に力をかけない。
下に力をかけると田車は潜っていきます。
潜った田車はまだカッチャク間も無い稲を横にずらしてしまいます。
当然根も切れてしまいます。
いかに田車を潜らせずに前に動かしていくかがポイントです。
田車除草の前に水を張っておきます。
水が無いと田車は重いし、草はうまく除草できません。
水が多すぎると田車の抵抗が大きくなるし、場合によっては稲が倒れる原因になります。
2-3センチぐらい水を入れてください。
問題は代掻きで田んぼが水平になっているかです。
田んぼ初心者は代掻きをうまく出来ません。
田んぼが水平で無いので、浅い所と深い所で10センチぐらい違う事もあるでしょう。
この場合はやむを経ないので、一番浅い所に水が少しかぶる所まで水を入れます。
稲は倒れるかもしれませんがまた起きてきます。
代掻きは大事なんですよ。
1回目の田車除草の前に、一度水をあまり入れずに、地面が見える状態で2-3日置いておくと、田んぼの表面が少し固くなって、田車はあまり潜りません。
代掻きの前のお越しの段階で5センチぐらいしか起さないで置くと、下が固いので田車もやりやすいです。
ただしこれも田んぼによるので各々工夫してください。
文章で書くには難しいですね。
うまく伝わるかどうか若干の不安はあります。
1回目の田車除草は田植え後10日ぐらいでやります。
チェーン除草は1週間ぐらいですが、田車の場合は10日か2週間ぐらい置いたほうがいいみたいです。
あまり遅いと草が大きくなりすぎます。
田車除草はある程度深くやって、土を株間に寄せると、カブマの草にかぶって、カブマの草も少なくなります。
2回目の田車は1回目から2週間から3週間ぐらい後です。
ふりだし塾では畑が主なので、田んぼにはあまり行けません。
田んぼ専業の人はもっと違う方法でやるのだとは思います。
このやり方はあくまでも、自給用の初心者の方々の為に書いてます。
間違いがある場合は指摘してください。
現在的にこの感じでやっていますと言うことです。
田んぼが大変な事になってます。
建築どころではなくなりました。
田んぼは近くに行かないとよく分からないのです。
忙しいのと、フェンスを張ってるのとで、ついつい外側からだけの確認で終わらせていたらとんでももない事になってました。
緑が濃いなあと思っていたらほとんど草でした。
田車除草は株間が出来ません。
カブマトールという器具があるのですが、ネットで見ても評判は今一みたいです。
チェーン除草も時期が少し遅れるとだめだし、どうすればいいんでしょうね。
田車除草の2条用を使ってみましたが、これが中々いいので、新しく2条用を買う事にしました。
この過程でカブマトールという田車に似た道具を見つけたのですが、小さい草用のゴムのローターと、大きい草も取れるローターを装着したものですが、使った人の感想では、中々うまく除草できていないみたいです。
これは当然ですが稲を痛める可能性は大きいと思います。
まだ稲が小さいときは何とかなるかもしれませんが、値段も結構高いので簡単に買うわけにもいきません。
今年は見送って、普通の一番安い2条用田車を買います。
カルガモ君も面白そうなんですが、やはり思い切れません。
カルガモ君は稲の根っこをぶちきる可能性が高いのではと言うのが不安なんです。
カルガモ君を田んぼで使ってる所を想像すると結構楽しいのですが、やはり思い切れません。
どうせ買うなら機械の2条用除草機の方がいいような気もします。
こういうのは難しいですね。
もっと使ってる人たちがしっかりした使用体験談を発表してもらいたいものです。
今日のスウエットで西洋ミツバチを飼っている友人の話を聞き、西洋ミツバチを飼う事にしました。
日本ミツバチが全滅してからもう4-5年になります。
ショックもあり、その後巣箱は置いてるのですが、ミツバチは入ってくれません。
西洋ミツバチは女王蜂のぶんぽうの前に、予め分断する技術が確立してます。
日本ミツバチの場合は、ぶんぽうのシーズンに見張ってなければ、ぶんぽうした女王蜂はどこかに行ってしまいます。
ところがその時期はこちらは農繁期なので、見張ってる時間はこれっぽっちもありません。
取り合えず西洋ミツバチを飼って、技術を覚えてから再度日本ミツバチに挑戦します。
日本ミツバチの消えた原因である、ネオニコチノイド系の農薬も、政府はミツバチが消えた原因であると認めておきながら、農薬を規制しようとしません。
情け無いですね、
西洋ミツバチも問題は同じなんですが、不思議な事に日本ミツバチよりはダメージは少なそうです。
実を言うとミツバチをはじめる余裕も準備もしてません。
いつも無計画にはじめるのがげたのやり方です。
行き当たりばったりの人生も面白いですよ。
何とかなります。
今までも何とかしてきてます。
建築もいよいよ本格的に始まりました。
皮むきが終わり、手すりにかかりました。
今回は期限が決まってるので丁寧な仕事は出来ません。
女の子二人はがんばってます。
彼女たちは意欲も体力も十分です。
男性一人は長期で春先にも建築をやってるので、彼に結構任せることが出来ます。
何とかライブに間に合うようにしなければなりません。
階段は最低作らなくてはならないし、便所もしっかり作らなくてはなりません。
周辺の整備もしなければなりません。
駐車場も増やさなければなりません。
馬小屋はライブの後になりそうです。
9月に長期の人が来るまでは、8月は手伝いが今の所は一人なので、ライブ以降は建築は続けられないと思います。
8月、9月は短期の人が来るかどうかにかかってます。
田車除草は技術が要ります。
新人には当然難しいのです。
田んぼの水がにごるので、うまく出来たかどうかの確認は次の日にならないと出来ません。
問題は軽いアルミの田車です。
軽いのでスイスイ行ってしまいます。
今回は2連の田車も使ってみました。
女の子ですよ。
彼女はがんばってました。
2連は安定してるのでやりやすい、しかし力は要ります。
2連は沈みにくくもあります。
意外と良いのかも知れません。
げたは1日中草刈でグロッキーです。
昨年草刈機を壊されてから、機械はなるべくげたがやってます。
草刈はきついんですよ。
3時で腕が上がらなくなりました。
疲れて刃先を石に当ててしまいます。
こんな仕事1日中なんて無理です。
3日蓮ちゃんで機械です。
1日目草刈機。
2日目管理機。
3日目草刈機。
もう限界ですが、明日はもう1日管理機があります。
あとひとがんばりです。
今年も醤油を仕込みました。
麹を作るのは結構大変です。
麹は粒入りと粒無しの粉だけのが合って、今年は粉だけのを買ったのですが、発酵が今一うまく行きませんでした。
粒入りのほうがうまく発酵しそうです。
毎日草取りです。
雨が少ないので仕事ははかどっています。
建築まではあと1週間ぐらいかかるかもしれません。
田んぼの田車除草が1枚うまくいってないことがわかって、やり直しになります。
この田んぼはヒエも多いので同時にヒエ取りもやらなければならないでしょう。
ヒエ取りは時間がかかるし、うまく取りきれません。
少ないうちに手を打たないと、多くなってからではどうしようもありません。
ヒエと稲の見分けが難しいので、実がなるまでどれがヒエか確認しづらいのです
後は簡単な支柱と、穀類の倒伏防止の対策のみです。
これらはそんなに時間はかかりません。
後は草抜き、種まき苗の定植です。
種まきと苗の定植も大部分終わってます。
トウモロコシ、キャベツ等は後何回か定植があります。
建築が始まります。
手伝いは男性一人女性二人です。
これが多少は問題です。
つまり女性二人ではげたが付きっ切りにならないと作業は出来ないでしょう。
一番仕事の出来るげたが仕事ができない状態になる可能性があります。
一人でしか出来ない仕事もあり、どうしようか考え中です。
取り合えず、八角堂は仕上げなければなりません。
馬小屋は無理そうです。
コキビが毎年ほとんど鳥に食べられてしまいます。
昨年は上に網を張りましたが、横から入られてました。
今年は全面網を張ってます。
時間がかかるので全部は張れませんでした。
他にトウモロコシのムジナ除けの、網とトタンを張りました。
こんな事に時間と資材を使わざるを得ない現状です。
これらの回収にまた時間を取られます。
トウモロコシは他にもカラスが来るので、カラスよけもやらなくてはならないかも。
スイカも毎年カラスの被害が増えてます。
今年は何らかの対策をしなければならないかも分りません。
ピーナッツなんかは10本で1000円近い唐辛子入りのスティックを刺してるんですよ。
ピーナッツの値段よりもスティックの値段の方が高いのですが、こちらも意地です。
どんどん動物の被害も虫の被害も増えてます。
せっかく無農薬でも病気の出ない栽培をしても、動物に食べられては何にもなりません。
その上動物は無農薬が大好きなのです。
現在は動物に対して非常に感情的になってます。
殺すのが平気になってしまいました。
何しろ遠慮してタラ全滅ですから、中途半端な気持ちでは対処できません。
田舎の人は普通、平気で害獣と言われる動物は殺します。
これはごくごく当たり前なのです。
悲しいことですが、げたもようやく田舎の人と同じくらいの感覚になってきてます。
動物の被害はそれほどひどいです。
はっきり言って殺してやりたいと思います。
カラスなんかは種をまくときから、周りで大騒ぎです。
本当に殺してやりたいです。
動物の害に対する設備の金額と時間は、農業が続けられるかどうかの瀬戸際まで来てます。
冗談ではないのです。
今山奥の農業の現実はこんなものです。
動物もかわいそうなんか、甘いことを言うのは畑もやってない、街風田舎暮らしの連中だけです。
と言っても、今はほとんどの田舎のへの移住者は街風田舎暮らしの方々なんですが。
のんびりスローライフだそうです。
イチゴの収穫がピークです。
一人どんぶり1杯のイチゴにさすがに誰も全部は食べれませんでした。
明日からはジャムに大部分が行きます。
こんなにイチゴが食べられるのは初めてです。
イチゴの畝を1列増やしたのと、カラスよけのヒモを一杯張ったのが良かったみたいです。
イチゴはカラスとムジナが食べに来ます。
したの畑にはムジナが来てるので、罠をかけました。
