一般質問その3.ごみの資源化について。

投稿日: 2021年12月7日カテゴリー: ブログ

今回は他にもデジタル化について質問もしたかったんですが、これも質問が長くなるのでまたの機会の単独での質問とするしかありません。
何しろ村は問題だらけなんです。
根本的には人口減がすべての問題の大きな原因ではあります。
しかしながらただ人口を増やせばいいというわけでもありません。
村が求める移住者は、地元の習慣ややり方を尊重する、共同の負担もしっかりやってくれる人たちなんですが、なかなかうまくは行かないのです。

ごみの資源化です。
長野県は実を言うとごみの減量では全国的にもかなり進んでます。
長野県の一人1日あたりのごみの排出量は822グラムで県別で1位です。
市町村単位では、1番は徳島県の神山町ですが2番が川上村、3番が南牧村、4番が泰阜村、5番が中川村、8番が平谷村、9番が阿南町、10番が豊丘村とベストテンのうちなんと7市町村が長野県です。
しかしながらこれがリサイクル率のランキングになると木島平村が5番目に入ってるだけです。
おそらくこれだけ減量してる長野県なので、リサイクル率でも結構頑張ってるとは思いますが、このごみの問題は、今大きく変わってきてます。
最近ではごみは大事な資源になってるのです。
徳島県の上勝町(かみかつ)ではごみの分別を45種類に分け、その多くをリサイクルして、なんと年間でごみのリサイクルしての売り上げが200万から250万円あるそうです。
全てのごみは街の1か所に集積所を設けそこに住民自らが持ち込みます。
つまりここではごみの収集車もゴミの回収ボックスもありません。
街の集積所であるごみステーションに年末年始の3日間以外は、午前7時半から午後2時の間ならいつでも持ち込めます。
ゴミの8割がリサイクルされ、2割が焼却か埋め立て処分だそうです。
資源ごみを入れるコンテナには種類ごとにキログラム当たりの金額が書いてあります。
売れるものと処分するものでプラスとマイナスの金額が書いてあります。
この金額の明確化は大きい影響があると思います。
街が最初に取り組んだのは生ごみの減量化だそうです。
生ごみを燃やすのには費用が多くかかります。
街ではコンポストなどの購入の助成して、現在は98パーセントの普及率なので生ごみはほぼステーションには持ち込まれません。
村でもコンポストの補助はやってます、
ここで生ごみも資源と考えると、生ごみをたい肥化するべきです。
コンポストは意外とうまく発酵はしません。
ほとんど生のままいっぱいになり、場所を変えていかないとなりません。
これではそのまま生ごみを捨ててるのと大差はありません。
生ごみは水分が多いので、そのままでは発酵しません。
そうかといって毎回水分をしっかり切って、発酵補助の米ぬかなんかを入れるとお金もかかるし、尚且つそれでもうまく発酵させるのは結構難しいものです。
それなら1か所に集めて、水分調整をしっかり行い、堆肥化する方がいいのではないでしょうか。
特に最近ではコンポストを置く場所もない住居もあります。
このごみの資源化はやってみる価値はあると思います。
ごみ処理費用は減るし、売却収入も出ます。
これにより仕事も増えます。

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