続き。

投稿日: 2021年3月19日カテゴリー: ブログ

時間がありませんので続けていきます。
自給自足の村作りでは、小さい農業、そうです有機農業が基本になります。
この山奥の村で他と同じ農法でやっても太刀打ちはできません。
他の所ではどんどん大きな法人ができて、効率化を図っています。
農産物の価格も、特に米の価格は各国との自由貿易体制の影響もありもっと下がる可能性があります。
これ以上米価が下がれば、小規模な慣行農法の米作りはより困難になるものと思われます。
最低限でも特別栽培米、多くは有機農法の米作りに転換していかないと村の米作りは行き詰ってしまいます。
出来れば全村有機農業化と言うような思い切った政策しか残されていないのではないでしょうか。
農家の規模を小さくすれば、農家は増えます。
最近はよく半農半xなどとも言われてます兼業農家を増やしていきます。
例えば最近私はうどんと玄米麺の商品化をやりましたが、村に製麺業者がいないのでよそで製麺しました。
又小麦の粉ひきを頼みたいのですが、そもそも小ロットの粉ひき屋さんがほとんどありません、
つまり小ロットの製粉所を作れば必ず商売になります。
それではなぜ小ロットの麦を引いてくれる製粉所が無いのでしょうか、それは儲けないからなのです。
大きな設備を持ってやってますから、少量には対応するのも難しいのでしょう。
小さな機械で、小規模の製粉所は可能です。
半分農業で自給の作物を作れば、小さい規模で少ない稼ぎで生活は成り立ちます。
製粉所ができれば、製麺所もできます。
これを同じ人がやらなくて、他の人がやります。
これで二つの仕事ができます、
製粉所と製麺所ができれば、小麦を作る人も増えます。
パン屋ができるかもしれません。
お菓子屋ができるかもしれません。
この様に半農半xであれば新しい仕事も増えるし、畑や田んぼを作る人も増えます。
これにはやはり有機農業でなければならないのです。
小規模でいろんな仕事をやる場合には単価をあげなければなりません。
農産物で単価をあげるためには、やはり有機農業でなければ仕事は成り立ちません。
他の部分でも自給自足では、村の未利用の資源を使っていかなければなりません。
放棄された農地にはえてるカヤやあちこちに落ちてる落ち葉なども肥料化すれば立派な資源になります。
また木の駅を作って、軽トラで持ってくる2メーター材や、小径木や曲がり材のs材なども受け入れペレット化すれば、一つの商品になります。
またこのペレットを使ってバイオ発電をやれば、電力の自給自足も可能です。
木の駅ができれば自伐林業も盛んになります。
放棄された山にも手が入る可能性は大きいです。
そして、この木の駅では搬入された木材の代金として、地域通貨で払います。
木の代金としてもらったお金は地域通貨なら地域で使うしかありません。
他にも製粉所で麦を製粉してもらうのも、製麺所で麺を作ってもらうのも地域通貨でやります。
村でしか使えない地域通貨の使用量が増えれば増えるほど村の経済は活発になります。
この自給自足の村作りの一番大きなポイントは地域通貨にあります。
いま日本の地方はどこも衰退していってますが、その一番大きな原因は自分の村に入ってくるお金より出ていくお金の方が多いからです。
これがグローバル経済の一番大きな問題なのです。
グローバル経済のおかげでいろんなモノの値段は確かに安くはなりました。
しかしその安いモノのせいで、地元のいろんな仕事が奪われてしまいました。
もともと地元に有った油屋さんが無くなり、味噌屋が無くなり、醤油屋が無くなり、粉屋が無くなり、小さなお店が無くなり、すべて大規模店のとってかわられてしまいました。
私たちが安いと思って大規模店で買えば買うほど、地元の経済は痩せていきます。
そして地元の経済が悪くなると自分たちにも悪影響が出てしまいます。
この様にして地方は衰退してきました。
この負の連鎖から抜け出すためにも自給自足と地域通貨での村作りしか解決の方法はないのではないでしょうか。
まだいろいろ言いたいことはあるのですが、慣れないモノで時間がわかりませんので、今日はこの辺で終わります。
どうか検討をお願いします。

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