自給自足の塾ですから、当然石積みもできます。
今回はプロの技を習いに行きました。
石積みで一番大事なのは石の後ろの栗石だそうです。
石の積み方2に対して積んだ石の奥に置く栗石の大事さは7だそうです。
後の1が石積みの見栄えだそうです。
げたは石積みの基本はわかってましたし、奥に栗石を置くのも知ってました。
しかし、奥の栗石が一番大事だとは思っていませんでした。
奥の栗石で前に積んだ石を固定して、尚且つ水の通りをよくするそうです。
加藤清正が作った城の石垣は奥にワラが置いてあったそうです。
栗石の間にワラを入れるのだそうです。
この藁は稲わらでなければならないそうです。
稲わらから菌糸が発生して、その菌糸のお互いの連結により、石積みはより強くなるそうです。
栗石の後ろに砕石を入れるのも大事だそうです。
水の流れを遮断すると石垣は崩れるそうです。
当然ですが石は一番下に大きな石を持ってきます。
石の方向が大事なのです。
重力がどの方向にかかるか、また石自体の重力の方向も考えないとダメです。
この部分は文章ではわからないともいます。
ぜひ石積みワークショップに行ってください。
また自分の住んでいるところでワークショップを開くのも面白いと思います。
今日のワークショップは8名の定員に対して10人以上の参加者が居ました。
明日もワークショップがありまた別の人たちが来るそうです。
今年はふりだし祭りで石積みのワークショップをやってみようと思います。
今日のワークショップをやったこうちゃんと麻美ちゃんの家は、家はそれほどいい作りではないのですが、それに対して石積みがやたらりっぱな石積みなのです。
石積みの講師の方の話では、昔に正当なと言うか、一番最初に日本に石積みを伝えてきた集団があり、その人たちの一部が宗なが親王の一緒に大鹿に来たという記録が残ってるそうです。
その人たちが作った石垣にほぼ間違いないそうです。
なぜ、このような石垣があそこにあるのは一つの謎なんでしょう。
と言うのは、その場所は確かに今ある木がなければ、見晴らしのいい場所ではあります。
だから、昔はその場所に砦があったのではないかとの意見でした。
なぞは砦にしては場所が非常に狭いのです。
なおかつすぐ後ろはなだらかな坂です。
砦は四方の防備がしっかりしてないと意味がありません。
裏が高台では、防備としては考えられません。
それではただの見張り台として作ったとしたら、石垣が立派過ぎるのです。
それでは誰かの住まいだったのかと言えば、敷地が狭いのです。
謎の石積みです。
家の裏にも奇妙な石積みがあります。
二つの屏風のような大きな岩の間に小さな石垣が組んであります。
前面と後面が小さな石垣です。
上は1坪くらいの狭い場所です。
不思議な場所です。