ホタルと赤とんぼの勉強です。
今までの過疎対策の失敗は行政主導も大きな理由だと思われます。
つまりいろんな政策を立案しても、肝心の住民が付いてきてないのではないかと思われます。
小さなこと、みんながやれそうなことから始めるのがいいのかと思います。
環境の悪化は長年言われてますが、ほぼ止まっていません。
身近なところで、環境の悪化で減ってしまった代表がホタルと赤とんぼです。
どちらも童謡にも歌われてるように、村の普通の風景だったわけです。
今ではどちらも絶滅危惧種に近いぐらい減ってます。
ホタルは主に水路の改修と農薬の影響だと思われます。
多くの田んぼへの水路がコンクリート張りか,U字溝変わってしまってます。
その前にホタルは主に平家ホタルと源氏ホタルがいます。
源氏ホタルは幼虫の時に水路で過ごします。
エサはカワニナと言う巻貝です。
まずカワニナがいないと話になりません。
まず水路をカワニナが住めるように替える必要があります。
これは大掛かりな工事もいります。
住民本位でやるには、かなりな人が居ないとできません。
これと違うのが平家ホタルです。
平家ホタルは田んぼとか湿地帯が住みかです。
当然ですが、農薬と除草剤の使用が平家ホタルの激減の理由です。
農薬と除草剤を止めるのは難しいのですが、止めれば、後は少しの注意事項さえ守れば平家ホタルは増えます。
平家ホタルは個人でも増やしていけるのです。
ふりだしが最初に田んぼを始めた田んぼは、すぐに隣の田んぼも使い始めました。
今は別の人が使ってますが、農薬は使ってません。
この田んぼではしっかり平家ホタルは復活してます。
もっとホタルのことを勉強して、少し注意をしてやればもっと増える可能性は大きいのです。
同様に赤とんぼも激減しています。
県によっては絶滅危惧種に指定されてる県もあります。
こちらは主に苗に使う農薬の影響です。
それとネオニコチノイド系の農薬。
苗に使う浸透性の農薬の影響が大きいみたいです。
この農薬を別の農薬に替えるだけで、約25パーセントの赤とんぼが生き残れるそうです。
それ以外に中干しの時期を遅らせる、刈取り後の田んぼに水を張る、代掻きに時期を少しずらすなどの対策でかなり増やせそうです。
赤とんぼの方が復活はやりやすそうです。