山梨とさるなし。

投稿日: 2020年11月15日カテゴリー: ブログ

山梨はこの場所に引っ越しするときに、前の家にあった苗を持ってきました。
苗を植えてから20年以上たってます。
ようやくたくさん実をつけるようになりました。
持ってきた苗は3本。
1本はスモモの下になり大きくなりません。
残った2本のうち1本はいい実がなりません、ごつごつの実が多いのです。
残った1本がいい実がなります。
山梨にしては大きめの実がなります。
げたはおいしいと思うのですが、昨年出荷したら不評でした。
おいしいのに残念です。
街の人の口には合わないのでしょう。
栽培のなしと比べるから駄目だと思います。
こういう新しい果物だと思うと、意外と新鮮な味だと思うのですが、無理でしょうね。
無農薬の果物は欲しいといい、無農薬でも簡単にできる山梨は味がだめだと言います。
あくまでも農薬を使ったのと同じナシを、無農薬で作れというんでしょう。
考え方の相違ですが、永遠に埋まらない溝です。
ぜいたくを言っておれるのも今のうちなんですが、あと10年くらいしたら山梨にも出番が来るかもしれません。

もう一つのサルナシは、梨の種類ではありません。
キウイフルーツの原種みたいなものです。
これは多分15年くらい前に苗を植えたものだと思います。
しかも同じ場所に野生のサルナシと栽培種のサルナシを植えてしまったみたいです。
最近ようやくたくさん実をつけるようになってきました。
タナを作るつもりがまだタナができないので、木にまきついています。
高いところの実は全部は取れません。
サルナシは苗を作るのが簡単です。
挿し木で100パーセント付きます。
サルナシは自然にたくさん出てきますがほとんどオス木です。
メスの木はほとんどありません。
何本も自然のサルナシの木を大きくするまで管理しましたが、オスばかりでした。
10年以上待ってようやく判明するのです。
そのために、メスの木の挿し木で増やすしかないのです。
敷地内にはあと3-4本苗木を植えてます。
10年ぐらいたってますがまだ実をならせません。
果物の木は時間がかかります。その上半分くらいは芯食い虫にやられて枯れます。
芯食い虫に農薬は使えないので、穴に土を詰め込みます。
粘土質の土のほうがいいのですが、無い場合はそこらにある土を芯くい虫の穴に詰め込んでいきます。
表面に蓋をするだけではだめで、土をどんどん入るだけ詰め込んでいきます。
これで3分の1くらい虫は死にます。
虫が死なない場合は、何度でもやります。
木が枯れるか虫が死ぬかです。
芯くい虫を防ぐためには、草を刈るのがいいみたいですが、果物の木まで丁寧に管理はできません。
年に何回かチェックをして、芯くい虫の食べた後を見つけたら、対応します。
芯くい虫は穴をあけた木のくずを、食った後の場所に幕を張るので見つけるのは簡単です。
またアルミホイルを気にまきつけるという方法もあるみたいです。
芯くい虫は木の根元から少し上から侵入するケースが多いので、木の根元近くにアルミホイルを巻くそうです。
これもげたは面倒なのでやりません。
その割にはちょくちょく見回り、芯くい虫を見つけたら土を詰めてます。
自然の木は芯くい虫が入っても枯れませんが、栽培の果物は枯れます。
そもそも甘い栽培品種の木は甘いので、虫が付きやすいのでしょう。
樹液が甘いんです。
それゆえ虫にやられやすいのです。

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