今はビーツと言うみたいですが、私のような古い人はビートと言います。
スイートとスイーツの違いと同じです。
こんなのどうでもいいのに、誰かが格好つけてビーツになったのでしょう。
どうでもいいことなんですが、げたは意外とこだわります。
いまだにビートと言います。
そのビートの収穫です。
ビートは世界中では意外とよく食べられている野菜なんですが、日本ではいまだにそれほど普及してません。
あんなにおいしいモノなのに、もう少し普及しておらいたいものです。
ふりだしではビートは大量に作ります。
ここ2-3年はよく売れるようになりましたが、それまでは大半がヤギのエサでした。
今は1個100円で売れるビートを、ヤギにどかどか食べさせてたわけです。
ヤギの冬のエサは乾燥したものがほとんどです。
水を飲まそうと思っても、水は一晩で凍ってしまいます。
水代わりと新鮮なビタミン補給のためにビートと人参の出荷できないモノを食べさせます。
ビートも人参もかなり作ってるのですが、これを全部収穫するのに10日以上かかります。
今年のビートの出来は最低です。
今日の収穫では、99パーセント出荷できないモノばかりです。
ヤギのエサとしても10分の1くらいの収量しかありません。
本当に今年は出来の悪いものが多いです。
それでもキャベツ、白菜はよく出来てます。
セロリとネギもよく出来てます。
豆類もまあまあです。
これが多品種栽培のいいところです。
単品栽培でビートだけ栽培してたら、99パーセントの減収です。
単品栽培は売り先が転んでもアウトです。
これが今コロナの時代に起こっていることです。
多品種栽培は機械化もできないし、効率は悪いし、収益率も低いのですが、唯一どんな時でも何とかなることです。
これからの時代の新しい農業スタイルは、小さい家族農業で、多品種少量栽培です。
大きければよかった時代はすでに終わってます。
それなのにまだ大規模化を進めてる人たちはこの先地獄を見ることになります。
畑に残っているのは、ネギ、ゴボウ、キャベツ類、白菜、セロリ、大根、ニンジン、ビート、カブ,以上ですが、これらを畑が凍る前に収穫しなければなりません。
まず全部収穫するのは無理だと思われます。
これ以外に下の畑と田んぼにまだ稲の脱穀が田んぼ1枚分残ってるのと、大豆の収穫が残ってます。
大豆を収穫したら、そのあとに小麦とモチ麦を蒔かなければなりません。
ヒエとアワと高キビの脱穀も残ってます。
これ全部で30日以上かかる仕事ですが、今年は寒さが早いのでかなり厳しいことになりそうです。
先のことを考えても仕方が無いので、あまり先のことは考えません。
何しろできるだけしかできません。
何とかなるようになるでしょう。