ナスにカメムシがたくさん付き、ほとんど商品になりません。
夏野菜全般にカメムシが付いてます。
また、危ない毛虫も今年の特色です。
娘も息子もげたも毛虫にやられました。
げたは正体不明の虫にハスの畑の水中で大量に刺されました。
両方とも治るまでに10日ぐらいかかります。
痛いというよりかゆくて睡眠不足になるくらいです。
今年はハチは少ないです。
長雨で数を増やせなかったのでしょう。
ハチは2発刺されたのみです。
ハチに一番刺されたときは1年間で30発くらい、そのうち半分が強力なスズメバチなんて年もあったわけで、ハチに関しては今年は楽です。
小さなアリが大量に増えてます。
この小さなアリは作物の根元から上に向かって巣を作ります。
イチゴはこのアリの被害をかなり受けました。
アリも全体的にすごく増えてます。
凶暴な赤いアリも巣が増えてます。
このアリが畑に巣を作ると、その巣の付近では何の手作業もできなくなります。
すごく凶暴でかまれると結構痛いのです。
このアリは普通は山の中に巣を作るのですが、ふりだしの敷地はもとは山だったので、そのアリがそのまま残ってしまってます。
アブ、蚊、ぬかっか、ブヨも多いです。
夕方は畑の作業に支障が出るくらい、顔の周りに虫がたかってきます。
日によっては網をかぶって作業する日もあります。
青虫も夜盗虫も多くて、キャベツはとうとう全面的に網のトンネルにしないとできなくなりました。昨年までは早く作る作柄のキャベツのみ網をかけてました。
モンシロチョウを見ると、網で取ったりもしてましたが、所詮無駄な抵抗です。
一見するとキャベツ畑に舞うモンシロチョウはかわいい景色ではあります。
平和の原風景のようなところがあるのですが、現実は、とってもとってもいなくならない青虫との戦いなのです。
本来、生態系のバラスンすが取れていた時代は、青虫はほとんど問題にはなっていませんでした。
それがだんだん増えて来て、今では網をかけないと瞬く間に葉っぱが無くなってしまいます。
生態系は一度バランスが壊れるとドミノ式に影響が拡大していきます。
そしてある時暴走が始まります。
生態系の暴走、それも全面的な暴走が起きると、どのようになるのかはまだはっきりわかってません。
多分有史以来初めて起る地球規模の生態系の暴走に付いては、だれもどうなるか予想はできないでしょう。
人類にとっては予想もしなかったような、とんでもない状況になる可能性は大きいと思います