田んぼの除草。田車。

投稿日: 2020年6月28日カテゴリー: ブログ

田んぼの除草に付いて結構たくさんの方が興味を持ってるみたいなので、ついでに田車のことも書いておきます。
田車は明治の何時頃発明されたのかはよく分かりませんが、太一車がその始まりだと言われています。
歯車と後ろに均平板が付いた現在の田車の原型です。
それまでは熊手のような鉄の小さなものと、手での除草が行われていました。
1日8畝の田んぼの除草をしていたと書かれています。
すごいです。
手で1日8畝ですよ。
今の人には無理です。
これを何日もやるわけです。
平均寿命が30歳代も無理はありません。
この明治に始まった田車が、いまだに使われてるわけです。
素材が鉄と木から、アルミと木になり、総アルミになりましたが、基本的に構造は変わってません。
田車は条間専用です。
株間用もあったかもしれませんが、確認はしてません。
現在田車を使われてる人で、昔からのてつの田車を使ってる人たちは苦労してると思います。
ほとんどのふるい田車はどこかガタが来てます、田車が安定してないと、深くもぐりすぎたり、表面を滑らせてるだけになったりします。
昔の代掻きは牛馬ですきを引いたものが主力でしたが、田んぼの表面は結構固かったわけです。
現在は機械でおこします、田んぼは非常に柔らかいケースが大部分です。
そこに重い鉄の田車では、田車はどんどん沈んでいきます。
無理に押し続けると、まだ根が十分に寝ずいてない稲は、条ごと横にずれていきます。
現在の柔らかい田んぼではアルミの田車しか使えません。
鉄の田車で苦労してる皆さん、アルミの田車を買う事を進めます。
でもどうせ田車を新調するのなら、中野式の除草機を買う方がいいとは思います。
中野式除草機は、明治から続いた田車除草機に、ようやく新しい方式が登場したわけです。
中野式除草機は、株間用があるのが大きな特色です。
株間と条間を除草機でやり、とろとろ層を作り、その後の種の発芽を抑えるという画期的なものだと思います。
田車は深所の種を表面に持ってきてしまいます。
これもまた問題なのです。
7月になると田車は掛けられなくなります。
何故ならせっかく伸びた根をまた切ることになるからです。
田車は普通2度か3度やりますが、あまり回数を多くするとかえって収穫量が減ってしまいます。
草は減っても根のダメージが大きすぎるのでしょう。
さあこれからも田車は残るのか、それとも中野式除草機に変わっていくのか、それとももっと画期的な新しい除草機が現れるのか。
こういうのを適正技術と言います。
機械が普及する前は、手での道具はかなり進歩していたものもあったのです。
もしかしたら機械より優秀な手の道具もあったと思われます。
また元に戻り、機械から手での適正技術による、新しい道具が開発される時代がまた来れば、地球もすくわれるでしょう。
機械は早晩使えなくなる可能性は大きいです。
フリーエネルギーが発見されれば話はまた別ですが、今のところは実用的なフリーエネルギーが出るまでまだかなりかかるものと思われます
フリーエネルギーはすでに発見はされてますが、どこかに隠蔽されてる模様です。

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