TPPと日米FTA

投稿日: 2020年1月20日カテゴリー: ブログ

最近落ち込んでいますが、仕事の疲れプラス、相次ぐ自由貿易協定の締結で、欧州、アメリカ、TPP締結国から安い農産物がなだれ込んでくるためです。
例のごとく売国政府は工業製品の輸出の関税を安くするのと引き換えに、農産物の輸入の関税を緩めるか全廃します。
これによって日本の農産物の価格はもっと下がるでしょう。
国民の皆様は農産物が安くなって結構だと思っているのでしょう。
しかしこれによって、今でも壊滅的な日本の農業はもうどうしようもないところまで行くでしょう。
皆さんにとって、農産物が安くなるのは確かにいいことなんでしょう。
これによって、今まで何とか踏みとどまってきた農業の現場では大量の離職が起こるでしょう。
特に条件の悪い地方の山奥や、町場の近くでも農業を止めるしか仕方ない人が続出するでしょう。
農産物は安くなりますが、遺伝子組み換えや、国産の表示さえできなくなるでしょう。
もう無農薬云々なんて言ってる場合ではないのです。
ISD条項と言うのを知ってますか、これは例えばアメリカの農産物を日本で売る場合、遺伝子組み換えと表示してアメリカの遺伝子組み換え農産物が売れない時に、アメリカの農産物輸出の団体は、これを提訴します。
訴える先は自分たちの言いなりになるアメリカの団体です。
当然この訴えは認められます。
なにしろアメリカなんですよ、ジャイアンなんですよ、何でも自分たちに都合のいいようにしてしまう国なんです。
他の条約締結国も同じなのです。
つまり日本は自分たちで作った法律で、自分の国の農産物でさえ守れなくなるのです。
何でもアメリカの製品が売れない場合は、彼らの努力不足とか、製品の質が悪くても、ともかく難癖をつけられたら終わりなんです。
日本独自の農薬規制もあらゆる規制は認められなくなります。
つまり日本の自治権が大幅に侵略されるのを、ただ黙ってみてるしかない上に、訴えられないように自分たちで規制するようにもっていかれるのです。
いま日本では大規模化の掛け声で、大規模な農業法人が増えてます。
この大規模な農業法人がこの農産物の価格崩壊によりつぶれてしまいます。
今は法律が変わって、農業者でなくても農地を持つことができるようになってます。
準備は万端なのです。
日本の優良な農地が外国の資本によって買われてしまうことになります。
外国の資本に日本の土地が買われてしまうと、いくら日本がコメの不作で日本人が食べることができなくなっても、米は作れません。
外国資本は自分たちが儲ける農産物しか作りません。
これはすでにアフリカなんかでは常識なんですよ。
例えばエチオピアなんかは自国民がいくら飢えて死んでいっても、コーヒー農園をつぶして自国民のための穀類を作る事は出来ないのです。
多くの優良な農地が外国に売られて、もしそこで穀類を作られても、その穀類はその土地を持っている国に持って行かれてしまいます。
こんな国の大統領が最近ノーベル平和賞をもらいましたよね。
外国に自国の優良な農地を売り渡した褒美なんですかね。
本当にノーベル平和賞、おかしいと思いませんか。
そのうちに安倍首相もノーベル平和賞をもらうかもしれません。
皆さんそれでも農産物が安くなったと、自民と公明政権を支持するんでしょうね。
もう日本は終わりです。
日本人が餓死する日は、確実に来るでしょう。
これで落ち込まないほうがおかしいのです。
長年農業をで頑張ってきました。
でももう限界です。
自分たちで何とかできる状況ではありません。
日本人はみんな脳死状態なので、何も考えなくなってしまいました。
ここまでやられてるのに現実を見ようとしません。
環境もどんどん悪くなってるのに見ようとしません。
小手先のストローの廃止とか買い物袋の廃止で、なんか環境にいいことはやったような気になってそれ以上は考えないのでしょう。
もうどうぞお好きにやってください、
ただし食べ物が無くなってから、田舎に泣き付いてこないでくださいね。

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