「カンタティモール」の上映会がありましたが行きませんでした。

投稿日: 2020年1月19日カテゴリー: ブログ

このドキュメントはよくできたものではあるとは思います。
最初に見たときはいいものだと思いました。
それでも若干の引っ掛かりはありました。
このドキュメントは東ティムールの独立闘争の映像です。
独立派の指導者へのインタビューがあったのですが、まず信じられなかったのが、そのリアリティーのなさです。
その時にも独立派は戦ってる最中だったはずなんですが、彼には緊張感は全然ありませんでした。
印象としては、スケベで信用ができないです。
東ティモール人なんですが、白人です。
つまり昔からの支配者の連中の一人です。
そもそも東ティムールはカソリックの地域です。
インドネシアはご存じのようにモスレムが多い国です。
東ティムールにカソリックが多いということは、この地域だけ長年にわたってスペインが直接支配をしてたものと思われます。
正式に歴史を調べたわけではありませんが。
カソリックの歴史は、殺戮と支配の歴史です。
中南米でもほかのアジアの国でもろくなことはしていません。
彼らの戦術は最初にカソリックの司祭が国に入ってきます。
その後に軍隊が来ます。
この反対のケースもありますが、基本軍とカソリックは共同で、侵略をしていきます。
ある地域を侵略する一番の方法はその地域の文化を破壊することです。
その地域の宗教的な指導者を皆殺しにします。
その後に彼らの宗教、つまりカソリックを持ってきて、死ぬか改宗を迫り、改宗させます。
まあだいたいこんなもんだと思います。
この宗教が絡んで、尚且つ東ティムールでは石油が見つかってました。
当然考えられるのは、石油資本が金をだし、カソリックはこれに大きくからんでるものと思われます。
お隣のパプアニューギニアも、最近オーストラリアのカソリックの一番偉い人が逮捕され、ようやく彼ら自身で自分たちの資源を自分たちで使えるようになりました。
構図はこれと同じなんだと思います。

ドキュメントを作った人はいい人だとは思います。
ただ背景を考えると単純に、独立派はいい人たちで、それを妨害しているインドネシアは悪い奴らだとは言えない気がします。
インドネシアにしてみれば、せっかく見つかった自国の資源を、西洋の石油資本をバックにした独立派を利用して、資源を取られたわけです。
東ティムール側から見るのと、インドネシア側から見るのとではこの独立闘争は全然違うものに見えます。

本当は単純にいいドキュメントだ、独立派は頑張って独立できればいいねと、他の人たちのように単純に見ればいいのでしょうが、げたはすぐに疑ってしまいます。
悲しいサガなんですが、いつも他の人たちと同じようには見ることができません。
本でも映像でもその作者には明確な意図があります。
その意図に従って、事実を10倍に膨らませたり、都合の悪い部分は見ないふりをする、これが普通だと思ってます。
本もそのように読みます。
基本本も映像も洗脳が目的と言えばそうなのです。
つまり自分の意図を読者にいかに信用させ、自分の意図どうりに読者が考えを変えてくれればその本なり映像は成功なんです。
本とか映像を見た通りにとらえるのは非常に危険です。
世の中はいかに洗脳するかどうかで回ってるのです。
自分は洗脳されてないと自信を持ってる方、その人は100パーセント洗脳されてます。
私たちは生まれてこの方ひたすら洗脳され続けているのです。
これから逃れる方法はあまりありません。
まず自分は洗脳されてるということを前提に、自分をチェックしない限りは、これから逃れる方法はありません。
それでも毎日毎日新しい情報で洗脳されていきます。
なにごとも確信を持ったら終わりです。
この世界への対応の仕方は難しいのです。
単純に洗脳される方が、楽に生きれます。
自分で考え、自分で判断すると、ほとんど人とずれてしまいます。
げたは例えば、原発に対するときも、原発賛成派には当然なれません。
そうかといって原発反対派も根拠のあまりない情報とか、極端な意見の方が多いうえに、少し違う意見を言えばすぐに排除されてしまいます。
反対派の人は、自分が絶対正しいと思ってるみたいで、少しの意見の違いも許してくれません。
自分が正しいから、それ以外の人たちに対応するときに、非常に横柄な態度を取ります。
これは賛成派も同じなんです。
つまりどちらも自分たちが正しいと信じてるので、反対の意見の人たちに、すごく強く出ます。
反対派は何時も許せないと叫んでいます。
叫ぶだけで、世の中は変わりません。
世の中を変えるには地道に実行をしていかなくてはなりません。
反対派の人たちは、叫ぶだけです。
長年なんにでも反対してきてるので、忙しくて地道な活動をやる暇はなさそうです。
あっちに行ってはこれに反対、こっちでもこれに反対と本当に忙しそうです。
しかし世の中は悪くなる一方で、一つもよくはなってません。
つまり、例えば原発ですが、原発が無くならない一番の理由は、この反対派の人たちが、叫べば叫ぶほど、原発が無いほうがいいと思ってる人でさえ、この反対運動に参加できなくなってしまうのです。
原発が無くならない一番の理由は、この過激に発言する強硬派の反対派の人たちです。
これを書いたら,非難ごうごうかもしれません。
でももういいです。
げたも疲れました。
賛成派にはなれないし、反対派にも入れない、しかし状況はドンドンダメになっていってます。
地道に田んぼと畑をやり、少しでも自給を増やすことこそ世の中を変えるんだと思って、やってきました。
しかし疲れました。
最近では結局人類はダメじゃないかと思ってます。
滅びるしか救われる道はないのでしょうか。
本当に、本当に疲れてしまいました。
せめてその日が来るまで、楽しくやってください。

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