上の畑の今朝の最低気温マイナス7度、夕方4時の気温0度。

投稿日: 2019年11月21日カテゴリー: ブログ

もう真冬の気温になってきました。
今日はゴボウ掘り。
ふりだしでは大浦ゴボウを作ってます。
大浦ゴボウは長さは30センチくらいですが、太さは結構太くなります。
味は最高にうまいです。
この30センチのごぼうでさえ掘るのは大変です。
畑の耕土は約20-30センチ。
スコップが約20センチ。
スコップを目いっぱいゴボウの横に入れます。
ゆっくりとゴボウを浮かしていきます。
20センチの所に傷がつくか、そこで切れてしまいますが気にしません。
ゴボウを丁寧に掘る余裕はありません。
プロのごぼう農家は、ゴボウを掘る機械を使います。
手で掘っていたのでは採算割れです。
少量多品目栽培農家の最大の問題がこれです。
機械化ができないのです。
すべて手作業でやりながら、機械化された安い農産物と競争しなければならないのです。
無農薬多品種栽培はゆえに収入は多くはなりません。
最低賃金以下の稼ぎが普通です。
これでは若い後継者が出ないのも無理はありません。
何時になれば労働相当の収入が確保されるようになるのでしょう。
インチキ有機野菜を作れば収入は十分入ります。
除草剤さえ使えば有機農業は食べていけるどころか、結構稼げる農業になります。
ちょっと我慢してインチキすれば生活も楽にやっていけるのですが、それもできません。
日本においては無農薬農家には将来性はありません。
それゆえ絶滅危惧の危機的状況です。
こんなに働いて、こんなに低い収入で、若い人たちがやるはずはありません。
自給自足も絶滅危惧種です。
ふりだし塾にも人は来ません。
さみしいですね。

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