ほうれん草とビートの葉っぱが食べられてるので気が付きました、
気が付くと大量に食べられてました。
収穫に気を取られて発見が遅れました。
長らくシカの被害はなかったのですが、畑の周りの柵もあちこちに不備が広がってます。
畑の柵は3軒の農家の共同です。
今回は隣の人の柵の部分からシカは入ってます。
そうかといって、隣の人が柵を治すまで待ってるわけにはいきません。
急きょビニールひもを張りましたが、これが効くかどうかはわかりません。
田舎はシカの獣害で困ってます。
街の人はシカがかわいそうと言いますが、人間はかわいそうではないんでしょうか。
このままシカが増えれば、田舎は農業が立ち行かなくなり、田舎はますます人口が減ってしまいます。
今でも獣害対策費用の増大は、田舎の農業の衰退の大きな原因です。
対策の費用も大変ですが、人的な時間の問題も大きいのです。
それでなくても収入が低いのに、ますます収入は減るうえに、獣害対策の時間は増えていきます。
シカが増えると、しかも困ります。
シカは増え続けているので、そのうち自分たちで食べるエサはなくなってしまいます。
これはシカだけの問題ではありません。
シカのエサは他の草食動物と共通です。
シカのエサが無くなるということは、他の草食動物のエサもなくなります。
このままシカが増え続けると、彼らには悲劇が待ち受けてます。
その前に人間もかなりの被害をこうむることになります。
かなりの田舎の村や町の部分が人が済めなくなるでしょう。
これはサルもくまも、イノシシも同じ問題です。
小さな自治体や山に近い集落は、獣害対策費だけでも大きな負担です。
大鹿村の獣害対策費は1億円を超えています。
税収は2億円弱の村ですよ。
いかにこの獣害が村の財政を圧迫してるかがわかるでしょう。
もちろんこの大鹿村でも大部分の人は人口密集地に住んでるので、実感はないとは思います。
環境破壊も彼らには実感はないと思います。
大鹿村でもそうなので、政府の農水省のお役人には、この田舎の実感は絶対に伝わりません。
つまり、状況は絶望的であるのです。
あっちを向いてもこっちを向いても状況は絶望的です。
このまま行くとどうなるのかはほとんど人は関心を持っていません。
それでも状況はどんどん進んでいきます。
この先どうなるのでしょう。