台風で倒れた木の伐採、玉ねぎの定植。

投稿日: 2019年10月15日カテゴリー: ブログ

午前中は台風で倒れ、道を塞いでる木と、道の上に倒れてて、そのままではいつ道に倒れるかわからない木を伐りました。
木を切ったらそのままではもったいないので、薪の寸法に切って軽トラで運びます。
斜めに倒れた木を切るのは非常に危ないのです。
カットした木が跳ね上がったり、倒れてきたりします。
その上切った木は薪にするので、しるしをつけて、つまり薪の長さの1本分づつ印をつけて、2本なり3本なり、薪が取れる場所で切ります。
適当に切ると、薪の長さに切ると半端が出るので無駄になります。
薪にする長さは、だいたい手の指先からひじのあたりを目安にします。
木を切っているときにいちいちメジャーで測るわけにいきません。
腕は必ずありますから、自分の腕の長さで測ります。
このように体をメジャー代わりにするのは昔から行われています。
代表的なのは、足の底の長さのフィート、腕を広げた一尋等、世界中で長さの基本になってます。
一番使うのは手のひらを広げて、親指から小指までの長さ、約15センチなんですが、農業ではこれをよく使います。
あと1歩2歩と歩く足の間隔もよく使います。
この場合は普通に歩いての歩幅を常日頃から意識して、若干の訓練をしていないと、同じ歩幅で歩けません。
伊能忠敬は、この歩幅を使って地図を作ったんですよ。
もちろん紐なども使いましたけど。

午後は玉ねぎの苗を植えました。
玉ねぎは苗作りの難しい作物です。
多くの人が苗を買うのもそのためです。
毎年何らかの理由で失敗してます。
今年は何とかうまく苗ができました。
畑に移動しても玉ねぎは難しい作物です。
玉ねぎができるようになるまで10年かかる畑もあります。
その上この山奥では冬越しが難関です。
いいとこ半分くらいしか冬を越せません。
最近は雪があまり降らなくて、全体的には過ごしやすい冬なんですが、玉ねぎには雪が無い冬は過酷なのです。
もちろんすべての冬越しの作物には雪が無いと大変なのです。
雪が多いと雪の下で作物は保護されます。
雪が少ない年は作物は過酷な冬と直面しなければなりません。
最近は玉ねぎの冬越しは4分の1ぐらいしか残りません。
麦は不可能になってしまいました。
このように一つの作物でも、最近の異常な気候は大きな影響を受けます。
今年は一番暖かい下の畑でも玉ねぎを試します。
今まで試したのは失敗してます。
畑も10年近く堆肥を入れて変わってきてるので今回は成功するといいのですが。
家の畑は昨年ほぼ全滅でした。
家の畑でも別の所では玉ねぎはよくできるのですが、そこは草がひどすぎて、作る気力が出ません。

お問い合わせ

ふりだし塾に関するお問い合わせは、お問い合わせフォームよりお問い合わせください。 ふりだし塾にお手伝いとして入塾したい方は、お手伝い応募フォームよりご応募ください。