藁草履を作るためには、まず、縄ないをマスターしないとできません。
藁草履の作り方を習いに行っても、作れるようになる人があまりいない理由の一つが、縄ないがそう簡単にマスターできないためです。
それに正よりの他に逆よりまでできるようにならないとダメなのです。
藁ぞうり作りではまず正よりで縄をない、すぐにワラ草履作りに行きます。
ここでほとんどの人がついていけなくなります。
教える方は時間が無いので、どんどん先に進んでいきます。
藁ぞうり作り自体はソンナに難しいものではありません。
げたは教え慣れているので、説明も丁寧ですのでそこいらは問題でないのですが、鼻緒の部分が逆さよりなのです。
正よりもできない人が、逆さよりは不可能です。
教える方は説明してできるようになるものではありませんので、とりあえずその部分を自分でやってしまいます。
なにしろそこが終わらないと先に進めません。
どんどん先に進めていって、できてない部分は、教える方がやってしまうということで、家に帰ってからやろうとしても、何しろ縄がまともになえませんから、結局ワラ草履は作れないのです。
こと医者まず、縄ないをしっかりマスターしてもらいます。
縄ないをマスターした人だけが藁草履に進めます。
ほとんどの人が縄ないで終わりになると思っていてくださって結構です。
無理してワラ草履を教えても何にもならないのです。
出来る人は自分で縄ないを練習していただくといいのですが、何しろ稲わら自体がどこにもない人も多いでしょうし、無理でしょうね。
縄ないの前に、ワラを濡らして、たたいてから、短い葉っぱを取る作業もやるので余計時間がかかると思われます。
それと次々新しい人が現れ、また最初から教えないとダメにもなりそうです。
教えれる人が少ないので、そこいらは勘弁してください。
何とかなるでしょう。