げたのとりあえずの目標というか、どちらかというと方向性と言ったほうが良いのですが、それが村全体で自給自足を目指すということです。
この大鹿村は山奥にぽっつんと取り残されたような村です。
いくら観光とか産業に力をかけても所詮は地域的な問題でうまくいきません。
このような山奥が生き残るためには、今の日本の行く方向についていこうとしても、どん尻は免れません。
さて発想を転換してみましょう。
つまり、日本で一番に近いくらいに開発が遅れた村です。
この遅れたを、さかさまから見てみましょう。
つまり、ほぼ1周遅れになって、トップはもうすぐ後ろまで迫ってます。
このまま走っても所詮はびりから2番が3-5番になるだけで、ほぼ何も変わりません。
それならさかさまに走ればいいのです。
日本で一番遅れた村が何が悪いんでしょう。
何も新しいことをしてこなかったのを、逆手に取りましょう。
もっと遅らせばいいのです。
ちょっと100年ぐらい前に帰ればいいのです。
ソンナに難しいことではありません。
全てを変える必要はないのです。
持続性のない生き方を替え、なるべく持続する生き方に替えればいいのです。
こちらの方向の方が楽です。
それに村の人たちの性質的にも向いてます。
出来るだけ村の中で自給自足をやっていく、村の中で手に入れられないモノだけ外から手に入れる。
少しづつ、できるところから自給を増やしていけばいいだけのことです。
鎖国なんてできれば面白いとは思うのですが、村に住んでる人たちみんなの総意でなければできないので、それは難しいでしょう。
まず簡単な食から替えていけばいいのです。
米野菜からはじまり、農産加工品までを自給していくのをスタートにすればいいのです。
村全体を江戸時代風に変えるのも面白いと思います。
これは夢物語でしょうか。
今のところ夢物語にしか見えないですが、私たち人類が地球上で生き残るためには、持続可能な生き方しかありえないのです。
さて今年は何人大鹿村に移住してきてくれるでしょうか。
一人このような考えの人が来てくれれば、1歩前進なのです。
今のところ一村自給自足に一番近い村が大鹿村だと思います。
一人でも多くの人が移住をしてきてくれることにかかってます。
できれば、あまりこだわりの強くない、深く考えないタイプが良いのですが、ぜいたくは言えません。