アワ刈りが4日やっても終わりません。

投稿日: 2018年9月21日カテゴリー: ブログ

足の調子も悪いので余計に手間取るのですが、そもそもアワとかヒエ、高キビ、キビ等の雑穀は刈取りが非常に手間取ります。
干す場所に余裕がないので、全部の雑穀は2段刈りをしなければなりません。
稲だと丈が短いので根元から刈ってもそのまま干して問題はないのですが、雑穀は丈が長いので、根元から刈ると長すぎて干せません。
長いとまず穂先が地面についてしまいます。
穂先が地面に着くとネズミに穂先を食べられてしまいます。
それゆえ、穂先から40センチくらいの所でカットするんですが、穂先がそろっていません。
稲とか麦は穂先がほぼそろってます。
一気に刈り取ることができます。
雑穀類は穂先は全然そろってません。
それで1本づつ、穂先をそろえながら刈取りしなければなりません。
穂先をそろえずに刈取りすると、脱穀できない部分ができてしまいます。
脱穀機は機械でも足踏みでも先がある程度そろってないと脱穀はできません。
この刈取りの手間故、みんな雑穀類を作らなくなるのです。
雑穀類には精製のむつかしさと言う、もう一つの問題もあります。
手間ばかりかかるので、売っても元は取れません。
大規模に機械でやる以外の雑穀栽培を誰もしなくなったのは当たり前なんです。
ふりだしではこの雑穀類を、最低でも10種類ほど作ります。
豆類はほとんど収穫から脱穀まで手作業です。
ゴマも、ヒマワリも全部手作業です。
秋は稲の仕事以外に雑穀類の刈取り、脱穀が続くので非常に忙しくなります。
げたは雑穀類を減らしたいのですが、奥さんが言うことを聞いてくれません。
夫婦を長年やっていくのはそれはもう、たくさんの妥協が必要なんです。
あと1日でアワは終わりますが、ヒエ刈りが続き、その後には大物の稲刈りが続きます。
本当に1日だけでも手伝ってもらいたいぐらいです。
足の負傷が尾を引いてます。
まだ完全に仕事には復帰できません。

ヤギをしばらくてつあやに預けることにしました。
なにしろ自給の部分にどうしてもしわ寄せが来るのです。
1日4箱の草刈りは大きな負担です。
これがヤギ1匹になり、1日2箱の草になると本当に楽になります。
ヤギの乳搾りも半分で済みます。
10日預かってくれるだけでも大助かりです。
堆肥出しとか、便所の肥くみとか、薪割りなんかは全然やる時間がありません。
自給自足は本当に大変なんですよ。

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