イチゴの実はまだ赤くなっていないのですが、もうすでにカラスが来てるみたいで、小さな青い実が通路に転がってました。
対策は早くやらないといつまでたっても赤いイチゴは食べられません。
意外と発見は遅れるものです。
イチゴは赤くなるのは早いのです。
色が付き始めると数日で真っ赤になります。
何時まで経ってもイチゴが赤くならないと持っていたら、カラスに食べれれていたということもよくあります。
カラス対策は細い釣り糸のような透明な糸を、イボ竹の上に張り巡らせます。
糸は高い位置で大丈夫です。
低い位置に糸を張ると人が必ず引っかかります。
カラスは糸が見えないので、高い位置に張ってもすぐに来なくなります。
そんなにたくさん張らなくても大丈夫です。
他の対策もいろいろやりましたが、この透明な糸以外は完全には防護できません。
イチゴは今年は植え付けが遅れたので大きなイチゴは食べれそうにありません。
毎年草を抜ききれなくて、冬を越せません。
今年は頑張って草を取ってるのですが、草が全然ないとカラスに発見されやすいのです。
そうかといって草を残すと、瞬く間に草に負けてしまいます。
農家にとって鳥対策は頭が痛いものです。
ちなみに鳥にやられるものは、すべての穀類、豆類、甘いものと本当にたくさんあるのです。
山奥では動物対策をしないとほとんどの作物の収穫は見込めなくなります。
この動物対策の時間とお金が山奥の農家の大きな負担なのです。
この動物対策のお金と時間を作物に上乗せすることはできないのです。
それゆえ山奥の農家は自滅する可能性が大きいのです。
自然は何でも良いものというのは、街の人の幻想です。
自然は人間とのかかわりで今のように何とかバランスを保っているのです。
つまり里の自然は、人間がいて初めて成り立つのです。