猟師の肉は腐らないの中に載っている方法を紹介します。
灰燻しと言うそうです。
北の東北のマタギからお父さんが教わった方法だそうです。
本ではウサギを使ってます。
まず、ウサギの皮をはぎます。
これは簡単です。
ウサギの皮は本当に剥ぎやすいのです。
次に穴を掘ります。
直径40センチ深さ50センチの穴です。
ウサギの内臓を取ります。
先がワイ字型の枝を取ってきます。
先が二股に分かれている枝のことです。
この枝をウサギの肛門から突き刺し、中で回すとすべての内臓がくっついて出てくるそうです。
ウサギの解体で一番の問題は、内臓の中で(尿ぶくろ」を破らないで取らなければなりません。
この方法はよほど熟練しないと尿袋を損傷する可能性が大きいです。
尿袋が敗れると臭くて、肉を食べれなくなるほどになります。
慣れてない人は普通の解体をお勧めします。
穴を掘ると、クヌギの葉っぱを大量に集めます。
枯葉6に、生葉4の割合です。
穴の底に混ぜ合わせたクヌギの葉っぱを厚く敷きます。
厚く敷いた葉っぱの上にウサギを置きます。
その上にまた生葉と枯葉の混ざったものを厚く入れます。
最後の上の方は枯葉だけ入れます。枯葉は土饅頭のように盛り上げます。
そこに火を焚き始めます。
その後の火の加減が大事そうです。
弱いと生、強いと焦げてしまいます。
まあこれは1回では難しそうですね。
簡単な買った肉の塊か、魚で10回ぐらい練習したほうが良いかもしれません。
棒を使って、周りのよく燃えた部分を中に押し込んだり、棒で空気を入れたり、下のまだ燃えてない部分を少し移動したり、火が弱くなると枯葉を足したり、ここいらはこういう経験のない人たちには、非常に難しいでしょう。
まず簡単な、魚を穴に埋め、その上で火をたく原始的な調理法ぐらいからスタートしたほうが良いかもしれません。
この場合も火の状態と時間は、大事だと思います。
1時間ぐらい火を燃やすと、最後はその灰を掻きだします。
フキの葉っぱを取ってきて、フキの葉っぱの上に焼けた肉を乗せます。
最後に肛門から灰を詰め込みます。
口からも、肉の周りにも灰をまぶします。
これで何年も腐らないそうです。
難しそうですね。
応用は出来そうです。
今時分は実用的ではないので、この技に熟練しても、使う時が来るかどうかはわかりません。
実際のサバイバルでは、肉を確保したら、それをどのくらい長く持たして食べていくかは絶対に必要なことでしょう。
保存の技術がないと、食べ物の確保の波が大きいサバイバルでは生きていけません。