ブライアン フェイガン著。河出書房新社。2400円。
主にヨーロッパの過去に起こった気候変動についての本です。
これは世界的にも同じです。
気候はあるとき突然に激変する。
気候変動は今に始まったわけではなく、歴史を通じで何時もあったわけです。
こんな単純なことも知らずに、この世の春とばかりに能天気に浮かれている現代の皆さんにぜひ読んでもらいたい本です。
この本による過去の気候変動の歴史は本当に恐ろしいものです。
今は単に比較的気候が安定して良い状態が持続している奇跡的な時代なのです。
しかしこの運の良さもいつまで続くかは誰にも予測はできないのです。
過去に起こったことは、将来また起こる可能性は大きいのです。
これを想定して生きるのは本来常識なはずです。
なのに現在の日本の政府は、日本の農業が壊滅的になる政策をおこなっています。
本当にやばいと思いますよ。
しかし、日本国民は政府を変える意思は持ってないようです。
まともな人間なら、この事実に基づいて行動しなければなりません。
人間食べれなくなったら、そう長くは持ちません。
現代人は1週間は持たないでしょう。
過去には今より寒い時期がかなり長く続いてたのです。
その時代の悲劇がこの本にはこれでもかと書かれています。
それでもこれが現実なのです。
私たちはそれが起こることに対しては何もできません。
できることは過去にあったことは、将来起こる可能性があるので、それに対して対策を練っておくことです。
政府が当てにならない今、私たちに出来ることは自分で自分の食べ物を何とか確保することです。
食糧の長期保存では対応できません。
ひどい時は何年も不作が続きます。
場所によっては何も取れない時もあるのです。
自ら食べ物を作っていてもそれに対応することができるかどうかはわかりません。
食べ物を保存することも大事ですが、食べ物が無くなったらどう生きていくかも視野に入れた対策が必要です。
いざとなったら何でも食べなければなりません。
縄文時代は虫が主食だった可能性が大きいです。
虫ぐらい食べれなければサバイバルには生き残れません。
そのほか食べれるものは何でも食べなければなりません。
現代人にはサバイバルはできません。
サバイバルはしっかりした知識がなければ絶対に生き残れません。
総合的なサバイバルの知恵を身に着けるのには長い時間が必要になります。
すぐにはだめなんですよ。
がんばりましょうね。