さて、文明はその始まりから問題がありました。
人が集まるとろくなことがないのです。
これは生物学的には常識であります。
一つの種が一定の地域で増えすぎると、環境を破壊してその種が減ります。
たとえば、シカが増えすぎるとシカのエサがなくなってしまいます。
それで増えすぎたシカは減ります。
このようにして生物連鎖は続いていくのです。
人類も一か所に集中して住むべきではないのです。
ここで自給自足が登場します。
田舎で自分たちが必要なものは自分たちで作る。
自分たちにないものはできるだけほしがらない。
どうしても必要なもので、そこで作れないものだけよそから手に入れる。
そのよそから手に入れるもののために、自分たちが必要なものより少し多く作り、それでよそからのものと交換する。
必要最小限以上は作らない。
余分に作るところから、すべての問題は発生します。
時間が余ったら、その時間を自分の好きなことに使えばいいのです。
働かずに食べる人間がたくさんいない社会では、余分に作る必要はなくなります。
自給自足の社会では文明は起こりえません。
自給自足のあるのは文化だけです。
皆さん文明と、文化をごちゃごちゃに考えてる人も多いと思いますが、文明が進むと文化は退化するのです。
もっとも文化には進歩も退化もないんですが。
文化にあるのは違いだけです。
それぞれの地域で違う文化があるべきです。
文化の統一には断固として拒否するべきです。
文化の統一こそ、支配と被支配の始まりです。
自らの文化を放棄した地域は崩壊します。
文化は同じものを継続していく必要はありません。
なくなるものはなくなりまた新しい地域文化を創出していけばいいのです。
当然国家は必要でありません。
政府も必要ではありません。地域が小さくなればなるほど、よりたくさんの文化が生まれます。
小さな地域同士ではもめても大事にはなりません。
今の狂ったシステムから一人でも多くの人が降りていくことが、今の問題の状況の解決になると信じてます。
今の便利な生活から抜け出るのが難しいのはわかりますが、もう船は沈み始めているのです。
早く船から降りるべきです。
いろんな理由をつけて田舎に行くのを遅らせてる皆さん。
その理由には根拠はありません。
わかってるけど、やれない自分たちへの言い訳に過ぎないからなのです。
誰も言い訳とは認めないでしょうが、事実は事実です。
船が沈み始めてるのに、下りない理由にしがみつき、結局船にしがみついてるのです。
しがみついてると一緒に沈んでいきますよ。
現在田舎では大量の空き家が貸すか、壊されようとしてます。
使っていない空き家は固定資産税が3倍になるからです。
この機会に田舎に移動しないと、その後はその反動で空き家がなくなってしまいます。
空き家を壊すのにも補助金が出ます。
どんどん壊されていきますよ。
全国の空き家は300万軒です。
300万分の一ですよ。
ほどほどの所でいいんですよ。
みんなほどほどの所に住んでいるのです。
60点主義のほうがうまくいきますよ。
100点とか90点主義の方は、ほとんど転んでしまいます。
60点の場合は40点のマイナスは織り込み済みです。
少々ではこたえません。
90店では余裕は10点しかないんですよ。
完璧主義の100店では1点の余裕もないんです.
こけるの決まってるでしょ。
50点主義でもいいくらいなんですが、少しはいいほうが上のほうが良いので60点なんです。
60点主義で生きると人生楽ですよ。