現在を分析する場合は、まず過去を分析しなければなりません。
現在の状況の根っこはどこにあるのでしょうか。
最初の文明が始まったのはメソポタミアということになってます。
それ以前はそれほど大きな問題は起こっていないようです。
さてこの最初の文明はどうなったのでしょうか。
なんと、農業とエネルギー(木材の伐採」により、環境を破壊して、人口の維持ができなくなって崩壊してます。
つまり、人類は初めての文明から失敗してるのです。
当時は環境破壊は地球的には部分的なものなので、一地方の問題で済みました。
その後この文明の人々はいろんなところに移住していきました。
そして、たぶん、世界中の文明で同じ問題が発生して、同じように崩壊していき、現在に至ってるわけです。
そもそも文明化が問題みたいです。
それでは、それまでの狩猟と採食からどのようにして変化していったのでしょう。
文明とは生産しない人間が食べていけるようになったということです。
食べるものを手に入れるのにメイいっぱい時間を取られてる間は文明は起こりません。
農業によって安定的に農産物が手に入り、動物の家畜化により安定的に肉と父が手に入るようになって、初めて文明化は起こるのです。
安定的な生産で余剰の穀類は保存されます。
保存していると取りに来る人が現れるので、農民は武装します。
益々、生産が増えると、今度は専門的に武装して生産は行わない人たちが出てきます、
当然武装化した人たちが権力を握ります。
この権力を握るために必要な能力は、放牧から得たものです。
動物たちを管理する技術は、人間を管理する技術と同じです。
つまり力と食で管理するのです。
当然、最初の権力者は多分遊牧民でしょう。
この最初に文明の権力者は、文明の終わりとともに滅びたわけではありません。
この人たちがこの、権力の技術とともに世界に散らばったのです。
この人たちが移動していった先では新しい文明が起こり、当然また滅びていったのです。
そして滅びの文明が世界中にまき散らされました。
現在この文明が世界を征服してしまってます。
世界中を同じような状況にしていってますから、当然この文明は滅びます。
問題は今回は世界規模なので、今回の文明が滅びるということは、世界が滅びるということです。
それなら、私たちは縄文時代に帰らなくてはならないのでしょうか。
このままでは好むと好まないにかかわらず、人類は縄文時代に逆戻りしてしまいます。
その世界の文明の中で唯一環境を壊さず、文明を成り立たせた国があります。
それが日本なのです。
江戸時代の江戸は世界最大の人口の都でしたが、この環境破壊を起こしていません。
もちろん決定的な環境破壊ですよ。
たとえば田圃を作るのには開墾しなければなりません。
開墾とは別の見方をすると環境破壊でもあります。
とりあえず、余裕のあるうちに江戸時代ぐらいまでかえって、そこから新しい、環境破壊のない、新しい快適な文明を目指すべきなのです。
縄文時代は理想ではありますが、私たちにはいきなりそこまで帰るのは無理でしょう。
この最初の文明にはいろんな問題があります。
おそらく嘘をつくのもここから始まったものと思われます。
文明とは欲の結晶でもあるわけです。
この欲の克服なしに新しい文明は成り立ちません。
欲の克服なしでは同じことがまた起こるだけです。
さてみなさん、江戸時代に帰れますかね。
選択は三択です。
江戸時代か、
縄文か、
人類が滅びるか。
残念ですがほかの選択肢はありません。
現在の状況は、爆発時間は未定ですが、必ずいつかは爆発する時限爆弾の上で生活してるという状況です。
そして、世界中の人が爆発は100年先とか、1万年先だと思ってます。
さて何年もつか、
誰にもわかりません。