新時代の食と農業へのいざない。

投稿日: 2016年2月9日カテゴリー: ブログ

木下伸悦著、1500円、新日本文芸協会。
神谷成章さんの農法の紹介です。
昨日紹介の本は実際のやり方はあまり書いてません。
農法に興味がある方はこちらのほうを進めます。
昨日同時に3冊の本を買ったので、今は2冊目のこの本の途中まで読んでます。
無農薬で、
草取りも楽になり、
品質も収量も上がり、
寒くなっても凍らない、
なおかつ連作障害もない。
こんな夢のような農法です。
2月23日に安城市の神谷農園を訪ねることにしました。
何かわくわくします。
昨日は本を読んだ後に何時間も眠れませんでした。
この農法が書いてることの半分でも、例えば草が生えないと書いてますが、よく読むと生えなくなるにはうまく条件をクリヤーしなければならないそうです。
農業は畑ごとに違うやり方なので、一概に一気に新しいやり方がうまくいくわけではありません。
それでも期待します。
長年草と格闘して、長時間働いで、休みもなくて、その上収入が低い、こんな過酷な無農薬農業から、少しでも楽な農業に変わればいいと思ってます。
若い人に農業を始めてくださいとお願いして、教えていますが、実際問題、農業で食べれるようになるのは並大抵のことではありません。
特に大鹿村のような山奥ではもっと大変なのです。
娘が岡山で農業をやってますが、彼女の場合は近くに道の駅があり、一日でたくさんの農産物が売れます。
楽しそうにやってます。
直売で売れればそれが一番いいのですが、大鹿村には人は来ません。
最近は観光客も本当に来なくなったそうです。
街のお客に産地直送しかないのですが、悲しいかな、扱う量が少なくて、大手の運送屋さんで安く契約してくれません。
それでも何とかしないと食べていけないのです。
大鹿村は人口も減ってしまって、御柱祭りも余興は中止になりました。
限界を超えて、絶滅危惧種村なのです。
それでもこの村で何とか生きていかなければなりません。
新しい農業を心ザス若い人も増えて来てます。
彼らを何とか食べれる農業に育成していかないと、あとが続きません。
死ぬほど頑張って収入が上がっても意味ないのです。
ほどほど働いて、せめて週に一日は休みが取れ、8時から5時までの労働時間で十分食べれるほど稼げれば言うことはありません。
私たちの十分に食べていける収入とは年間150万から200万ですよ。
これさえ未だ達成できてないわけです。
農産物の価格が上がるのはまだ数年先でしょうから、それ以前に無農薬で食べれる農家を10軒は確保したいと思ってます。
大鹿村から日本の農業を変える農法を普及できればと思っています。

お問い合わせ

ふりだし塾に関するお問い合わせは、お問い合わせフォームよりお問い合わせください。 ふりだし塾にお手伝いとして入塾したい方は、お手伝い応募フォームよりご応募ください。