農薬はどういうものなのでしょう。

投稿日: 2016年1月24日カテゴリー: ブログ

現代農業では1年に1回農薬特集の号があります。
この号は今までほとんど読みませんでした。
農業をやって30年以上ですが、一度も使ったことがないので興味はありませんでした。
最近ネオニコチノイドという系統の農薬の害が問題になってるので少し勉強してみました。
勉強すればするほど農薬は恐ろしいものです。
虫が死ぬぐらいの認識しかなかったのですが、効き方にも色々あることがわかりました。
そして、そのきき方の文章を読んでいて、これは本当に恐ろしいもので、今の多くの病気の原因はこれが大きく作用していると確信するしかない感じです。

まず、農薬がどのように虫に取り込まれるかです。
昔からあるのは殺虫剤を直接に外注にかけて殺すものです。
最近は浸透性の農薬が主力です。
浸透性とは直接虫にかける必要はありません、作物にかかり、作物に浸透していき、その作物を食べたり、汁を吸うと虫に影響が出るものです。
直接かける殺虫剤は毒性が強くて問題が多く起きたので、低毒性の浸透性農薬に切り替わってきたのです。
殺虫剤の標的、作用の仕組みは5つのタイプがあるそうです。
○神経に効くタイプ。
害虫の神経伝達を邪魔して殺す。
比較的昔からあり、痙攣を起こしてすぐに死ぬものや、ゆっくり麻痺して死ぬものなど種類も多い。
○皮膚の合成を邪魔するタイプ。
昆虫は脱皮を繰り返して成長する。
キチン質の生成を妨げる。
○ホルモンを刺激するタイプ。
昆虫の脱皮や変態(蛹化や羽化など)にはホルモンが大きくかかわっている。
ホルモンのバランスを崩し、脱皮や産卵を抑制したり、逆に過剰に脱皮させたりする。
昆虫独特のホルモンに作用するので、哺乳類に対する安全性は高い。
○呼吸を邪魔するタイプ。
害虫の呼吸を阻害して窒息死させる。
○消化器官に効くタイプ。
消化器官内でアルカリ性の消化液と反応して細胞を破壊する。
害虫はマヒして餌が食べれなくなって死ぬ。
胃液が酸性の哺乳類には影響がない。
○一つのタイプにいくつもの系統。
[ネオニコチネイド系」90年代に登場した比較的新しいタイプ。
信号の伝達を阻止する。
害虫はマヒして死ぬ。
致死量以下でも食害や交尾、産卵や飛行などあらゆる行動に影響を与える。
「ネライストキシン系」神経内でアセルコリン(信号伝達物質)の代わりに受容体と結合して信号の伝達を邪魔する。
害虫はすぐには死なないが食害はすぐに止まる。
「ピレスロイド系」
ニューロン(神経)に作用して過剰な興奮状態が続くようにする。
害虫は痙攣を起こして死ぬ。
「有機リン系、カーバメート系」
どちらもアセルコリンを分解する酵素の働きを邪魔する。
アセチルコリンが分解されないと興奮が収まらず、害虫は歩き回ったりして最終的にはマヒして死ぬ。

どうです、読んでて気持ち悪くなるでしょう。
こんなものを大量にかけた農産物を食べてる人のほうが問題なのです。
こんなものが問題はないと言われて、はいそうですかと思うやつがおかしいのです。
問題は大いにありそうだと思うのが普通だと思います。
これは人間の健康を考慮してるものではなく、純粋にただ安く農作物を作るのが目的のものなのです。
10年後とか数十年後とか、食べ続けたらどうなるかなんて、まともに調べてるはずはないのです。
特に最近の低毒性の浸透性の神経に作用するタイプの農薬は主力になってるのですが、こんなに恐ろしいものを皆さんは食べてるのですよ。
この浸透性の農薬をかけた米を食べた昆虫は死ぬんですよ。
昆虫には致死量の浸透性農薬が米には含まれているのです。
昆虫は死ぬけど人間には無害と言ってるんですよ。
これ信じる奴は本当に馬鹿です。

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