モチアワの精製をしました。
まず籾摺り機で殻を取り、その後精米機で精製です。
籾摺り機がない場合は精米機のみでもできます。
精米機は大型の循環式です。
栽培量が少ないのですが、多くても少なくても時間はかかります。
籾摺りをしてない場合は6-10時間かかります。
籾摺りをしてる場合は3-4時間です。
精米機は最初は抵抗を一番強いところにします。
流れる量の調整は中ぐらいです。
籾摺りをしてない場合は時間もかかるし、糠と殻を途中で取りながら精製をしなければ、早くに詰まってしまいます。
糠には油が含まれているので、圧力で固まってしまい、流れなくなります。
精米機の回転が止まってるのに、そのまま運転してるとモーターが焼けてしまいます。
そばに付いていなければならないのはその為です。
抵抗を緩めるポイントの判断が未経験者には難しいと思います。
現に今日も最終的には糠が固まって精米機はストップしてしまいました。
この場合は下の糠を落とす金具を外して掃除をしなければ、塊を全部取り出せません。
糠を落とす金具と網の部分は、始める前に厚紙で封印しておかなければなりません。
精米機は米用なので、網の目が粗いのでそのまま雑穀類を入れた場合は、高キビ以外は網から落ちて精製はできません。
網の形に厚紙を切って網に沿って巻き付け、その外側から金具で押さえます。
本当は細かい網に交換すればいいのでしょうが、同じタイプの細かい網をどこで手に入れればいいのかはわかりません。
この方法はほかの雑穀類でも同じです。
高キビは比較的大きいので米と同じ網のままでも大丈夫です。
ふりだしではこの方法で、こキビ、高キビ、ヒエ,アワの精製をやってます。
圧力のかけ方とか、抜くタイミングとか、流れる量の調整はいまだにうまくできてるとは言い難い状態です。
雑穀類の乾燥具合、大きさ(つまり年により大きさも変わります。)いろんな条件で変わるのでしょう。
20年以上やってますが、いまだに難しいものです。
長時間付きっ切りもできないので、よく詰まらせます。
最初のほうは変化があまりないのです。
温度が上がらないとすり始めないようです。
精米機の新しいものを買う場合は、1種類だけ圧力だけでなく、部品を交換してやすりのような回転軸で穀類を擦ることができる精米機があります。
麦とかヒエとかは本来ならばこのタイプの精米機以外ではできないことになってます。
このタイプの精米機なら他の雑穀類も簡単に精製できるものと思われます。
雑穀の精製のポイントは、温度が上がり糠が増えてきたら、抵抗を弱めて、通過量も増やします。
場合によっては糠を取ります。
糠を取るとは、目の細かいふるいで、少量でふるいます。
ふるいはどのみち必要です。
雑穀類には種類に応じて何個もの違うふるいを用意しなければなりません。
つまり、その雑穀が通過するぎりぎりの網と、通過しない網の最低2種類のふるいが必要です。
ふりだしでは全部で8種類から10種類の違う目のふるいを使ってます。
ふるいも高いですよ。
つまり雑穀は時間も手間もお金もかかるのです。
だから誰もやらないのです。
ふりだしではたくさんの雑穀類の栽培をしてますが、限界を感じます。
雑穀類を作りたいと思ってる人はたくさんいますが、食べれるとこまでやれる人はほとんどいません。
1種類でもそうなのに10種類以上の雑穀類の栽培をしているふりだしはそもそも無理があるのです。
こんなに頑張って種と食べる方法を維持していってるのですが、だれも雑穀類の栽培にはほとんど続きません。
種を毎年お分けしてますが、その大部分の方は栽培するだけで終わってるでしょう。
こんなことを長年続けてきましたが限界です。
若い人たちには無理なのかもしれません。
雑穀類は大量に栽培する場合は、機械も買えますし、ペイもします。
自給用なんて、ほぼ無理です。
長年やっての敗北宣言ではあります。
ともかく、自給自足なんて言っても、ほとんどの人は大変なのでやらないのです。
なんちゃってで終わりです。
これだけ長年塾で教えてますが、いまだに人数はそれほど増えません。
何をやってるのかと思います。
地球はどうなるのでしょう。
自給自足でしかこの先は無いのですが、ほとんどの人にこの言葉は到達しません。
みんな反対運動とか、エコとかでお茶を濁して、それで満足しているみたいです。
もちろんその人たちでさえ圧倒的に少数なんですが。
これで希望を持てと言われても無理でしょう。
田舎に来ることでさえ多くの人たちは躊躇してます。
結局理由を作っては先延ばしにしてるのです。
みんなが先延ばしにしてる間に、環境は先延ばしはききません。
限界はすでに何年も前に来ていたはずです。
でもまだほとんど何も起きていないと思ってる方はそう思っていてください。
山奥でも植物、昆虫、動物、天候、みんな無茶苦茶になっていってます。
だれも現実を見ようとはしてないのです。
みんな自分は大丈夫と思ってるのでしょう。
トータルに地球のことをとらえることができる人がほとんどいないのです。
人類という単位で物事を考えることができる人がいないのです。
どうしようもないですね。
もうげたはボロボロです。
来年からは楽を目指します。
せめてその日まで少しは楽に過ごしたいものです。
生き残る気は全然ないので、その点は楽です。