足踏み脱穀機の登場です。
雑穀類は基本足踏みで脱穀します。
簡単なようで意外とうまくやるのは難しいのですよ。
それに長時間やるのは大変です。
何しろ人力は体力が要ります。
ドラムを足で回すのですが、この回す速度が大事です。
遅すぎると落ちなかったり時間がかかります。
早すぎると穂だけ飛んで行ったり、葉っぱなどが増えてしまいます。
穂だけ飛ぶと、最後のふるいの作業で穂から実を落とさなければなりません。
ふりだしでは基本二人一組での作業です。
ふるいは2種類の目の大きさを使うときと、1種類のときがあります。
ヒエは中くらいの目一つでやれます。マメなどは葉っぱとか茎とかが多いので最初に粗い目のふるいを使い、その後に細かい目のふるいを使います。
土が混ざった場合は、もっと細かな目のふるいを使います。
ふりだしには約10種類のふるいがあります。
大きなふるいは結構高いので、5000円くらいだったように思います。
全部そろえるのはお金がかかります。
機械の脱穀機は足踏み脱穀機とふるいの作業と、唐箕の作業を一気にやってしまいます。
手での作業の10倍なんてモンじゃなくて、20倍くらい早いのです。
機械は馬鹿に出来ませんよ。
米を3反作ってますが、これを足踏み脱穀機でやると何日かかるか分りません。
機械でも二日かかります。
やはり10倍くらいかな。
はっきりとはしませんが全然違うのだけは確かです。
足踏みは1反が限度でしょう。
もちろん世の中にはすごい人は一杯います。
中には1町歩の田んぼの米を足踏み脱穀機で脱穀してる人もいるかもしれません。
いないかな。無理だろうね。
ただ足踏み脱穀機もなれると結構早くやれます。
ただ一定以上早くやると穂がポンポン飛んでいきます。
昔は勢いがあったのでやたら早く足踏み脱穀機をやれるのが自慢だったのですが、早いばかりで結構雑にやっていたように思います。
足踏みのいいところは細かく見てやれるので歩留まりがいいのです。
機械は基本を外れるとうまく脱粒しませんので、どうしても残ったり飛んで行ったりと、歩留まりが悪いケースが出ます。
とくに、稲刈り機の調子が悪くて茎の部分の長さがなくて、結束部分に穂がたくさんあるケースもあります。
これはもちろん足踏みでも難しいのですが、足踏みの場合は止まって何とかするなんて事も出来ます。
機械は止まれないのです。
人間も結構機械と一体化するので、止まれなくなるのです。