日本の暦は明治5年1872年12月3日を6年1月1日にしました。
当時は突然の改暦に、色んなところで大混乱でした。
まだ師走が始まったばかりに、いきなり明日は正月ですからなんていわれても、どうすればいいのかがm誰にも分らなかったみたいです。
唯一これに乗じて儲けたのが、福沢諭吉、さすがにお札に乗る人です。
福沢諭吉は太陽暦のガイドブック「改暦弁」を出版して、10万部を売り大儲けしたそうです。
このときの明治政府の改暦布告が11月9日、改暦が12月3日です。
明治の昔に本を出版するのには時間がかかります。
それだのに改暦に間に合わせて本を用意してます。
さすがですね。
明治まで使われていたのが「天保暦」です。
これは1684年に800年ぶりに改暦して貞亨暦が出来その後まもなく改定されたものです。
この天保暦が太陽太陰暦です。
もちろん中国の暦を参考にしてます。
それゆえ二十四節気は日本の気候とずれているのです。
1ヶ月ぐらいずれています。
大寒といっても、もっと寒くなります。
立春も早いです。
それゆえ日本の二十四節気を作る運動さえあります。
農業には太陽太陰暦、季節と関係ないことは太陽暦でいいのでしょう。
世界と合わす事も大切なのでしょう。
そもそもこれだけ違う気候の世界で一つの暦にするのは無理があります。
何しろ太陰暦なんかはどんどん季節と違ってくるのですよ。
それでもその地域では問題なく使ってます。