井上雄彦は天才です。
36,37では武蔵が田んぼを作り、米を作ります。
田んぼ作りは大変な作業だったでしょう。
米作りも大変なのです。
昔は米つくりに命が掛かってました。
その一端が分ります。
実際の田んぼを鍬で耕した事はありません。
大変な事はよく分かります。
代掻きは愛で踏んで、人力で平らにしました。
人がたくさん居たので何とかなりましたが、あの作業を一人でやるのはどれだけ大変なのかもよく分かります。
それで今、馬耕を考え、馬を飼おうとしてるわけです。
マンガの中で畦がどれだけ大切なのかを言ってます。
なぜ畦の草を刈らなければならないのかも言ってます。
畦の草を刈らないと畦が駄目になるのです。
地面を這う草で無いと、畦はしっかりとしまりません。
草を何回も刈っていくと、自然に草の種類は変わっていきます。
自然だから、草を刈らなくていいと言ってる人たちは全然分かっていないのです。
是非読んでみて下さい。
直、マンガに出てきますが、松の皮を食べることができますが、食べれるのは内部の柔らかい甘皮の部分です。
外の硬い皮は食べれません。
秀作さんの言葉は重いですよ。
田んぼの横で、
土に出て働いて
やっと人の毒が流れていく
恐れ
迷い
こいつら(稲)には無い
人だけの毒
すごいでしょう。