「喜びから人生を生きる」、副題臨死体験が教えてくれたこと。
ナチュラルスピリット、1600円。
すでに臨死体験研究家と言ってもいいくらい、最近臨死体験、あの世についての本を読みまくっています。
最近は映画を見ても死に対して入れ込むことが出来ません。
映画では死は悲しい永遠の分かれであると描かれてるわけです。
こちらは死に対して、それほど大げさな事ではないと思ってるわけです。
感情移入が出来なくなってしまってます。
この本は末期ガンで一度死んだ女性が向こうの世界で体験した事によって、こちらの世界に帰ってきてから、ガンが奇跡的に治った話です。
これについてはわざわざアメリカから医者が彼女の住んでいた香港にまで行って検証して証言をしてます。
つまり彼女は間違いなく末期ガンで、臓器不全で一度死んで、信じられないことにまた生き返ったのです。
最近読む本のほとんどは、医者が臨死体験をした人から聞いた話を集めて検証している本が多いのです。
悲しいことにもしげたが、臨死体験の事例を集めて公開しても誰も見向きもしません。
やはり専門家と言う肩書きが無いとみんな信用しないのです。
もっとも、死の専門家なんて居ないのですが。
本来ならば宗教がこれを担当してたわけなのですが、ほとんどの宗教はすでに死んでます
死の専門家である宗教がすでに死んでしまってるなんて、冗談みたいですが本当です。
彼らに幾ら聞いても本当のことは答える事ができません。
死に付いては自ら探究していくしか方法はありません。
慰めてもらっても何にもなら無いのですよ。
死と直接対面するのは自分自身なのです。
人の死に対しては、他の人は何も出来ないのです。
この本がなぜこんなにいいのかは、彼女がインド人だからかも分りません。
普通は臨死体験のほとんどの本は西洋人です。
西洋人は古いかな、欧米人かな。
彼らの記録、特にアメリカ人の記録に偏ってますから。
最近は世界的に臨死体験を報告するサイトが出来て、この本に出てくるアニータさんも、そこに報告したのが始まりです。
彼女の体験は非常にリアリティーがあります。
一番面白いのは、彼女がニュウエイジ的な、ポジティブとか、心の持ち方でガンが治ったのではないと明確に言ってることです。
ニューエイジに毒された欧米の人の報告はどうしても、そこから離れられないみたいです。
今やニューエイジはキリスト教と同じほど欧米の人たちの精神を侵しています。
もちろん日本人の中の目覚めたと言ってる人たちや、精神的とか、スピリチュアルなんていってる方々もほとんど同じようにこの精神の病に感染している状況です
その点彼女はインド人です。
哲学的な捉え方がしっくり来ます。
是非読んでみて下さい。