下の畑でのマルチはがしが終わりました。
同時にタカキビの脱穀もしました。
これで畑での全作業が終わりました。
後は大豆の脱穀と雑穀類の精製。
大豆は棒で叩いての仕事になります。
叩く棒が大事です。
家によって、地方によって違うタイプの棒を使います。
先が二股のもあれば、曲がっている棒を使ったり、真ん中で折れる棒を使ったりとそれぞれが使いやすいものを工夫してるみたいです。
大鹿村はただの棒が多いように思います。
ふりだしでは、先が二股になった、比較的細い枝を使ってます。
手を持つところがちょうどいいぐらいの太さの枝を5本ぐらい用意してます。
天然に少し曲がってるのもいいみたいです。
大豆をたたくのはいい天気の日で無いとだめです。
どうしても完全には乾いていないためです。
乾いていないと豆ははじけません。
振り出しの大豆は脱粒しにくいタイプです。
脱粒しやすい大豆は畑ではじけてしまいます。
収穫時期を少し逃すと畑が豆だらけになってしまいます。
脱粒しにくいタイプの大豆は、当たり前ですが中々はじけないので、叩いて全部の豆を出すのが大変です。
どちらのタイプの大豆を作るかは、その人の栽培環境によります。
私達は他の作業が一杯あるので、全部終わってから大豆をやります。
その間、乾かした大豆は品種ごとにまとめてハウスに置いてます。
最近の大豆はほとんどはぜにくいタイプです。
味的にははぜるタイプのほうがいいのかもしれません。
大豆の品種を選ぶ場合は、早生と晩生もあるので、そちらのほうが優先になります。
振り出しの大豆は極早生のはぜにくいタイプと、中生の大鹿独自の品種である中尾早生です。
中尾早生もはぜにくいタイプで、たんぱく質が多くて、味もいい品種です。
大豆たたきは時間がかかります。
大豆が多くて一人でやってると、1週間ぐらいかかります。
大豆は豆腐、味噌、醤油と加工にも使うので結構たくさん作らねばなりません。
今年は30キロぐらいしか無いと思います。
半分以上ネズミに食べられました。