手植えの田植えが始まりました。

投稿日: 2014年5月22日カテゴリー: ブログ

田植え開始です。
手植えは4名。
田植え機は一人。
それぞれ5畝です。
手植えは1日で半分強、田植え機は2時間で終わりました。
この差は大きいです。
それでも手植えの田植えは続けます。
ひとつには手植えの技術を教えるためですが、もうひとつの理由は、将来は手植えになる可能性が大きいので、手植えを続けていないと急には手植えに戻れないためです。
手植えの田植えは機械とは違います。
まず、田植えの時には水は抜いておかなくてはなりません。
できれば前日から抜いて他方がいいのですが、今日は当日抜きました。
手植えの田植えには大きく分けて二つの方法があります。
まず一つは30センチ間隔で何らかの方法で線を引いていきます。
この線を引く道具は各地に色んなものがあります。
ふりだしでは、ふりだし出身で大鹿村に住んでいる中野君が作った、少し厚めで幅10センチくらいの板(ツーバイフォー材でいいと思います。)この板の下に先が細くなってる板(短い先のとがった包丁に似た形です)の板を下につけます。
この板は1-2センチ幅、長さは20センチくらい、高さは15センチくらいです。
この応用として、棒に30センチごとの小さな棒を釘で打ち、それをレイキのように手で引くように作ってもいいと思います。
用は田んぼに30センチ間隔のスジが同時に6-8本引ければいいのです。
紐を張る事も考えられますが、ヒモがたるんだりしますし意外とまっすぐできません。
もう一つは30センチと15センチの枠が二つでこれが6から10セットついたもの。
ふりだしでは2センチ角の長い角棒を3本と30せんちのほそい角材を組み合わせて作ったものです。
この枠をパタンパタンと転がしながら植えていきます。
こちらは時間がかかります。
その上3-4人でチームを組んで植えるので、チームワークが必要です。
これが意外と面白いのです。
それにみんな一緒に進んでいくので絵になるし、楽しいんですよ。
後は、植えるだけ。
植えるときは指の1関節文の深さに植えるです。
深く植えると出来が悪くなります。
たかが深さでこんなに変わるのかと言うくらい変わりますから注意して下さい。
これは意外と難しいですよ。
柔らかい土に一関節文植えるといっても、意外と土が柔らかかったりでうまく立たなかったりで、どうしても深く植えてしまいがちになります。
少しくらい倒れてもいいぐらいに思ってください。
倒れてもまた起き上がります。
浮いたものはまた除草のときに植えなおしたりもします。
田植えの後は水をあまり入れないほうがかっちゃくはいいように思います。
参考文献は「手植えの稲作り」横田不二子農文協がありますが、現在絶版で中古の本は高くて手に入りません。

お問い合わせ

ふりだし塾に関するお問い合わせは、お問い合わせフォームよりお問い合わせください。 ふりだし塾にお手伝いとして入塾したい方は、お手伝い応募フォームよりご応募ください。