アートテン農法とは畑の周りに基本4箇所情報を入れたカードを吊るすという農法です。
えっちょっと待ってという方はまともです。
普通ならこの農法はやりません。
現在でも自分なりのやり方で高品質の農産物を生産していると思っています。
当然ですが、そこに満足してるわけではありません。
いつも新しくて良いやり方があれば取り入れていってます。
この農法は農地の磁場の情報を上げるというのですか。
農地で病気が出る、害虫が増える、味がまずい等は、何らかのマイナス要因があるのでそのマイナス要因の情報をプラスにする。
詰まり、聞いてもよく分からない理論です。
やってみるしか仕方ないものではあります。
ではなぜやるのか。
ひとつには農業における絶望的な現状です。
もう一つは私達のような農業は若い人達にはとてもじゃないけど進めることができないのです。
労働の割りには収入が少なすぎます。
良い品質の農産物を作っても価格を上げることができません。
消費者は値段と見てくれ以外には気にしません。
ましてや農業のおかれた現状には無関心です。
このままでは日本の農業は崩壊してしまいます。
普通のやり方ではこの現状を突破できるとは思えません。
今回の農法は賭けです。
幸い費用のほうは今のところ1万円の入会金だけです。
他に尼崎までの交通費と講習会、懇親会と宿泊費で2万ほどかかりました。
後の経費は今のところ発生しない模様です。
主催の大和肥料さんから肥料は買いますが、肥料はどの道買わなければなりません。
出来るだけ自分で作る堆肥と肥料は継続します。
味の良い農産物が取れ、なおかつ働いていても元気が出るようです。
それ以外にもいいことは一杯書いてはいますが、一応妄信はしません。
例えば害獣が来なかった、ネズミにやられなかった、害虫がいても作物は害が無い、雹が振っても害が無かった、台風でも被害が少なかった、ハウスが飛ばなかった。
これらの情報はあるかもしれないし、無いかもしれない、詰まりそれぞれが条件も違うわけで、やってみないと分りません。
今までの経験からして、色んなやり方でそのとうり行った事はありません。
失敗する人もいるはずです。
普通は失敗例を出しません。
それでも何か感じるものがあってやって見ます。
研修会に来ていた方々はとても面白い方々です。
中には抵抗を感じる方もいましたが、さすがに歴戦の勇士が多いと感じました。
詰まり、普通は戸惑うけど、あえてやってみようと言う方々です、普通であるはずはありません。
それでも印象はいいのはさすがに長年農業の最前線でやってる方々はそれなりの方です。
ともかく面白いと思っています。