最初の人が種を蒔いて、それから農業が始まりました。
農業の始まりと共に神に全てをゆだねる生き方から、人類は自ら運命を切り開いていく事になりました。
農業の始まりと共に、大きな争いが始まります。
かたや、動物を飼い始めた人達がいました。
どのように動物を飼えば、うまく人間がその恩恵にあずかれるか、試行錯誤をしていくうちに、人間も同じように飼えば非常にいいことに気がつきました。
最初に国を作ったのは、動物を飼ってる人だったのだろうと思います。
当然ですが農業でより多くの人間が生きていけるようになりました。
ここでひとつの法則があります。
農業の収穫物が倍になると、養える人数は倍になります。
直ぐに人間は増えて生きます。
収穫物はそう簡単には増えません。
詰まり一度農業で増え始めた人口は制御が出来なくなります。
増えた人間が食べるためには、他の人達から奪うか、自分たちが減るかしかありません。
ここから始まって現在に至ります。
やはり人類は農業から堕落したのでしょうか。
それともこれは次にこれに匹敵する革命的なことが起こって、人類は先に進めるのでしょうか。
それともまた最初からやり直しなのでしょうか。
やはり人類としては、自らの知恵を使ってこの現状を乗り越えるしかないとは思います。
最初に戻ってもまた同じところに来てしまいます。
私達はどのようにしてこの状況から先に進めるのでしょうか。
まだ私にもよくわかりません。
欲を捨てただけでここを乗り越えられるとは思いません。
もっと違う方向なのだと思います。
可能性としては、生死を超えることではないかと思われます。
現世的にはどの方向に行っても行き詰まりのような気がします。
この世の事も十分に分らないのに、あの世の事まで探求しなければならないのです。
もしかしたらあの世のもっと先のことまで探求しなければならないのかもしれません。
それでも食べなければならないので、取り合えず今年も食料の生産をします。
建物も建てていきます。