冬季潅水は岩沢信夫さんの不耕起栽培の技術の一つです。
なぜ、不耕起かというと、機械を持って無い人でも米が作れるためです。
村は田んぼが余っています。
田んぼをやってみたい人もたくさんいると思います。
ここで一番問題になるのが田んぼの起こしと代掻きです。
これは機械が無いと大変な作業になります。
ただ起こさないで代掻きをしない場合は、水が漏れます、草が大変です。
この二つを解決するのが冬季潅水です。
冬場にも田んぼに水を張る事によって、田んぼに大量の意図ミミズが湧きます。
この意図ミミズが稲のワラを分解して、トロトロ層を作ります。
このトロトロ層のおかげで草が芽を出す事ができなくなります。
同時に水漏れも防ぎます。
冬に水を張る事は他にもいいことはあります。
まず、いろんな生き物が生きれることです。
夏だけの完遂では生物層は豊かになりません。
夏だけ水を利用する生き物しか生き残れないのです。
冬も水を張る事によって、いろんな生き物生き残れるし、また入ってきます。
田んぼの生き物が豊かになると蛍も復活します。
渡り鳥もやってきます。
1年でうまくいくとは思っていません。
これは何年かかってもやるつもりです。
多くの村の若い人達に田んぼをやってもらいたいのです。
政府は田んぼを集約化しようとしてます。
集約化の先には村の荒廃しかありません。
よりたくさんの人が田んぼに取り組むしか村が生き残る道はありません。
私たちは経済のグローバル化を拒否しなければなりません。
経済のグローバル化は一部の大企業だけが儲けて、地方または小さな国々は衰退するだけです。
彼ら大企業が田舎の富を全て持っていきます。
彼らに田舎を明け渡すわけにはいきません。