ヤギの発情

投稿日: 2013年12月10日カテゴリー: ブログ

ヤギの発情で飯田まで行ってきました。
酪農の長年やっている農家で、話好きのおじさんで、困りながらも勉強にはなりました。
まず、ふりだしでは発情が遅いので、寒いせいかななんて思っていたのですが、栄養不足だと言われました。
骨と皮で駄目だと言われました。
そもそも。立ってる場所が全然違うわけです。
向こうは芽一杯太らして高く売る。
こちらは草だけで出るヤギ乳は貴重なものですと言う立場です。
ただこれではヤギは太りません。
こちらは野生のヤギはこんなもんだという感覚です。
草の量も少ないとは思っていません。
ただ、発情が遅いと当然出産も遅くなります。
矢後の成育も遅れるので売るときに安くなるのはやむをえないかなあと言う感じです。
こちらには血統なんかもどうでもいいのですが、血統で無いヤギは直ぐに肉です。
最近はやむなく血統つきのヤギを飼い、子供にも血統を取ります。
その血統の子供が骨と皮なので彼らにとっては大問題なのでしょう。
熱心に穀類の買い餌を買って与えろと言われました。
買いませんけど。
次にヤギの乳絞りをやめるとき、つまり妊娠したヤギの乳をいつまでも搾れません。
大体年内で終わり、新年でやめますが、そのやめ方は今までは1回でやめていました。
後はどれだけ乳が張ってもほったらかしです。
おじさんが言うのは、乳絞りをやめるときは、張ってきたら搾り、どんどん日を空けていき、最後に張らなくなったら終わりだそうです。
このほうが乳房炎にならないそうです。
ただ、こちらは餌がよくないので彼らのやり方でいいのかどうかは分りません。
農業においては私たちは一般の農業の方と立つ位置が全然違うので、参考になることとならないことがあります。
ならないほうが多いわけですが。
この溝が大きいのです。
それでもここまで追い詰められた農業では彼らと共同でやらなければならない状況になってきてます。
この溝を埋めるにはあと何年かかるやら。

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